JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

最終兵器 「XXX」 ができるまで、、、

2010-05-05 20:02:44 | 業務連絡

全てはちょうど今年2月に開催されたフィッシングショーより少し前に始まりました。


いつもお世話になっているニック先生主催の キンコロ2010 に参加させて頂く事となり
せっかく参加するからには悔いの残らないようにしたい! って思いからコロタマ
(特にタマミ!) 経験は1年少々と浅いものの、すでにJCAの中で作戦において気になって
いた “不安” なるものを払拭する事から始めようと。







胴からグンニャリ曲がり、粘り強い「タマン竿」はさすがにタマミ専用に開発されてるだけ
あって、ある程度の無茶もできるのですが投げ竿で撃沈するとなればこれは時にして
過酷な戦い、、、先生らもXXやらAXといった剛竿を過去に折られたりしているようです。




もちろん剛竿にしないとタマミは撃沈できない!なんて事は全くなくCXクラスの竿で弩級
を仕留めてらっしゃる方もわんさかいるくらいですし、要するに自分自身が限りなく100%に
近い信頼がおけるタックルで戦えば撃沈できるんだと思います。


ではJCA自身の信頼がおけるタマミ・タックルは?となると、、、考えてみました。
去年から本格的にハマったタマミ作戦ですが、正直、愛用のスピンパワー425AX-HSで
敵とやりとりしてる最中にあの想像も付かないような恐ろしい突進の前に竿が折れるん
ちゃう?と感じた時が何度かありましたし、大暴れに対抗し踏ん張ったりしてるとリール
シート付近に亀裂も数本、、、まっ、そう言いながら実際には折れてませんが、、、(笑)


長々と書いちゃいましたが、


簡単に言えば “タマミ専用剛竿が欲しかっただけ!” ですわ。









【2010年2月6日】


毎年恒例のフィッシングショーにても、もしかしてスピンがモデルチェンジ!?なんて
ありえもしなかったんですが、それでも心のどこかにちょこっとばかし期待があって
この日まで決断を保留にしてました。


結果はご存知の通りマジョーラっぽく見える高価なキス竿が目ぼしい新作となり同時に
JCAの対タマミ作戦用剛竿が決定されました。






シマノ「スピンパワー425XXX」


納品された2本のまばゆいシルバーの剛竿はストリップ状態にも関わらず愛用の425AX
よりズッシリと重量感がありこの時点で完成したらどんな最終兵器になるのか?想像する
だけでニヤニヤしてくるくらいでした。


こだわりを持ってらっしゃる方々は全てに至るまで自分自身でコーディネートされており
ますが、なんせまだまだひよっ子なわたくしめはストリップの竿を購入するのも初めて
だったらスレッドすら巻いた事がありません、、、それにローライダーにハイスピンダー
など現行で愛用しているガイドセッティングについてはともかく今回取り付けようとする
「KWガイド」の超弩級大物セッティングなど、、、


幸運にもJCAの周りにはニック先生を始め日頃からいろいろマニアックな事教えてくださる
方々がいらっしゃったので相談することができ難無く理想像へと近づいてゆきました。





FUJI 「LS7」


リールシートもチタン製では逆に柔らかさがありすぎて頼りないという事でみなさんお使い
のステンレス製を取り寄せてもらいました。


現行の振り出しプロサーフからスピンパワー、並継ぎスピンまでそのほとんどのリール
シートの中間部がプラスチック樹脂となってるのに対しこれはオールステンレスで竿に
取り付けた際に通常ならこのプラスチック部とに隙間ができてしまうのですが、「LS7」
関しては上からスレッドが巻け、エポキシをたっぷり充填できることから頑丈に取り付けが
可能という事! 細部に至るまで頑丈に!がキーワードですね。


今となっては入手困難なリールシートらしいのですが先生のコネでゲットです!








【2010年2月26日】


ここまで準備が整い、ガイドの口径からセッティング位置まで綿密に先生に教わり構想が
定まった「XXX」はリールシートと共に「KWガイド」の待つロッドクラフトショップへ運び
込まれました。 いや~、この日は寒かった、、、






「なんじゃい!? この硬い竿は、、、」


と言わんばかりに竿を継いで実際に曲げ、調子を窺っている店員さんも最初はスポーツ
キャスティング用かと思ってたみたいですが対タマミ作戦なる実釣用ロッドと聞いて
あ~、なるほど。の一言、、、


もちろんJCA一人じゃ何もわからないのでニック先生にも付き添って頂いて再度店員さん
と対弩級頑丈仕様をキーワードにガイド位置を相談し (← ちなみにJCAは、、、ほとんど
スレッドの色を選んだだけだったんですが、、、笑)
、更に先生から頂いた10%オフクーポン
を利用してもチタンKWガイドに工賃含めると最終的にもう1本スピンパワーが買えてしまう
額となっちゃいましたが妥協は一切せずに注文となりました。


納期はだいたい1ヶ月半とのことでしばしの辛抱。








【2010年4月15日】


4課のカレイ作戦で北で張り込み捜査をしている最中に電話が!






「ガイドが大きすぎるのでケースに入りませんね。笑」


これが数日後、ウキウキ気分で受け取りに行ったJCAが最初に店員さんから掛けたれた
言葉でした。男にはやらねばならん時があるとニック先生の名言をお借りして説明後、
完成された最終兵器を我が家へ!





“キラキラとラメ入りメタリックスレッドがいいなぁ~!” なんて思いながらも強度優先と
いう事から太糸のCスレッドでダブルラッピングしてもらったわけですが、実際に完成品も
手にしてみると カッコイイ~♪


ロイヤルブルーがシルバーボディに映える気品溢れる仕上がりじゃないでしょうかねぇ?








【2010年4月30日】


開幕戦はまだもう少し、、、と考えつつも実際に継いで振ってみたくなり晴れた日を選んで
の~んびり近くの川へお出かけして投げ練?と言うよりは試投してきました!


これまで硬い竿はAXクラスまでしか経験が無かったので当然と言えば当然ですが、
“ガチガチの鉄パイプのよう!”ってのが第一印象でした、、、でも、数回投げてる
うちにだんだん慣れてきて“ありかな?”と思えてきました。






チタンKWガイド7点(40-30-25-20-16-16-16)仕様で組み上げられた剛竿。


でもまぁ、“ありかな?”とはいえ、実釣では20~24号クラスの石鯛ラインかPEでも最低
6号以上がメインになってきますのでPE1.5号で試投したのとは全く違ったものになる
でしょうし戦場に導入してからあれこれ感じたインプラまがいな事を書けたらなぁ~と
思っております。





いつ戦いの火蓋は切って落とされるのでしょう?




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