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意外と確かなクチコミ/<稲庭うどん>100均の商品 「品質悪い」と地元怒る

2008-04-13 09:57:43 | ニュース
庶民の舌もそんなに馬鹿にしたものじゃないです。

食べ物屋さんのクチコミって

専門家の言葉より

あてになるでしょ。











<稲庭うどん>100均の商品 「品質悪い」と地元怒る(抜粋)
4月11日 毎日新聞

「ローソン」の子会社が運営する100円ショップが

自社ブランドの「稲庭平打饂飩(うどん)」を販売したことに

秋田県稲庭うどん協同組合(秋田県湯沢市)が

「品質が悪く、ブランドイメージが落ちる」

と反発している。

<「平打饂飩」の製造業者>
「本来の稲庭うどんより味が落ちる」


<ローソン>
「『稲庭うどん』は商標化されておらず、法的に問題ない」


組合側は

ローソンと業者に対して抗議を検討している。


<稲庭うどん>
①湯沢市稲庭町で300年前から作られている
②「日本三銘うどん」の一つとされ、滑らかなのどごしが特徴

③200グラム300~500円で販売
④「日本一高級な乾めん」とも言われるが
⑤類似品が出回り
⑥01年に地元業者が組合を設立
⑦19社が加盟し、製造方法と味を守っている


<ローソンの子会社「バリューローソン」>
①昨年5月、東京都、神奈川県など1都3県に86店舗を展開する「ローソンストア100」で
②「稲庭平打饂飩」(150グラム100円)の販売を始めた
③製造業者は明記していないが、組合未加盟の湯沢市稲庭町の業者に製造を委託している


<組合の佐藤信光専務理事>
「めんが幅広で薄く、のどごしが悪い。『稲庭うどん』とはとても呼べない」

「ローソンは(ギフトカタログに組合のうどんも掲載しており)稲庭うどんのことをよく知っているはずなのに残念。首都圏の人が『稲庭うどん』を誤解してしまう」


<業者>
「ローソンに頼まれ、営業戦略の一環で製造した」


<ローソン>
「流通の工夫や量、包装を少なくするなどの努力で、良いものを安く提供しお客さまには好評。『稲庭うどん』の認知度アップにもつながり、ブランドイメージを損ねるとは考えていない」











「ブランドイメージを損ねるとは考えていない」



そのとおりだと思う。



何かの品質を考えるときに

「100円ショップで売ってるようなもの」

を元に考える人は皆無だからだ。



確かに

「プラスチックの入れ物」とか

100均でも充分なものは

たくさんある。



でも

「調理器具」なんか

使い物にならない(包丁は切れない・お玉は熱で溶ける)し

工具なんかも

ひどい(ドライバーなんか、ネジより柔くて、すぐ山がなくなっちゃう)。



同じようなもので

「ユニクロ」

がある。



ユニクロの場合

「ものすごく出来が悪い」

ということはない。



だから

「コーディネートに一点」

取り入れる人はいるだろう。



でも

「ユニクロでフルコーディネート」する人は

少ないはずだ。



どうしても

「1ランク上の着こなし」と比較すると

見劣りするからだ。



みんな

100均にしても

ユニクロにしても

「暗黙の了解」

のように使い方を心得てる。



だから

「100均」で

「おいしいよ」って売り出しても

「大したことない」

ってのはみんな分かってる。



本物が

「この程度のもの」

とは思わないだろう。



ただ、それでも

「『稲庭うどん』は商標化されておらず、法的に問題ない」

からといって

何の許可も得ず

「100均」で売ることについて

商売上の道義問題というのはあるのかもしれない。



類似品対策で

「製造方法と味を守るため」に

わざわざ地元業者が組合を設立してるわけだしね。



しかし

そのことにしても

「たかがコンビニの社長」

がやることだし

許してあげようじゃないですか。



「『稲庭うどん』とはとても呼べない」

と訴えたことで











逆に「知名度が上がった」のかもしれないし・・・。
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