日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

シベリア抑留者への首相よりの「感謝状」

2011-02-15 09:59:33 | 日記
【シベリア抑留者への首相よりの「感謝状」(資料提供は内海愛子さんより)】
ご主人はハバロフクのさらに北、ボストーチニーに抑留されていたそうで、ロシア人に結構、よくしてもらって悪い印象はないそうです。

内海一久 殿

戦後酷寒の地において長期間
にわたって劣悪な環境の下で
強制抑留され過酷な強制労働 
に従事し多大の苦難を強いら
れた御苦労に対し政府として
衷心から慰藉の念を表します

平成二十二年十二月

内閣総理大臣
菅 直人

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支部ニュース 2011年2月号

2011-02-15 08:49:39 | 日記
                           2011年2月14日
【ミニコンサート】3月12日(土)19時開場 20時公演開始
ウクライナ出身のアーチスト、ナターシャさんとエナさんによるミニコンサート 
「kyoukaisen 境界線」
会場 中区薬研堀2-13 LIVECAFE jive 082-246-2949
チケット  前売り券2500円  当日券3000円 
発売場所  サンモール広島(紙屋町) 3階 ロキア 082-246-1555

【第9回 日ロフォーラム ウラジオストク報告 (第2回)】
日ロフォーラム ウラジオストク 新しい歩み、絆をつくる     
日本ユーラシア協会広島県連理事長 伊原敏子
「日本海を平和な海に、未来世代への尊き遺産ー平和と共生」のテーマを掲げた第9回日ロフォーラムと「鎮魂と平和・友好の碑」建立15周年記念集会が9月20日、21日、ウラジオストク市で開催されました。このフォーラムは、沿海州対日友好協会(ワレンチ・ブーラヤ会長)ロ日協会(モスクワのイーゴリ・ロマネンコ会長)と日本ユーラシア協会の共同開催です。
 フォーラム第1日目はウラジオストク市中心にあるアルセーニェフ博物館のホールで幕を開けました。日本側を代表して竹田会長は、「両協会がめざすユーラシア諸国民との草の根の友好交流による、平和・人権・民主主義を守る崇高な国際ボランティア活動はますます重要であり、第二次大戦でシベリアで亡くなった日ロ両国民の慰霊と、日本海を平和と友好、共生の海にという尊い価値の大きさを次世代へ確実にゆずり渡す目的のために、この第9回日ロフォーラムを成功させよう」と開会挨拶をしました。(承前)
[フォーラムと日本文化紹介]続いて、日本側から池田均副会長、高杉邑彦立命館大学平和ミュージアム館長と私。ロシア側からも3名の発言を行いました。私は「核兵器のない世界づくりを次世代に継ぐために」のテーマで、日本ユーラシア協会が憲法9条を15ヶ国語訳したパンフを、広島・長崎の被爆写真、国際署名を15の独立国に送付し、各国の取り組み状況、昨年の5月のNPT再検討会議へ向けての、日本の大きな取り組み、その後の核廃絶の国際署名を呼びかけました。
「アンゼランスの鐘」虫プロ制作アニメ映画、長崎の原爆を扱った「アンゼランスの鐘」はロシア語字幕つきのロシアで初上映でしたが、「涙が止まらなかった。平和の喜び、幸せについて考える機会をありがとう。」「より多くの人に見せたい。」などなど多数の感想文からも大きな感動と原爆反対の思いを伝えるものとなり上映は成功でした。フォーラムに参加していた沿海州社会団体会長から、この映画を映画祭に出したいとの希望が伝えられました。
[記念植樹と慰霊祭]第2日目のフォーラムは国立海洋大学で行われ、日本側5名、ロシア
側7名、いずれもすばらしい発言でした。「鎮魂と平和・友好の記念碑」建立15周年記念集会は記念碑がAPEC(2012年)の準備のため移設し、記念碑前では不可能でしたが、21日午後国立海洋大学構内の「平和の並木道」で行われました。全国の協会会員から贈られた5000羽の折り鶴を木々に飾り、ろうそくを灯し、線香を手向け、参加者によってシモツゲの苗木を記念に植樹し、「ふるさと」の歌を合唱しました。折り鶴3000羽は呉市の松前涼子さんの見事な作品で、のちにアルセーニェフ博物館と専門学校に寄贈しました。この記念祭には、同校の生徒、韓国、中国の留学生も多数参加し感動的な慰霊祭となりました。海洋大学は9月21日国連の「平和の日」にちなんで「平和の並木道」」をつくり、石碑を立て、平和への誓いを確認しあいました。
