日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

伊東良徳『再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない』

2014-03-25 16:27:34 | 日記
再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない……伊東良徳
2014年3月号電子版論文
『科学(電子版)』第84巻第3号,e0001頁,2014年
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/e-Kagaku.html
再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない……伊東良徳  e0001
 (約18MBのpdfダウンロード。最初の3ページ(750KB)についてはこちら)

東京電力福島第一原子力発電所の電源喪失が津波到達後におこったのかどうか。この点は,原子力発電所がどのような備えをもつべきかに関する,非常に重要な論点です。伊東氏の論考は,緻密な論証により,津波到達時刻以前に電源が失われたことを示し,東京電力の主張を論破します。題名に「再論」とあるのは,本誌2013年9月号掲載の同名の論考をさらに深めたものだからです。本稿では,東京電力との主張の相違点を明確にし,東京電力の主張の不合理さをより一層浮き彫りにしています。福島原発事故の検証を独自に行っている新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会において本論文が注目されており,今後の議論が注目されます。今回の論文公開は,本誌の社会貢献活動として,無料で行います。
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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2014年3月20日

2014-03-20 11:42:14 | 日記
      日本ユーラシア協会広島支部ニュース   2014年3月20日

【日本ユーラシア協会第54回全国総会が開催されます。】
日程:4月12日(土)13日(日)
場所:横浜市健康福祉総合センター・横浜平和と労働会館(JR桜木町駅前)

4月12日(土)横浜平和と労働会館
理事会・常任理事会
分科会 13:00~17:00 *分科会により、時間帯と会場が異なります。
①日ロ平和条約(13:00~17:00 平労3階)
②学術・経済(13:00~17:00 健福 904)
③文化・芸術(13:00~14:50 健福901.902)
④平和・脱原発(13:00~17:00 平労4階)
⑤ロシア語(13:00~14:50 健福 903)
⑥組織・次世代(15:10~17:00 健福 903)
⑦国別交流・姉妹都市(15:10~17:00 健福 901.902)
レセプション 18:30~20:30ナビオス横浜

4月13日(日)健康福祉センター4階
本会議 10:00 ~15:30
理事会・常任理事会 

【ロシア語能力検定試験】
第63回ロシア語能力検定は2014年5月25日(日)に3、4級の試験が実施されます。
詳細は決まり次第次のホームページでお知らせします。お申し込みも本部宛が便利です。
http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/#
広島会場:広島まちづくり市民交流プラザ南棟会議室C(予定)

【ひろしまフラワーフェスティバル】5月3日~5月5日
 今年はМатрёша マトリョー社マリーナさん( Marina Golovenkoさん)が講師でマトリョーシカ絵付け教室が開催されます。
[関連記事と写真Facebookより]
● 『マトリョーシカとの出会い』東京 (写真71枚)2014年1月東京でのマトリョーシカ絵付け体験イベントです。マトリョーシカを作る時、大人も子どもの頃へ戻ってしまう!それぞれ完成したマトリョーシカを見ると非常に面白いです。その人の性格や特徴がそのままマトリョーシカに現れています:)自分の服の色までマトリョーシカの格好を同じくする人って結構いるんですよ:) ― 場所: 東京駅 (Tokyo Station)
●広島ホームテレビ 『あした記念日 』2月28日放送~動画は http://www.youtube.com/watch?v=xdf1GncWiPk

【科学者が語り合う 戦争と平和憲法】
主催 第九条の会ヒロシマ http://9-hiroshima.org/ ノーベル物理学賞を受賞された益川さんと同じ物理学者で教育者でもある松田さんをお呼びします。お誘いあわせの上、どうぞご参加ください。
日時 3月29日(土)13:30~15:30 会場 広島平和祈念資料館メモリアルホール

【日本ベトナム国交樹立40周年記念 ベトナム民族歌舞団  『黄色い竹』 広島公演】
日時:2014年4月5日(土)14:00(開場13:30)
会場:アステールプラザ中ホール(広島市中区加古町4-17)
鑑賞料: 一般 2000円(当日2500円)
     中・高校 1000円(当日1200円)
     小学生以下 無料 
主催:NPO法人広島ベトナム協会 
後援:駐日ベトナム大使館 協力:日本ベトナム友好協会広島支部 
問い合わせ:tel 082-511-8152(NPO法人広島ベトナム協会) fax 082-511-8153
      730-0013  広島市中区八丁堀15-10 セントラルビル9階不二ビルサービス内

