日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

日本ユーラシア協会広島支部ニュース2011年12月24日

2011-12-25 05:06:47 | 日記
日本ユーラシア協会広島支部ニュース2011年12月24日

【県連(日本ユーラシア協会広島県支部連合会)理事会が開催されました。】
12月10日、留学生会館で開催されました。以下はその内容です。
1 会長挨拶
2 経過報告
10月30日 ペアセロベ協力
11月5日 全国常任理事会
11月9日 ロシア少年少女舞踊団「カリンカ」公演 主催:広島支部 共催:実行委員会
翌10日 市民交流 赤十字・原爆病院慰問公演
11月12日13日 全国女性集会 安曇野 松本猛氏(ちひろ美術館元館長)講演 
          呉支部 佐々木 県連 伊原参加
3 協議事項
①2011年度 中国・九州ブロック会議について
日時 2012年2月5日(日曜日)13時~17時 終了後 懇親・交流会
場所 広島国際会議場(平和公園内)3階研修室3
内容 総会議案の審議 協会の活動について 各支部の活動状況について 仲間作りについて
[懇親・交流会]場所:OTIS(オーティス:広島市文化交流会館・旧厚生年金会館向かい)
 会費:2000円 メキシコ料理のお店です。
[問い合わせ・参加申し込み]会議、懇親・交流会とも参加の有無を出来るだけ事前にお知らせ下さい。
連絡は0824-34-0564(伊原電話FAX) 08055054872(川携帯)
②全国総会 日時:2012年3月17日(土)18日(日)
場所:本会議 石川県立音楽堂「交流ホール」
 分科会 国際交流センター
テーマ:「環日本海の平和・友好・共生と3.11の復興をめざして」
分科会:1平和条約 2文化・芸術交流 3言語の教育・普及 4青年交流 5学術・経済・姉妹市都市交流 6国際交流・旅行 7核廃絶・脱原発
③第10回 日ロファーラム開催案について
2012年 札幌市で開催決定 9月下旬
テーマ「日ロ平和条約締結を促進し、次世代への平和と安全、共生」
④今後の各支部の活動について
広島支部 12月24日 支部理事会
呉支部  12月11日(日)第16回総会 ビューポート呉 13:30~
     講演「北方領土と千島列島」楠忠之 教育研究所理事
⑤その他 新年号名刺広告について
ベトナムに於ける抗米闘争について

【ダマー 映画祭 in ヒロシマ 終了しました。】 
延べ16、000名の参加で盛況でした。画像で紹介します。
11/25~11/27NTTクレドホール。写真は 豊川 悦司さん、忽那汐里(くつなしおり)さん。

【駐日ロシア大使講演会:戦争と安全への脅威のない世界」】12月18日来広のミハイル・ベールィ駐日特命全権大使にカリンカ公演開催にあたってのお礼を述べました。(広島池田平和記念会館)

【ヒロシマ学習―2012 脱原発 自然エネルギーの可能性を知ろう!】
日時:2012年1月14日(土)13:30~15:45
場所:西区民化センター大会議室C 
参加費:500円
プログラム:全国文団連交流集会報告(事務局長:亀岡恭二)
      脱原発―自然エネルギーの可能性を知ろう!
      講師:木原省治(「原発はごめんだヒロシマ市民の会代表」)
主催:広島県文化団体連絡会議
問い合わせ:082-295-5065(音楽センターひろしま)082-293-1119(ヒロシマ映画センター)

【ウクライナ料理教室が開催されます。】
期日:2012年1月21日(土曜日)10~12:30
場所:東区温品公民館082―289-0256(東区温品7-8-19)
チエブレキ(餃子)、クルブニカ ソ スメターノイ、シーチキンサラダ(ウクライナ風)の3品を作ります。
会費600円、先着20名。
エプロン、バンダナ(三角巾)、布巾、筆記用具持参。
参加申し込みは28日より公民館(HPあり)へ。


【平岡敬先生講演会 「ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマから何を学ぶか」】
(予定です、変更あり)
 日時:2012年1月28日(土) 14:00~16:30
 場所: 広島女学院大学ヒノハラホール5Fアッセンブリーホール
 参加費:500円(資料代)高校生以下無料
 主催 : ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマから学ぶ会
 共催 : 東区九条の会準備会、九条の会・牛田、戸坂九条の会、その他
 後援 : 広島県九条の会ネットワーク、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

