讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

ELECOM社製、型番不詳マイク付きステレオヘッドフォン(USBタイプ)の改造

2023-11-22 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 かれこれ10年ほど前、会社のパソコンでリモート会議をするために、自腹でマイク付きヘッドフォンを買ったのである。


 これはUSB接続をする方式だった。しかしながら、会社のパソコンのUSB端子は使用禁止ということが分かって、どうすることもできず保管していたものです。パソコンのUSB端子を使うと、USBメモリなどを接続して大量のデータが抜き取られる恐れがあるということなのでしょう。万一USB端子にデバイスを接続しても、認識されないような処置がされていました。

 イヤホン・マイクジャックに接続するタイプはOKだったので、イヤホン(これも自腹)のみ接続し、必要な場合はキーボードから文字を打つという方法をとっていました。出番が無くなってしまったマイク付きヘッドフォンは使うことなく、ジャンク箱で眠りに入ったのでした。

 最近、古いヘッドフォンのイヤーパッド交換や修理をしていて、ふとこのヘッドフォンの事を思い出した。出番のなかったヘッドフォンだが、使えるのかな?と思って、自宅のパソコンに接続してみた。

 あれ、パソコンが「最後に接続したUSBデバイスが認識されない」とか言うのである。Windows7でも、Windows10でも認識されません。なんで、どうして? ドライバーが必要なのか?

 ELECOMのHPを見てみましたが、型番が不明なのでドライバーの探しようがありません。買った時のパッケージが取説があれば分かるのでしょうか、生憎どちらも保存していません。再度ヘッドフォンを調べてみても、型番らしきものは一切ありません。

 さて、困ったな。一度も使わないのに廃棄処分か・・(それはもったいない)

 マイクは使うことがないので、ヘッドフォン機能だけでも生かせないかな? まず、USB(オス側)をカットして、ステレオミニプラグに交換することを考えました。

 うわっ、めっちゃ細い線が数本あるような、無いような。テスターで当たってみましたが、今一歩良く分かりません。線が細すぎて、これでは、改造しての再配線は困難です。白い線だけ太いのですが、何だか分かりません。ヘッドフォンのSPとは接続されていないということは分かりました。後日拡大鏡で見てみると、その線の中に極細の線が複数あるような、無いような(よく分かりません)


 もうだめかぁ・・ 一度はゴミ箱へ放り込みましたが、気を取り直して再挑戦です。ケーブルの途中に、マイクをコントロールするSWとボリュームがあるので、そこをばらします。基板には、LROという記号が書いてあります。これだ! (たぶんだけど) 

 Lチャンネル+Rチャンネル+共通グラウンドだろうという目星をつけて、手持ちの3芯ケーブルを接続します。(本来ならシールド線が望ましい)


 マイクスイッチ部分は、ビニールテープで補修します。ステレオミニプラグは、手持ちのものを使いました。


 テストをしたところ、首尾よくステレオで音が出ました。マイクは機能を停止しており、邪魔になるだけなのでカットします。


 一度も使うことが無かったステレオヘッドフォンが、ステレオミニプラグに改造され復活しました。音楽を聴いてみると、中から低音は出ますが、高音の伸びがいまいちのようです。もともとリモート会議用に設計されていたものと思われるので、音質については期待していなかったのですが、音楽用にもそこそこ使えます。これからは、活躍していただきましょう。

【改造部品および費用】
・3芯ケーブル 手持ちのため0円
・3極ステレオミニプラグ 手持ちのため0円(買うと220円程度)
・必要なもの はんだ、はんだ小手、ニッパ、ドライバー等の工具、テスター、ちょっとしたやる気
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【おまけ】
 最近、ヘッドフォンの記事を立て続けに書いていて思い出したのだが、一番最初に買ったヘッドフォンは「ホシデンルンルン」だったような記憶がある。秋葉原に行った時に買ったと思うが、お安くて作りも簡易だったし、音もたいして良くなかった。しかしながら、金のない学生時代にやっと買ったヘッドフォンだったので、なんとなく思い入れはあったのだが、比較的短期間で壊れてしまって廃棄しました。
コメント
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