【呉支部関連記事】
1ヶ月に1回のペースでロシア語学習会を開催しています。昨年11月には、旅行、ロシア語、料理室、オペラなど非常に多才な一杉次郎さん、エルビラさんご夫妻の歓迎会を開催しました。 今年2月には一杉次郎さん、エルビラさんが講師のウズベキスタン/ロシア料理教室を開催しました。  ラグマン、クステヴィ、ズダロビエサラダ、みかんのゼリー菓子を作りました。 次に旅行を2つお知らせします。
① 2015年6月?7月「シベリア鉄道で行く白夜のサンクトペテルブルク」 ② 2016年「ウズベキスタン旅行」
旅行メニューとしてホームステー、ダーチャ訪問、オペラ観賞など。タシケントとサンクトペテルブルクでの暮らしが長かった一杉さんご夫妻の計らいで、 ユニークな旅行を格安の値段で実現できそうです。2つともまだ企画の段階です。
もし興味がありましたらご一報ください。
ロシア語学習会の予定をお知らせします。場所はいずれもビューポートくれ小会議室です。4月6日(日) 5月11日(日) 6月1日(日) 7月6日(日) 8月3日(日) 9月7日(日) 
呉支部総会(3月30日)   日本ユーラシア協会呉支部 藤井孝志記

【広島一カザフスタン友好訪問団(仮称)】」今夏、広島空港からチャーター便で実施されます。
行程2014年8月28日(木)~9月1日(月)
日時、行程、宿泊場所は次の通り。
8月28日(木) 10:30広島空港集合 11:30出国手続き 13:00約広島空港発(約7時間) 17:00アスタナ着 19:00夕食 アスタナ泊
8月29日(金) (グループに分かれて行動、セメイ市訪問団は別途) セミパラチンスク核実験場閉鎖25周年式典 アスタナ泊 (セメイ市訪問団は、29日30日別途。セメイ泊)
8月30日(土) AM:アルマティヘ移動 PM:市内見学等 アルマティ泊(セメイ市訪問団は、別途。)
8月31日(日) 終日:アルマティ市近郊  (企業訪問、シベリア抑留者墓地、世界遺産等) (別途セメイ市内 セメイ医科大学等)22:00 アルマティ空港発(約7時間) 機内泊
9月1日(月) 08:00 広島空港着 09:00 現地解散
チャーター機トランサヴィア航空(KLMオランダ航空)を予定。
参加対象は
①経済ミッション関係②ヒロセミ関係③県議会関係(連合広島関係含む)④一般参加者募集(どなたでも参加できます。)

【文集 宙(おおぞら)第29号】中村さんの作品を紹介します。(第3回)
「ホオズキ」と「一本の指」と 中村康治
 妻美佐子を胃がんでなくして3年余りになります。生前の妻は高血圧(200超)。ぜんそく発作にも悩んでいました。
 
 被爆当時、妻は国民学校(現小学校)2年生でした。建物疎開のための動員を受けた母親と一緒に土橋に向かう途中でした。、父親は出征して、6月、沖縄で戦死しました。東観音で観船橋(観音橋の一つ上流にかかる橋。被爆当時は現在の位置より若干上流よりにかかっていた)を渡る直前でした。気がっくと板塀の下敷きで、 その板塀を除いて外に身体を出したものの、既に母親と2人の妹達の姿はなく、 お気に入りの日傘も吹っ飛んでいました。母親は乳飲み子を乳母車に乗せ、3歳になる妹の手を引いていました。それにしても、板塀と日傘でピカの光熱線が遮られたのが幸いでした。ひとりぼっちになり、あるいは?と、西観音の自宅まで戻ったものの、誰も居ない。呆然としていました。その時、近所の顔見知りのお姉さん(20歳くらい)から声をかけられ、万一のときには己斐の知人宅に集まろうと家族間で話し合われていたことを思い出し、お姉さんと一緒に己斐に向かって歩き始めました。己斐駅が近くなった頃、お姉さんから「この様子では己斐の山手の方もやられているに違いない。無理して行くよりは、私の知っている草津病院に行きましょう」と案内していただきました。 それから草津病院の防空壕で一週間余り過ごしました。毎日僅かばかりのお小遣いもいただきました、それでホオズキを買い、ふくらませ、音色を聞いて寂しさを紛らわせていました。また、まわりの人たちに倣って、天花粉(てんかふ)を買ったりもしました。一週間が過ぎようとした頃、各地の警防団のおじさんたちがトラックで避難所を見て回り、草津病院にも訪ねて来られました。ひとりのおじさんから「あんたは○○さんの孫ではないう?」と聞かれ、「そうです」と答えると、「連れて行ってあげよう」とトラックに乗せられ、最後には長い道のりを背負ってもらって、母親の実家まで運んでいただきました。そうしてやっとの思いで全員無事であった家族との再会を果たすことができたのでした。たいへんな夏休みでしたが、夏休みが終わっても元の小学校は2学期どころではなく、しばらくの間、地元の小学校に転入することになりました。
 一方の私ですが、その頃は滋賀県大津市の旧制中学校の生徒で、軍需工場に動員されていました。なにかしら聞き取りにくい、例の「玉音放送」があった後、まもなくして父親から親類の多い広島の様子を見に行くように言われ、超満員の列車に乗り込みました。最初に向かったのは可部でした。横川駅から可部線に乗ったときの異様な情景に先ず驚きました。吊り手という吊り手には真っ黒になるほどにハエが群がっており、気持ちの悪いことこの上ない。目の前の座席に座っておられた老人が言われるには「この度の爆弾は毒ガス弾に違いない」と。可部の親類の無事を確認し、次に草津に向かいました。横川駅から己斐駅まで、見渡す限り一面の焼け野原でした。どこをどう歩いたのか記憶は定かではありませんが、できるだけ最短距離を進もうと、焼けあとの区画を斜めに歩いたりもしたように思います。その途中、人の手の指とおぼしきものが焼け跡に無造作に転がっていました。偶然に私の目に留まったのでしたが、あるいは一本だけ残された指が私に何かを訴えたかったのでしょうか。己斐駅まで何とかたどり着き、宮島線で草津駅に到着。親類の無事を確認することができました。
 一本の指の訴えは「どのような理由があろうと、再びこのような非人道的な兵器が使用されないように」というものです。 そのためには戦争があってはなりません。軍拡ではなく、軍縮でなければなりません。北東アジアに非核地帯を設けましょう。「核の傘」は不要です。子や孫のために、核の恐怖のない平和な21世紀を一日も早く共に築きましょう。
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ウズベキスタン/ロシア料理教室感想