[日本総領事館、沿海州ロ日協会と懇談]22日午前はドゥビューリ専門学校を訪問。150名の小・中・高生、教師と日本文化の交流を、20名の生徒にお抹茶の体験。広島の川通り餅とお抹茶を「オーチン、フクースナ」(大変おいしい)と喜んで飲んでいました。時間が限られていたので、話を交わすことが出来なかったのが残念でした。午後、金閣湾クルーズ(20名)、あとの10名は日本総領事館を訪問、長谷川朋範主席領事と懇談しました。ウラジオストク市民は、領事館の日本文化行事にもたくさん参加する、親日的な市であることも伺いました。協会からは、第9回日ロフォーラムの歴史と内容、碑の建立、今後の復元、日ロ平和条約締結促進の協会の取り組みや、核兵器廃絶署名、広島・長崎原爆写真展、博物館交流など協会活動と今後への要望を伝えました。(私もその一人として)そのあと、日ロ協会会長の招きで、アルセーニェフの晩年住居の博物館見学、会議室で手作り料理の歓迎懇親会が1時間余り続き、両国の歌を歌ったり、お土産を交換したりしました。この協会はモスクワから自立的に発展し、若い女性が多く、日本語を話す会員など120名が参加しているそうです。
[地元のテレビ新聞が伝える大きな反響] ウラジオストク地元のテレビ・
ラジオ局は、このフォーラムの会場の討議と、「鎮魂と平和・友好の碑」建立15周年記念集会の模様をニュースとして、3日放送、新聞も報道しました。特にテレビニュースを見た市民からの反響が大きく65万人の市民にかなり広がりました。また、両協会の障害児交流を知り、ハバロフスク市から障害者団体代表が松葉杖をついて参加したのも感動的でした。
[付記]沿海州対日友好協会会長ブーラヤ・ワレンチナさんの発言より(概略)
92年にウラジオストク市の閉鎖指定が解除され、94年ロ日協会が設立、15年を迎えた。この数年間に私たちの協会には若い人や、海洋大学、国立総合大学など有名大学の教員、記念館の職員などが加わり、会員は地元のマスコミを使って、積極的に、日本の憲法9条の中身を宣伝している。住民に憲法9条の内容を広く知らせるために円卓会議を開き、その場で全国紙と地方紙に日本の憲法9条を掲載することを決定した。例えば2005年には9条と「京都議定書の必要性について」の記事を。太平洋戦争終結を記念して「平和と友好」の石碑を日本ユーラシア協会と合同で建立し、市役所にさまざまな平和の記念碑をきちんと守ってもらうためと平和構築のシンボルとするために、記事を掲載し、平和共存と平和を呼びかけるお手本として日本国憲法9条を引用した。農村部の人たちにも憲法9条を知らせることが重要であり、その取り組みにも憲法を引用。私たちは活動を通じて、すべての人たちに「平和は何より尊いもの」と訴え、民間外交を通して「21世紀の平和と非暴力の文化」というスローガンに書かれたマニュフェストの原則を普及しようと試みている。多くの人たちは日本国憲法に「国の交戦権は、これを認めない」と戦争放棄をうたった9条という条文を知らないからー。私たちのこの交流は両国の友好関係が双方に利益をもたらすこと、平和を守るために協力関係を強めて行きたいという心からの願いを証明している。私はブラヤ会長に2008年東京で日ロ女性の懇談会の時会い、広島から送った原爆写真の礼を言われ、憲法9条のパンフを学校の授業で扱ったことを聞き感動し、私が着けていた9条ブローチをブラヤさんの胸に着けてあげ、固い握手を交わしたのです。このブローチは、呉市の胡谷孝美さんの作で銀製です。

【書籍紹介:トルストイ家の箱舟(デイヴィス・ふみ子著群像社刊】昨年公開された映画「終着駅―トルストイ最後の旅」の原作とは、また異なった視点を与えてくれる秀作。最近ロシア語訳本が出版されました。[写真参照]

【2011年度ロシア語能力検定試験(前半)日程】4級3級検定は5月29日(日)に
実施の予定です。
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支部ニュース 2011年1月号

2011-02-15 08:35:25 | 日記
日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2011年1月18日
【第9回 日ロフォーラム ウラジオストク報告 (第1回)】
日ロフォーラム ウラジオストク 新しい歩み、絆をつくる
                 日本ユーラシア協会広島県連理事長 伊原敏子

