食べごろのまーるいゆべし(みちのくスイーツ列伝NO17)

オレが子供の時分、『ゆべし』ってずっと丸いものだと思っていた。
近所のお菓子屋さんが作っていたゆべしをうちの家族全員が好きで
よくおやつに食べさせられた。
そのゆべしの形が丸だったのだ。
丸いゆべしの真ん中にヘソのようにクルミのかけらが乗っていて
中に蜜が入っていた。

初めて食べた四角いゆべしは、
たぶんどっかから貰ったお土産だったと思う。
いつも食べる丸いゆべしはハダカだったけど
丸いゆべしより小さいその四角いゆべしは
包装されていて、なんか高級に見えた。

でも四角いゆべしは硬いのが多く、近所のお菓子屋さんの丸いゆべしの方が
やわらかく美味しかったことはハッキリと記憶に刻み込まれている。
そんな『丸いゆべし』を最近はみないな~と思っていたら
今日家に帰ったらあるではないか。

母がスーパーで見かけ、やはり懐かしく感じて買ってしまったらしい。
昔近所のお菓子屋さんが作っていたのに形は似ているけど
こちらはゴマが入っていてクルミも潰して練りこんである。
ボリュームもあり、もっと田舎風味というか東北(みちのく)らしさを感じる
いかにも山形らしい野趣のあるゆべしだ。

それにこのゆべしは名前もなかなかいい!
『食べごろ福々ゆべし』
一口食べると幸せを感じる福々しい味のお菓子だ。

(※東北以外にも丸いゆべしって普通にあるんだろうか??)

製造はお隣の山形県山形市のお菓子屋さん峰月堂
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