2014-03-01 23:15:25 | 日記
先日(2014年2月16日)はウズベキスタン/ロシア料理教室にご参加ありがとうございました。お陰で楽しい1日を過ごす事が出来ました。
呉支部 藤井孝志記

ー呉市に素晴らしい料理の先生が来られましたー
 今回の料理教室は当初から話題を呼びました。
「えっ、あのエルビラさんが料理を教えてくださるのですか』と、国際交流広場へイベント企画(料理教室)を持ち込んだ際に、担当者から驚きの声があがりました。どうやらロシア語を話すエルビラさんはその明るくユーモアに富んだお人柄からか、日本語を学習する愉快なウズベキスタン人として人気の的のようでした。何とエルビラさんの日本語の先生が、エルビラ先生の料理教室の生徒として申し込まれました。
 先着30名様までと呉市の広報に掲載させていただきました。この広告のチラシを作るとき、講師の一杉エルビラさん、一杉次郎さん(講師兼通訳)から4品の料理、ラグマン、クステヴィ、ズダロヴィエサラダ、みかんのゼリー菓子の紹介をいだだきました。ラグマンに讃岐うどんを使う理由、ゴススタンダードの意味、日本産のみかんが旧ソ連圏では高級品であった事など興味を引く内容ばかり。そのせいでしょうか、チラシが出来上がるとすぐに(昨年12月上旬)洋裁学校の生徒さん10名が申し込まれ、1月中に30名に達してしまいました。
 講師もさることながら受講生も多士済々でした。特に男性受講生3人の意欲満々には驚きました。
 Aさん、呉市の広報誌に掲載されるとすぐに申し込まれました。熱心にメモを取られて調理もすごく積極的でした。
 Bさん、映画鑑賞団体のみなさんから「シェフ」と讃えられている彼は料理の達人です。普段は無農薬/自然農法で米や野菜を作り、どこへ行くにも自転車に乗り、自給自走を目指しています。講師の一杉さん達の「瀬戸内のダーチャ」にも通じるとことがあったようです。
 Cさん、久々にお会いしたCさんは若いころの藤井の山仲間でした。すっかり老紳士に変身してしまった彼は、60歳を過ぎた今もロッククライミングをされているとの事、一杉さんの料理と楽しいおしゃべりに魅了され、料理教室後の茶話会にも出席されました。
 前日の買い出しに参加した女性は、「一杉さん夫婦は絶えずユーモアに富んだ話をしたり冗談を言いあっていて、買い物がとてもおもしろくて楽しかった」と話していました。
 料理教室当日、一杉さんご夫妻は最初に、受講生みんなを講師用キッチンテーブルの周りに集めて、実演しながら料理のことについて話され、調理の手順を説明されました。このお話がとてもおもしろくて良かったそうです。みなさん熱心にメモを取られていました。講師と受講生の笑顔と笑い声がとても印象的でした。
 アンケートでは「とても美味しい」、「調理は簡単」が圧倒的に多くて主催者は大喜びでした。感想には「とてもおもしろくて楽しい料理教室でした」とたくさん書かれてあり、次回への期待がかかります。また、「一杉次郎さんエルビラさんと行くウズベキスタン旅行」企画の要望も出されました。日本ユーラシア協会広島県連呉支部への期待がかかります。(藤井記)
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