日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

トムスク印象記「日本とユーラシア」2011年4月号

2011-04-26 08:29:57 | 日記
トムスク印象記 

2011年2月下旬から約2週間、縁あって、ロシア・トムスク市に滞在しました。トムスク市は、シベリア西部に位置する、人口49万人ほどの街です。日本からトムスクまでは、まず日本(今回は広島)から空路で北京を経由し、ノボシビルスクまで飛び、ノボシビルスクからトムスクまで、バスに5時間ほど乗りました。滞在時の気温は、おおむね−10度前後。最も温かかった日の最高気温は、+1度でした。通りには雪や氷が積み重なっており、街全体が白く覆われていました。街の中心を流れるトミ川も凍っていました。
さて、トムスクで体験したМасленицаという行事についてお話しようと思います。ご存知の方も多いかと思いますが、Масленицаは、ロシアで伝統的に祝われている春の祭りです。私が滞在した期間は、丁度、この祝祭と重なっていたので、現地の人々と一緒に祝ってきました。祝祭の過ごし方は、地域によって様々だと思いますが、トムスクの場合は、Масленицаの週の日曜日に、街の一角にある森の広場にたくさんの屋台が並び、会場は多くの人でにぎわっていました。森でスキーやスケートを楽しむ家族連れも散見しました。私も、屋台で買った焼きたてのシャシュリーク(棒付き肉)などを食べながら、雪景色が美しい森の中を散歩したりして過ごしました。午後には、広場に設置されていた木製のかかし状の巨大な人形に火がつけられました。これには、現地の人の話によると、「冬を焼き払う」という意味が込められているそうです。その日も気温はもちろん氷点下でしたが、皆、元気に外に出て、屋外の屋台でごちそうを食べ、歌い、踊り、談笑し、思い思いの時間を過ごしていました。その風景は、間もなく訪れる暖かい春の満ち満ちた活力を予感させるものでした。今回のトムスク滞在の中で最も印象的で、楽しかった一日でした。

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ひろしまフラワーフェステイバル会場

2011-04-24 02:15:37 | 日記

ひろしまフラワーフェステイバル会場
国際会議場前広場の20番が広島支部のブースです。

<< ロシア語ニュース 2011/04/20-1 >>>より転載します。
● 今年も日本ユーラシア協会広島支部はフラワーフェスティバル(5月3日~5日)に参加いたします。
 当日は以下の品目を販売いたしますのでご期待ください。 
ボルシチ
 ロシアの民芸品(マトリョーシカ他)
 ロシアのビールBALTIKA
 ロシアウォッカ (フラグマン、オールドウォッカ、リトアニアのサマネ)
 グルジアワイン
 シベリアアムール地方のジャム(コケモモ、ブルーベリー、黒スグリ)と菩提樹の蜂蜜
 サンドリヨンの黒パンとロシア産ライ麦粉で作ったケーキ、シンデレラ
 サモワールで沸かした紅茶 

フラワーフェスティバルでお手伝いいただける方を募集しています。
お手伝いしていただける方には交通費及び昼食代として1日あたり\2,000を支給いたします。
メールまたは携帯(090-8242-7993)までご連絡ください。
  日本ユーラシア協会広島支部ロシア語委員会
http://eurasian.fc2web.com/
090-8242-7993 eurasia_h@hotmail.com

<<< ロシア語ニュース 2011/04/20-2 >>>
● フラワーフェスティバル(5月3日~5日)で販売を予定しているワインは以下のとおりです。
価格が\1,800以上のワインは少量の販売となります。
メールまたは携帯(090-8242-7993)で4月24日までにご予約いただければ5月4日までお取り置きいたします。
前金、違約金等は頂きませんので気軽にご予約ください。
グルジアワイン 会員価格 一般価格
101 オールドトビリシ 赤 赤/辛口\1,100 \1,300
102 サペラヴィ 赤/辛口 \1,300 \1,500
103 ナパレウリ 赤/辛口 \2,700 \3,000
104 ムクザニ 赤/辛口 \2,700 \3,000
201 アラザニ 赤 赤/やや甘口 \1,000 \1,200
202 ピロスマニ 赤/甘口 \1,800 \2,000
203 オジャレシ 赤/甘口 \2,400 \2,700
204 アハシェニ 赤/甘口 \2,700 \3,000
205 キンズマラウリ 赤/甘口 \2,900 \3,200
206 フヴァンチカラ 赤/甘口 \4,000 \4,400
301 オールドトビリシ 白 白/辛口\1,000 \1,200
302 ムツバネ 白/辛口 \1,200 \1,400
303 ツィナンダリ 白/辛口 \1,200 \1,400
401 アラザニ 白 白/やや甘口 \1,000 \1,200
402 ピロスマニ 白 白/甘口 \1,600 \1,800
403 トゥヴィシ 白/甘口 \2,200 \2,400

今回初めて販売する203オジャレシは世界最古の葡萄品種オジャレシから作られたワインです。
 
日本ユーラシア協会広島支部ロシア語委員会
http://eurasian.fc2web.com/
090-8242-7993 eurasia_h@hotmail.com

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チェルノブイリ原発事故:25年 強制移住の元住民、今も苦悩--広島大准教授調査

