恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

11/22(水)鈴本演芸場 夜席

2017年11月22日 | 噺とか
春風亭一之輔師匠がトリを務める鈴本です。
仕事を早めに切り上げて会場直後の鈴本に向かうと、
平日とはいえ盛況の入りでございました。
最終的にはほぼ満席に近い状態だったんじゃないかなと。
とはいえ、良席を確保してゆったりと楽しむことができました。

きよひこ「狸の札」
一 蔵「のめる」
ストレート松浦「ジャグリング」
藤兵衛「たらちね」
扇 辰「雪とん」
ダーク広和「奇術」
馬 石「時そば」
志ん輔「豊竹屋」
-仲入り-
正 楽「紙切り(赤垣源蔵・勧進帳・一之輔師匠・時そば)」
天どん「タラチネ」
ホンキートンク「漫才」
一之輔「心眼」

・きよひこさん、この間の池袋と同じく「狸の札」でした。
 元気がよくていいですねぇ。

・扇辰師匠の「雪とん」は初めて聞く噺でした。
 雪の降る冬の描写や女性の色っぽさがいいなぁと。

・馬石師匠での「時そば」は初めてでした。
 細かい描写が通常のものとは異なっており、
 こういう風に演じるのかーと楽しませてもらいました。
 定番ネタではありながらも、馬石師匠らしさが出ていたなぁ。

・志ん輔師匠は一朝師匠の代演でしたが、
 会場の明るいムードとともに大盛り上がり。
 久しぶりにこのネタを聞きましたが、こういうばかばかしさがとてもたまらない。

・正楽師匠は風邪の引き始めということで、トークは控えめ。
 紙を切りながら、何が何だかわかりません、と。
 こういう日もあるんでしょうが、作品はいつもと遜色ない出来栄えでした。

・天どん師匠、相変わらずトリの一之輔師匠をいじりつつ、
 藤兵衛師匠が演じた「たらちね」からあえてかぶせる「タラチネ」。
 この流れが素敵ですねぇ。

・ホンキートンクは新ネタを披露。
 弾さんがまさかのセリフ忘れというアクシデント発生。
 いやーこういうのもたまらなく面白い。

・一之輔師匠は「心眼」でした。
 盲目の方が客席にいると、こういう話はできないというエピソードをマクラで語っていましたが、
 この話が妙に心に残りました。
 何でもかんでも配慮しすぎるっていうのも考え物なのかなぁと。
 世の中全体に言えることなんでしょうがね。
 噺自体、たっぷりと聞かせながらもしっかりと笑いもとる。
 一之輔師匠、さすがだなぁと感じる一席でした。

恐懼謹言。
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