1日の午後から、家族でお出かけすることになりました。
佐賀の妹が新居を建てまして、それを拝見しようというのが目的です。
ですが、途中の行程は全くの無計画。
「いきあたりばっ旅」です。
こういうのも、いいもんですな。
まずは、熊本空港ちかくの宿まで走って、そこで1泊。
翌日、子供たちにささやかな「船旅」を体験させたいと思い立ち、
島原へフェリーで渡りました。
1時間の船旅です。有明海だから揺れないね。熊本新港を出港し、いざ島原へ。
すると、舷側にカモメが… なんだ?なんだ??
どうも客が餌をくれることを知っているみたいです。
乗客が差し出す「かっぱえびせん」が大好物。指先からもぎ取った瞬間。
手すりに乗せていたものも、こうしてキャッチ。
中には、手抜きしているものもいます… ちゃっかりもの。
おそるおそるえびせんを差し出す私。カモメの視線が集中しているのがわかります。
バンバンえびせんを投げる娘。自分で食べる分が無くなるよ。
ちなみに、船内の売店のにあるごみ箱は「かっぱえびせん」の袋でいっぱいでした(笑)。
手を伸ばせば捕まえられるんじゃないかしら。この距離です。
そうこうしているうちに、普賢岳が見えてきました。
この日は黄砂がひどかったみたい。かすんで見えます。
後ろを見ると、なにかが迫ってきます(丸印) なんでしょう?
実は、同区間には半分の時間で渡れる高速艇も走っています。速い速い!あっという間に追いぬいて行きました。
あちらも、デッキにカモメがまとわりついています(笑)。
渡ってすぐ、島原港近くの「普賢岳災害記念館」に行きました。
展示を見て、細かいところを結構忘れていることに驚かされます。
大変な災害だったんですよね…。
平成元年に新築したお宅が、平成3年の火砕流でこのように埋もれてしまう…。
「悲しい」という言葉では表現しきれないでしょうね。自然とは恐ろしいものです。
その後、島原城などを見てから、諫早湾経由で佐賀へ。
ここも、海を遮断するギロチンのような映像で話題になった「諫早湾干拓事業」ですね。
私は初めて通りました。下の写真は、干拓道路中央の休憩所から島原半島側を見たところです。
ちょうど中間点にこのような休憩所がありました。
この事業によって、漁民は困り、干拓地に入植した農民も困る…。
一体だれが幸せになったのでしょうね?
ついさっき災害記念館で見た自然の猛威と、その自然を我がものにしようとする人間の行いの
象徴のようにも見えるこの道路とが、対照的に思えてなりませんでした。
なんだかんだとあって、佐賀に到着。
みんなで妹の手料理を堪能し、
翌日は友人のお寺にもちょっと顔を出して、武雄の宇宙科学館にも行きました。
武雄では温泉にも入って、のんびりと帰りました。楽しかったですよ♪
途中でデジカメのメモリがいっぱいになってしまったので、写真はありません…。
まるで、カモメを見に行っただけみたい(笑)。
ちなみに新居はこんな感じ。
自分たちの家を建てるっていうのは、
多くの人にとって、人生最大の買い物になるのですが、
あれこれとこだわって作っていく過程は楽しいんだろうなあ。
まだまだ、出来たてホヤホヤ、まっさらな家ですが、
これから沢山の家族の思い出ができることでしょう。
また遊びにいきますね~。