【さよなら島根原発大集会 ~「守ろう!大地・海・空・食・こどもたち……」~】
 日時:2011年2月12日(日) <2011年12月6日での計画>
 主催:さよなら島根原発大集会実行委員会
 タイトル:さよなら島根原発大集会 ~「守ろう!大地・海・空・食・こどもたち……」~
 場所:松江市総合体育館大体育室
 スケジュール(集会、講演、パレード):
 1:30~1:50 オープニングイベント ミニライブ
 1:55~ 開会挨拶   主催者あいさつ (島根原発の状況報告)
 2:10~ 今中哲二さん講演
 2:40~ 各地からのあいさつ 鳥取、岡山、山口、広島等
 3:10  閉会挨拶&パレード説明
 3:30~ パレード出発 
 4:30  解散
 パレードコース:総合体育館~中電~県庁

【のぞいてみましょう!!「脱原発のドイツ」「ナチスのドイツ」を】
 [第二幕]百花繚乱の「ワイマール文化 芸術と生活」
 日時:2012年2月21日(火曜日)10:00~12:00
 場所:ロードビル3階(東区光町2-9-24)
 話題提供:田村栄子(東区母親連絡会会長、ドイツ現代史研究、元佐賀大学教授)
 問い合わせ:伊藤栄(082-229-1548) 田村栄子(082-228-9762)

【問題提起:「日ロ領土問題解決・平和条約締結促進を目指して 事態打開の方途をさぐる」】
 日本ユーラシア協会西目本ブロック会議(2011,2.12、於キャンパスプラザ京都)で日ユ協 会常任理事・京都府連会長長砂實さんより提案。(第2回)

2.「日ソ共同宣言」以降の日ソ交渉の経過と「成果」'
1)日本
①「日ソ共同宣言」調印の意義と限界、米ソ冷戦:「ダレスの恫喝」、沖縄、「四島一括返還論」(「千島北千島」論、「『南千島プラス歯舞・色丹』『北方領土』」論)の形成
②一貫した歴代自民政権の対米従属姿勢、「冷戦終緒」後も、「四島一播返還論」に固執
③頻繁な首相交代一連の「声明」・宣言」の採択(「四島」名明記)、領土と経済協力
④「特措法」改正などの「高姿勢」、無為無策
(以下次号へ)
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書評 環境問題の数理科学入門 評者:津田敦(東京大学大気海洋研究所)

2011-12-08 09:21:40 | 日記
[転載]
http://www.kaiyo-gakkai.jp/main/josnewsletter02_final_low.pdf
書評
環境問題の数理科学入門

J. ハート著 小沼通二・蛯名邦禎 監訳
シュプリンガー・ジャパン、2010年発行、299ページ、2700円+税、ISBN978-4-431-10085-0
津田敦(東京大学大気海洋研究所)

訳者の一人である中本正一朗さんから献本された時、正直に
言って少し戸惑った。というのは、環境問題に関する出版物は、
取扱いの難しいものが少なからずあるからである。しかし、読
み進むうちに、この本は環境問題の本というよりは、もっとプ
ラクティカルに科学を扱う場合の入門書であることがわかった。

原題「Consider a Spherical Cow」は少しふざけた題にも思
えたが、「牛を球体として考えてみよう」は、この本の本質を
表している。我々は、海洋の物質循環や生物の個体群動態を考
える時、例えば、多くの種が混在する植物プランクトンを一つ
のグループとして考え、クロロフィル濃度から炭素量に換算し、
適当な経験式で一次生産を見積もる。まさに球体の牛を仮定し
て物事を考えているのに気づく。

