地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

散る時を迎えました。

2012-04-08 21:32:10 | 周囲の自然
咲いた花は、いつかは散るものですから、
しかたがないのだけれどもねぇ…。


雪が降ったように、庭に花弁が落ちています。


今年は、咲くそばから強風が吹いて、満開の時期が短かったように思います。


それでも、ソメイヨシノに遅れて枝垂れ桜が満開です。
(この写真は6日のものです)


8日(日)はお釈迦様の誕生日「花まつり」です。
それまでは、綺麗に咲いていてくれますように。

いざ、佐賀へ。

2012-04-08 20:28:15 | 日常のヒトコマ
1日の午後から、家族でお出かけすることになりました。
佐賀の妹が新居を建てまして、それを拝見しようというのが目的です。
ですが、途中の行程は全くの無計画。

「いきあたりばっ旅」です。
こういうのも、いいもんですな。

まずは、熊本空港ちかくの宿まで走って、そこで1泊。

翌日、子供たちにささやかな「船旅」を体験させたいと思い立ち、
島原へフェリーで渡りました。


1時間の船旅です。有明海だから揺れないね。熊本新港を出港し、いざ島原へ。


すると、舷側にカモメが… なんだ?なんだ??


どうも客が餌をくれることを知っているみたいです。


乗客が差し出す「かっぱえびせん」が大好物。指先からもぎ取った瞬間。


手すりに乗せていたものも、こうしてキャッチ。


中には、手抜きしているものもいます… ちゃっかりもの。


おそるおそるえびせんを差し出す私。カモメの視線が集中しているのがわかります。


バンバンえびせんを投げる娘。自分で食べる分が無くなるよ。
ちなみに、船内の売店のにあるごみ箱は「かっぱえびせん」の袋でいっぱいでした(笑)。


手を伸ばせば捕まえられるんじゃないかしら。この距離です。


そうこうしているうちに、普賢岳が見えてきました。
この日は黄砂がひどかったみたい。かすんで見えます。


後ろを見ると、なにかが迫ってきます(丸印) なんでしょう?


実は、同区間には半分の時間で渡れる高速艇も走っています。速い速い!あっという間に追いぬいて行きました。
あちらも、デッキにカモメがまとわりついています(笑)。


渡ってすぐ、島原港近くの「普賢岳災害記念館」に行きました。
展示を見て、細かいところを結構忘れていることに驚かされます。
大変な災害だったんですよね…。


平成元年に新築したお宅が、平成3年の火砕流でこのように埋もれてしまう…。
「悲しい」という言葉では表現しきれないでしょうね。自然とは恐ろしいものです。


その後、島原城などを見てから、諫早湾経由で佐賀へ。
ここも、海を遮断するギロチンのような映像で話題になった「諫早湾干拓事業」ですね。
私は初めて通りました。下の写真は、干拓道路中央の休憩所から島原半島側を見たところです。


ちょうど中間点にこのような休憩所がありました。
この事業によって、漁民は困り、干拓地に入植した農民も困る…。
一体だれが幸せになったのでしょうね?
ついさっき災害記念館で見た自然の猛威と、その自然を我がものにしようとする人間の行いの
象徴のようにも見えるこの道路とが、対照的に思えてなりませんでした。


なんだかんだとあって、佐賀に到着。
みんなで妹の手料理を堪能し、
翌日は友人のお寺にもちょっと顔を出して、武雄の宇宙科学館にも行きました。
武雄では温泉にも入って、のんびりと帰りました。楽しかったですよ♪
途中でデジカメのメモリがいっぱいになってしまったので、写真はありません…。
まるで、カモメを見に行っただけみたい(笑)。

ちなみに新居はこんな感じ。

自分たちの家を建てるっていうのは、
多くの人にとって、人生最大の買い物になるのですが、
あれこれとこだわって作っていく過程は楽しいんだろうなあ。

まだまだ、出来たてホヤホヤ、まっさらな家ですが、
これから沢山の家族の思い出ができることでしょう。
また遊びにいきますね~。

招魂祭

2012-04-08 20:15:29 | お寺の行事
ご紹介が遅くなりましたが、
4月1日(日)に、上三輪地区戦没者の慰霊祭「招魂祭(しょうこんさい)」を厳修致しました。

毎年、4月の第一日曜日がこの法要と、地区の総会にあたります。

昨年も、当ブログで紹介しましたが、
当山の裏手に、「日露戦役記念碑」が立っていますので、
そこでご供養させていただきました。

中東ではシリアやイランがどうにもキナ臭いようですし、
北朝鮮の人工衛星発射も間近ですね…。
人類が戦争をしなくてすむようになるのは、いつのことでしょうか。