恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

5/14(火)連雀亭 日替り昼席

2019年05月14日 | 噺とか
ひょんなことから平日の昼に時間ができまして、
できることなら顔付けの素晴らしい池袋に昼夜で入り浸りたいのですが、
時間的にそこまでの余裕もなく、久しぶりに連雀亭へ。
元日以来ですかね。
様々な協会からの出演者のある連雀亭ですが、
竹千代さんと小んぶさん以外は初見。
開演前にようやっと「つ離れ」した連雀亭はこんな感じでした。

竹千代「壷算」
ぽん太「五月幟」
笹 丸「粗忽長屋」
小んぶ「そば清」

竹千代さんは鼻血が止まらなくなったというエピソード。
少し話は盛っているんでしょうがねぇ。面白く聞きました。
お医者さん関係の話かと思いきや、「壷算」へ。
やはりいつも聞き慣れているものと細部が違うんですねぇ。
芸術協会の寄席にも顔を出してみようかしら。

ぽん太さんは好楽師匠の弟子ということで普段の寄席ではお目にかかりません。
かけた噺は珍しい噺なのでしょうか、「五月幟」という季節の話。
酒飲みの亭主が五月人形を買うはずが飲んでしまって、
というようなありがちな展開の噺ですが、初めて聞きましたね。
年中行事があまり意識されなくなってしまった昨今、
サゲのあたりの面白い言い回しが若い人にはピンとこないのかも。
かくいう私も後で復習して合点がいったわけで。
なかなか珍しい噺を聞くことができました。

笹丸さんも初めてお目にかかります。
丸眼鏡をかけた方なので、新作でもやるのかと思いきや、しっかり古典。
眼鏡をかけていて、古典に入ると眼鏡を外す人がいますが、
この方はそのまんま。
粗忽なキャラクターを演じるのもなんとなくキャラにあって面白いですね。

トリの小んぶさんが唯一の落語協会所属の方。
ちょいちょい寄席でお見掛けしたように思います。
この日は番頭として受付にも立っておられた小んぶさんは、身長が180㎝を超える巨漢。
整体ポリープの疑いがあって医者にかかった話と、
相撲取りと間違えられたエピソードをマクラにして「そば清」へ。
師匠であるさん喬師匠の型を踏襲しつつも、独自のくすぐりも入っています。
そばを手繰る所作はもちろん、噺の間もいい感じ。

平日の昼、連雀亭ののんびりとした空気はいいもんですね。

恐懼謹言。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5/5(日祝)第134回 四の日寄... | トップ | 5/15(水)179回 熱血若手落... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