沖縄・台湾友の会

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「台湾の声」「対米外交の大きな前進となる蔡英文・マッカーシー会談」

2023-04-08 23:57:16 | 日記
「台湾の声」「対米外交の大きな前進となる蔡英文・マッカーシー会談」

「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)


外交と国防は国を守る両輪。
外交は銃を持たない国防。
国防は銃を持つ外交。

台湾の元首、指導者が国交のない国、例えば日本に入国することはできない。
ただ唯一国交を持たない国で台湾の指導者が行ける国は米国。
米国はトランジット外交という形、他の国に行く経由として訪れるという形。この形は台湾にとってとても屈辱的な外交手段。この形の外交だと通常はアメリカの高ランクの政治人物と会うのも難しい。

そんな中ケビン・マッカーシー下院議長と蔡英文総統の会談が実現した。この会談が良かったかどうかは中国の反応を見れば分かる。中国大使館はケビン・マッカーシー下院議長をはじめとする19名の下院議員に恫喝のメールを送った。

実際この恫喝に屈しず、蔡英文総統の会談に19名で丁重に出迎えた。この様子はすべてマスコミに公開された。その場に来たマスコミは160社。マスコミの数を見ただけでも、今回の会談がどれだけ世界から注目されているか分かる。

会談の時間は二時間、通訳なし。
会談後に共同記者会見。
共同記者会見後、ケビン・マッカーシー下院議長とその他議員はまた独自の記者会見を開いた。
またケビン・マッカーシー下院議長は蔡英文総統とあったことをTwitterで6回も投稿している。余程興奮しているのが分かる。

会談の場所にも意味がある。
今回の場所はレーガン大統領記念図書館。
レーガン大統領は反共産主義。
ソ連との冷戦で、共産主義に勝ち取った大統領でもある。
レーガン大統領の姿勢とは力による平和。
これは今の民主党政権とは違う。
この場所にもこのようなメッセージが含まれている。

蔡英文総統は台湾は世界で信頼されるパートナーになることに対して物凄く努力をしていると発言。
そして台湾は善の力。
平和と民主はかつてないほどの挑戦を受けていると蔡英文総統は話した。台湾は現状を守ろうとしている。

ケビン・マッカーシー下院議長は今回は超党派の意向ということを強調した。これは超党派で台湾を支持している。米国の民意は台湾を支持しているという表れ。

ケビン・マッカーシー下院議長は今後重要な動きとして、バイデン政権に対する注文として
1.台湾への武器売却の強化。そして引き渡しのスピードアップ。
2.経済、特に貿易と技術交流の強化。二重課税の解消。
3.共通の価値観、民主、自由、人権を米台一緒に広める。台湾を国際舞台で活躍してもらう後押し。

会談によって前進した部分。
1,アメリカ本土で台湾総統と下院議長が会うのは初。
2.これほど多数の超党派議員が共に台湾総統と会うことも珍しい。
3.会議の前のマスコミ公開、会談、共通記者会見、そして個別記者会見。これは台湾のことを相当アピールしたい表れ。

今回の会談の意義:
1.多数の米国会議員が蔡英文総統に会うことによって選挙に有利。台湾接近は選挙に有利。米国民意が台湾接近。
2.アメリカの行政当局に対して、台湾に有利な法案を実行させるような圧力になる。
3.多数の国会議員が台湾総統とあうことによって、行政当局に台湾そのものを国家として認めさせるような動きに繋がる。
4.アメリカのナンバー3と台湾のナンバー1が会うことによって、善の力の集結のアピール。
5.台湾の重要性を世界にアピール。

今回の会談をとても残念な形で翻訳したマスコミがいる。
それは日本経済新聞。

The friendship between the people of Taiwan and America.
これを日経は台湾市民と米国民の友好はと訳した。
台湾国民ではなく台湾市民と訳しているのは、台湾を一つの国と見なさないための自己検閲他ならない


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台湾の声

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