計器見るな！だって？？

飛行機には計器（メーター）が、いいーーーぱい付いてる。かっこえーなーー！でも、飛行教本を読むと、なるほど、全部必要だわ！三次元を移動する関係の計器、と、エンジン関係の計器。通信・ナビ関係の計器。車だったら、どっち向いてる？標高は？なんて計器無いもんナ！
飛行機には「ギアチェンジ」が無い！エンジンの回転数だけで、スピードが変わる。ただし、姿勢を上向きにすると、スピードか落ちる。下向きにするとスピードが出る。これとエンジンの回転数（スロットル。車ではアクセル！）との関係で、上昇・下降をするんですね。機体の姿勢は、アテチュード計（水平儀、あの半分青い奴）でみる。
さあて、とりあえず、滑走路にでて、エンジンを、最高にふかせば、あっという間に６０ノット（100ｋｍ）。ハンドルを少し引いて、上向きの姿勢にすると、離陸する。75ノットぐらいを保つように、姿勢をコントロールしながら、上昇！また上昇！あんがい簡単に飛んじゃう！
管制から指示された1500ft（450ｍ）になったら、エンジンを2300回転にしぼって、水平飛行。安定したら、エレベータートリミングを調整して、ハンドルが軽くなる状態にする。
私にとっての大問題！ハンドルは左手一本！右手は「スロットルレバー」から、放しちゃいてない！！！（筋肉痛の元だな！）何かやる時は、必ず片手ハンドルでなきゃいけない！（パイロットは左腕を鍛える必要アリ！！
フライトシュミレーターオタクだった、この生徒、上手いもんだ！ピターっと一定高度で水平飛行！
教官：（うむう？なぜだ？飛べてるじゃないか？普通ここで、パニクッテルとこなのに！）
ヘッディング（方位）を、あっちにせい！コッチにせいと、いろいろ言ってくる。
教官：（むうう！できてる！あっ判った！ようし！）
教官がメモ用紙破いて、折り紙を始めた！
ちょっと、もっとかまってよ！気、悪くした？？
何と！何たる事！ 丸く折ったメモ紙を、こともあろうに、水平儀に被せた！（当然見れない）高度計にも！上昇下降計にも！「このまま、真っ直ぐに飛んで！」
え！ええ！どうやって？
教官：（この！計器ばっか頼ってからだよ！このシュミレーター野郎！）「外の水平線とか、雲とか、見ればいいんですよ！」
「高度が変わると、スピードも変わる！」
なーーるほど！これが、「飛ぶ」ということか！
カルチャーショックでした！