本書は第 3章から構成されており、第 1章は、簡単な頭の体
操で、与えられた問題に簡単な仮定をおいてどう数理的に扱う
かを例示する。第 2章はボックスモデル、熱力学や化学平衡論
で使われる基本的な方法を紹介している。第 3章は「封筒の裏
を越えて」と題されており、第 2章で紹介した封筒の裏程度で
できる簡単な計算から、少し現実の姿に近い複雑なモデル例を
紹介している。例えば第 1章では「米国では靴直し職人は何人
いるでしょうか?」または、「地球上の植物の年間生長量全体
のうち人間が食べた割合はどのくらいでしょう?」。第 2章で
は「地球大気中における H 2Oの滞留時間はどのくらいでしょ
うか?」、「地中海の海水を死海に引き込んだら、どのくらい発
電できるでしょうか?」、「人為起源の硫酸や硝酸を考えなかっ
た場合、雨水の pHはいくつになるか?」といった問題を解
く。第 3章では、少し問題は複雑になって、「14Cをトレーサー
として、太平洋の溶存無機炭素の平均滞留時間を見積もり、大

気海洋間のガス交換係数を求めなさい」といった問題が出題さ
れている。各設問に対して、あくまで球体の牛的には、どう考
え、どこから手をつけるのかを示すとともに、背景となる原理
を簡単に説明し、手と頭を動かし解いていく手順が示されてい
る。さらに、そのあとには似たような手法で解ける演習問題が
いくつか示されている。

必要とされる数学的知識は、高校程度でほぼ理解できるので
はないだろうか。最近の高校を知らないが、簡単な微分方程式
を理解できれば、内容の 9割は理解できるはずである。くどい
くらいに繰り返されるのは、ストック、フローと滞留時間の関
係である。基本であるが、学生のうちから、これらを叩き込ん
でおくことは必要かもしれない。個人としては馴染みのあるロ
トカ・ボルテラの競争式とか、ロジスチック成長式などの項を
見ると、あまりに簡素な説明なので、多分、他の項においても、
原理とごく初歩的なさわりの部分だけが述べられているのであ
ると想像がつくが、地球の平均温度とか、海水中の炭酸系の平
衡とかを自分で計算してみるのは楽しかった。

著者が述べている本書の 2つの目的とは1)近似的な解に到
達する方法を学ぶ、2)環境科学の諸概念を、問題解決という
視点から学ぶ、である。2)には若干疑問が残ったが、1)に
関しては明らかに優れた書である。今年からでも授業で使いた
いと思った。
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ダマー 映画祭 in ヒロシマ終了しました。

2011-12-08 08:08:00 | 日記
ダマー 映画祭 in ヒロシマ終了しました。 
延べ16000名の参加で盛況でした。画像で紹介します。

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世界人権デー記念イベント アイヌを学ぶ アイヌに学ぶ

2011-12-07 08:23:32 | 日記
世界人権デー記念イベント
アイヌを学ぶ アイヌに学ぶ
第1部 映画『TOKYOアイヌ』の上映(午後1時45分~)
第2部 宇梶静江さんの講演(午後4時~)

<宇梶静江さんのプロフィール>
1933年、北海道浦河郡生まれ。詩人・古布絵作家・絵本作家・アイヌの解放運動家。首都圏のアイヌ民族4団体でつくるアイヌ・ウタリ連絡会代表。2004年、アイヌ文化奨励賞を受賞。2008年、北海道の洞爺湖で開かれて「先住民族サミット・アイヌモシリ2008」にアイヌ代表の」人として出席。今年3月に吉川英治文化賞を受賞。古布絵を使った絵本に『シマフクロウとサケ』『セミ神さまのお告げ』『トーキナ・ト』(いずれも福音館書店)、近著に『すべてを明日の糧として』(清流出版)がある。俳優の宇梶剛十は息子。
目時: 2011年12月10日(土)午後1時40分より5時40分まで
場所: 広島市まちづくり市民交流プラザ・マルチメディアスタジオ(広島市中区袋町6-36袋町小学校となり)
入場料: 1,800円(予約は不要です)
主催: 公益杜団法人アムネスティ・インターナショナル日本ひろしまグループ
協カ: 広島YWCA
後援: 広島市、広島市教育委員会
間い合わせ先: 090-3177-7336(野間)

『TOKYOアイヌ』映像製作委員会
http://www.2kamuymintara.com/film/index.htm

[以下は資料より抜粋]
生活の海ー首都圏。ここに暮らす五千~一万人といわれるアイヌ民族。
この映画には、いままで聴くことのなかった隣人としてのアイヌの声が満ちている。
「日本はアイヌに対して変われ変われって言ってきたんです。いや、変わるのは俺たちではなくて、日本の人たちが自己変革なリ、社会変革なリをしない限リは・・・」