「日本海を平和な海に、未来世代への尊き遺産ー平和と共生」のテーマを掲げた第9回日ロフォーラムと「鎮魂と平和・友好の碑」建立15周年記念集会が9月20日、21日、ウラジオストク市で開催されました。このフォーラムは、沿海州対日友好協会(ワレンチ・ブーラヤ会長)ロ日協会(モスクワのイーゴリ・ロマネンコ会長)と日本ユーラシア協会の共同開催です。
 フォーラム第1日目はウラジオストーク市中心にあるアルセーニェフ博物館のホールで幕を開けました。日本側を代表して竹田会長は、「両協会がめざすユーラシア諸国民との草の根の友好交流による、平和・人権・民主主義を守る崇高な国際ボランティア活動はますます重要であり、第二次大戦でシベリアで亡くなった日ロ両国民の慰霊と、日本海を平和と友好、共生の海にという尊い価値の大きさを次世代へ確実にゆずり渡す目的のために、この第9回日ロフォーラムを成功させよう」と開会の挨拶しました。(以下次号へ)

【2011年度ロシア語能力検定試験(前半)日程】
 4級3級検定は5月29日(日)に実施の予定です。詳細は要項確認してください。

【ミニコンサート】
3月12日在広島のアーチストによるミニコンサートが実施されます。詳細は次号で。

【シベリア抑留者への首相よりの「感謝状」(資料提供は内海愛子さんより)】
ご主人はハバロフクのさらに北、ボストーチニーに抑留されていたそうで、ロシア人に結構、よくしてもらって悪い印象はないそうです。

   内海一久 殿

戦後酷寒の地において長期間
にわたって劣悪な環境の下で
強制抑留され過酷な強制労働 
に従事し多大の苦難を強いら
れた御苦労に対し政府として
衷心から慰藉の念を表します

平成二十二年十二月
内閣総理大臣
   菅 直人






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支部ニュース2010年12月号

2011-02-15 08:24:21 | 日記

日本ユーラシア協会広島支部ニュース             2010年12月11日

【2010国際交流協力の日に参加しました】11月14日(日)、国際会議場地下一階で国際交流バザー、国際会議場前百米道路広場で屋台を出店しました。[写真右下]

【<<< ロシア語ニュース 2010/11/19 >>>より転載】
● 中級・上級者向けの会話主体のロシア語講座を12月2日より開催します。
内容: 毎回異なるテーマでロシア人ゲストと会話し、講師が留意点を解説することによりロシア語による実用的なコミュニケーション能力の向上をはかります。
講師: 藤田 誠 (ロシア語通訳)+ロシア人ゲスト
曜日・時間: 12月2日より毎週木曜日午後7:00~8:45 (12/2, 12/9, 12/16, 12/23, 1/6, 1/13);
 受講希望者が一定数に満たない場合は開始日が順延となります。
場所: 広島市留学生会館1階交流ラウンジ  費用: 7,500円(+入会費:4,000円)
受講の問い合わせは090-8242-7993にお願いいたします。 日本ユーラシア協会広島支部ロシア語委員会 http://eurasian.fc2web.com/  090-8242-7993 eurasia_h@hotmail.com

【音楽CD「Zaman-aiザマナイ(時代よ!)発売】[広島支部でも扱います。]
1989年カザフスタンとアメリカのヒバクシャが連帯して核実験反対運動に立ち上がった。詩人スレイメノフ氏の告発によって、それまで原因不明の健康被害を受けてきた住民たちが、その原因を知らされ、怒りを爆発させた。その後、核実験反対のデモ行進や集会は、核実験周辺のみならず「ザマナイ」の歌とともにカザフスタン全土に広がった。1991年の核実験閉鎖記念集会には、全世界からヒバクシャが集まった。
ネバダ・セミパラチンスク反核運動の象徴となった「ザマナイ」を歌ったのがカザフスタンの国民的な歌手といわれるローザ・リムバエムだった。ローザさんは1995年と2005年来日し公演している。1995年には日本ユーラシア協会の招きで来日し、広島公演も行った(2005年は愛知万博のナショナルディに)。今回CDを製作したヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)のメンバーもこの広島公演開催に参加した、その当時は「ザマナイ」の歌い手であるとの認識はなかった。一方で「ザマナイ」は、幼かったカザフサスタンの子どもたちの心に深く刻み込まれていた。2000年、日本留学の夢を抱いたアケルケ・スルタノワが、ヒロセミの橋渡しで日本への留学を果たし、広島で「ザマナイ」を歌った。初めカザフ後で、その後、目本語訳を加えながら留学生によって歌い継がれたこの歌は、歴史の潮流の中で世界に広がっていたヒバクシャの存在を人々に再認識させるものであった。2009年夏、TV番組「ノーモアヒパクシャ」での「Zaman-ai」に衝撃を受けた高橋朋子さんは、世界の核兵器廃絶のため同曲を広めたいと日本歌詞に着手。2010年夏、「平和の灯火のつどい」(主催:広島市女牲団体違絡会議)に招かれ平和公園慰霊碑爾にて「Zaman-ai」を二か国語(日英)で熱唱。CD作成に関わった、第1期から数えて今年第12期の留学生たちは2つの国、2つの町を結ぶ架け橋となっている。[写真左:広告用チラシ][写真右:小畠さんとローザさん]