2011-04-20 08:36:41 | 日記
チェルノブイリ原発事故:25年 強制移住の元住民、今も苦悩--広島大准教授調査

川野徳幸・広島大准教授 ◇故郷喪失、今も苦悩
 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(86年)から26日で25年になる。広島大平和科学研究センターの川野徳幸准教授らは、原発近くの町から強制移住させられた元住民10人から聞き取り調査をした。元住民らは故郷を追われた喪失感に、長年苦しんでいた。福島第1原発の事故が波紋を広げる中、川野准教授は「原子力の是非を議論するとき、事故がもたらす負の部分にも向き合わなければならない」と指摘する。【加藤小夜】

 調査は09年6月~10年5月に実施した。チェルノブイリ原発から約3キロのプリピャチ市の元住民で、現在は約100キロ離れたウクライナの首都キエフ在住の男女10人(事故当時7~48歳)を対象に、事故が住民に与えた影響を調べた。原発職員や家族ら約5万人が暮らしていたプリピャチ市は強制移住の対象となり、廃虚となった。

 当時41歳の女性は「事故後約1週間で『住民は戻れない』と言われて、近しい人が突然亡くなったかのよう(な気持ち)だった」と振り返り、「安定した生活が突然失われた。完全に人生が変わってしまった」と回答した。当時7歳の女性はバスで複数の避難地を経由してキエフにたどり着いた。「住居、学校、仕事から引き離されて、一から生活を始めなければいけなかった。大変なストレスだった」と訴えた。体験を「分かってもらえない」「つらい悲しい思い出だから」などの理由で「(周囲に)話さない」と答えた元住民が複数いた。

 強制移住させられるとともに約3年間、原発で事故処理に当たった事故当時23歳の男性は「よく分からない敵と、ずっと戦争をしていたような感じ」と表現、「恐怖の夢をよく見る。消えることのない記憶だ」と話した。

 川野准教授は「住民たちは社会基盤そのものを失い、全てを構築し直さなければならなかった。故郷に帰れない心理的影響も大きい。原子力の陰の部分が、これまで議論されてこなかったことを危惧する」と語る。

 調査結果は、23日午後6時15分から、広島市中区の広島市まちづくり市民交流プラザであるチェルノブイリ事故25周年を話し合う集会で報告される。

毎日新聞 2011年4月19日 大阪夕刊

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エントロピー学会 春の緊急研究集会のご案内

2011-04-18 21:20:01 | 日記
「原発の廃炉に向けて-福島原発同時多発事故の原因・影響の真相を総合的に解明する-」

3月11日に、東北・関東大震災および福島原発事故が発生しました。エントロピー学会は、創設以来、長年にわたり原発問題に取り組んで参りましたが、今回の未曾有の福島原発事故の勃発を受けて、その原因や真相、そして影響を徹底的に解明する必要があると考えております。そこで、春の研究集会を「原発の廃炉に向けて:福島原発事故の原因・影響の真相を総合的に解明する」というテーマで開催することといたしました。記念講演者として、ジャーナリストの広瀬隆氏、特別報告者として元東芝社員の設計技師の後藤政志氏をゲストとしてお迎えいたします。
皆様の積極的な御参加をお願い申し上げます。

【日時】 2011年4月23日(土)14:00~18:30 4月24日(日)10:00~17:00
【会場】 同志社大学 新町キャンパス「臨光館」 301号
(京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」より北西へ徒歩8分)
http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html

【プログラム】※最終確認を得られていない場合があり一部変更する場合があります。御了承ください。
4月23日(土)14:00~ 18:30
◎記念講演 広瀬隆(ジャーナリスト) 福島原発同時多発事故から何が分かったのか そして、私達は何をすればいいのか
◎報告   福本敬夫(大阪大学教員) 原子炉から大気、水、食品、人体への放射能汚染の広がりをどうみるのか
◎報告   菅井益郎(国学院大学教授)飯舘村現地調査の報告

4月24日(日)10:00~17:00
10:00~13:00
◎特別報告 後藤政志(元東芝技術者)福島原発事故で何が起こったのか:原発設計技術者の視点
◎報告   井野博満(東京大学名誉教授)福島原発事故で何が起こったのか:その意味するもの
◎報告   黒田光太郎(名城大学教授)東電・保安院などの事故対応・情報発信はなぜお粗末なのか:柏崎刈羽原発での経験を踏まえて
◎報告   室田武(同志社大学教授)原発廃炉の経済学に向けて:二酸化炭素1990年比25%の検証
◎報告   三輪大介(沖縄大学地域研究所特別研究員)上関原発の工事中止の行方

14:00~17:00 
◎パネルディスカッション パネリスト上記報告者等(広瀬氏以外)
司会:山田國廣(京都精華大学教授)・和田喜彦(同志社大学教授)

【参加費】会員・非会員同額/予約不要 一般:1,000円 学生:無料
(会員以外の皆様の参加も歓迎します。非会員の皆様、この機会に原発問題を真剣に議論してきたエントロピー学会の会員になってください。意欲ある学生・院生さんも会員になれます。)
【主催】エントロピー学会 
【後援】同志社大学、同志社大学経済学会 
エントロピー学会HP:http://entropy.ac/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=529
【お問い合わせ先】同志社大学経済学部 和田喜彦 yowada@mail.doshisha.ac.jp
電話Fax:075-251-3582




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今語る、チェルノブイリ原発事故25周年

2011-04-14 11:01:04 | 日記
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