私たちはこの映画に耳を澄ますことで、隣人でありながら、私たちの目には映っていなかった一群の人々の存在に気づそのことによって、私たち自身や社会のあり方を問い直すことを迫られるだろう。
アイデンティティとは、文化とは、祖先とは、コミュニティーとは、自然とは、そして、生きるとは・・・。

製作の経緯と趣旨『TOKYOアイヌ』映像製作委員会
 なぜ、NHKの大河ドラマは、武家の総大将=征夷大将軍が相手とする夷、つまり「コシャマインの戦い」や「シャクシャインの戦い」を題材としないのか?自らの家族と大地を守るべく、侵攻する和人国家と勇壮に戦ったアイヌ民族の姿を真正面から描く映画が誕生すれば日本杜会のアイヌに対する無知、無関心を根底から揺さぶることになるだろ。
 2006年の終わり頃、首都圏に暮らすアイヌのフチ(※1)から熱い電話がかかってきた。
「私の眼の黒いうちに、アイヌの映画を作って!アイヌの声を残して!」
 フチはこの映画にも登場する古布絵作家の宇梶静江さん。百十数年前、岩波映画が秘かにアイヌの英雄シャクシャインの物語を映画化しようとした時に、弟の浦川治造エカシ(※2)と関わったフチである。この企画が岩波映画の倒産で流れてからも、「アイヌが主人公の映画」が、首都圏在住のフチとエカシの体内で炎となって燃え続けていたのだ。
 二人の想いに促され発足した映像製作委員会は、2007年春に一人の映像作家と出会ユ先住民の生き方に共感してTBSを辞した森谷博(※3)である。彼が撮影・編集・監督を一手に引き受け、市民の志しを集めながらの自転車操業で、この映画の撮影は始まった。
 当初の狙いは、「カムイミンタラ」(※3)と名づけたアイヌ文化伝承施設を独力で建設していた浦川治造エカシを撮ることだった。浦川エカシはアイヌの精神を、言葉ではなく、体と生きざまで語る男だ。大きく、温かいアイヌの心で現代の荒波を生き抜いてきた一人のアイヌを描くことで、首都圏にアイヌが力強く生きていることを示そうと私たちは考えたのだ。
 撮影が始まり数ヶ月後の2007年9月、「先住民族の権利に関する宣言」が国連総会で採択されたという報らせが飛び込んできた。時代の流れを感じた森谷監督と映像製作委員会はテーマを拡げ首都圏アイヌ・コミュニティの歴史と現在を描くべきではと考え始め私また、撮影が進行するにつれ、r首都圏アイヌの活動を撮ってほしい」という希望が、アイヌ側からも寄せられるようになってきた。そこで2008年に入って、この映画は『TOKYOアイヌ』とタイトルを変える。その6月、日本政府は国会決議を踏まえ、明治国家樹立から百四十年余をへて、アイヌ民族を日本の先住民族として認め、アイヌ民族政策立案に向けて初めて動き出すこととなった。
 歴史のうねりを背景に、3年半の月日をかけてこの映画は完成に漕ぎ着けた同時代を生きながらも黙殺され続けてきた隣人の言葉に、カメラは目と耳を澄ましてきた。五千人とも一万人ともいわれる首都圏で暮らすアイヌたち。その中で声を上げる人たちはまだ僅かである。だが、ここに写し撮られた語りと声の中にこそ、アイヌ民族の歴史が生きられていることは間違いない。この映画を観ることで、多くの人たちが己の文化と歴史を生きるという普遍の課題に気づき、その問いに深く向きあっていただけたなら幸いである。
(※1)フチ=アイヌ語でお婆さんの尊称。
(※2)工カシ=長老
(※3)森谷博=元TBSディレクター シベリア、アマゾンなどの先佳民族を取材し、「森の哲学者メイナク族」でハイビジョンアワード2000選定委員賞受賞。
(※4)カムイミンタラ=千葉県君津市にある私設のアイヌ文化施設。アイヌ語で「神力の遊ぶ庭」の意味。








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