【第21回日本語による世界平和弁論大会】11月7日ロシア語圏の生徒と交流しました。
[写真左:左から二人目がカザフスタンのヌルダナさん(山陽女学園高等部)]
[写真右;ロシアのナスタシアさん(広島女学院高校)]













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本支部規約

2011-02-15 08:13:11 | 日記
日本ユーラシア協会 広島支部規約
(名 称)
第一条 本会は、日本ユーラシア協会と称し東京に本部を置く。
    本支部は、日本ユーラシア協会の下部組組織として広島支部と称し事務所を広島市内に置く。
(目 的)
第二条 本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。
(会 員)
第三条 本会の会員は、本会の目的に賛成し会費を納める個人及び団体とし、普通会員、賛助会員、団体会員に分ける。
(役 員)
第四条 本支部に次の役員を置く。
   ①支部長一名、支部総会で選ばれ支部を代表する。
   ②副支部長若干名、支部総会で選ばれ、支部長を補佐代行する。
   ③理事長一名、理事中より選ばれ、理事会の決定に従い会務を総轄する。
   ④理事若干名、総会で選ばれ、会務を審議し決定執行する。
   ⑤会計一名、総会で選ばれ、会計を処理する。
   ⑥監事二名、総会で選ばれ、会計を監査する。
   ⑦顧問若干名、支部長が委嘱し会務につき諮問を受ける。
   ⑧事務局長一名、理事会で互選し理事会に従い日常会務を処理する.
   役員の任期は、繧会から次期総会までとし留任を妨げない.
(機 関)
五条  支部に次の機関を置く。
   ①総会は、役員及び会員をもって構成する本支部の最高機関で、年一回以上開かなくてはならない。但し定期総会は、年一回としその他は、臨時総会とする。
   総会は次の事項を決める。
    イ.年度事業方針。
    ロ.年度の予算及び決算の承認。
    ハ.役員の選任。
    二規約の改廃。
   ②理事会は、年六回以上支部長(支部長不在の場合は副支部長)が招集して開かれ会務につき審議し決定し、執行する。
   ③事務局は、理事会の下におき日常会務を処理する。
(事 業)
第六条 本支部は、第二条の目的を達成するために必要な次の事業を行う。
   ①親善のためのパーティ及び懇親会の開催。
   ②文化・経済・政治その他の各種使節の交換。
   ③日本ユーラシア諸国の文化交流。
   ④ユーラシア諸国の事情の研究と詔介。
   ⑤ユーラシア諸国関係文化施設の設立と経営。
   ⑥日本ユーラシア諸国貿易と産業に関する調査と斡旋。
   ⑦日本ユーラシア諸国間の諸条約協定締結・改廃についての世論の喚起。
   ⑧機関紙(誌)その他出版物の発行。
   ⑨その他本会の目的を蓬成するための事業。
(会 計)
第七条 本支部の経費は入会金・会費・事業収入及ぴ寄付金で賄う。
第八条 入会金は、100円とし、会費は次のとおり定める.
   ・普通会員 一ケ月 700円以上(誌代を含み、特別会員500円)
   ・賛助会員 一ケ月 300円以上(学生会員なども)
   ・団体会員 一ケ月2000円以上
   ・メール会員    無料とする。(但し、機関誌希望は有料)
附則 この規約は、2003年4月19日より施行する。


連絡先: qyu015271030gmai1952l20130103@gmail.com
08055054872

( qyu015271030@at4.mopera.ne.jp は現在使えません。)

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