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習近平、インドG20欠席へ。「バイデンには会いたくない」?   プーチンもインドの会議には

2023-09-01 16:15:34 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月 1日(金曜日)弐
        通巻第7891号
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 習近平、インドG20欠席へ。「バイデンには会いたくない」?
  プーチンもインドの会議には欠席だが、北京のSCOには出席意向
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 インドと中国はカシミールならびにアンナチュル・ブラデシュの領土係争を抱え、不仲な
関係は周知の通り。インドは米国から大歓待されつつも米国の防衛システムはアリバイ証明的にしか購入せず、軍事的にはロシア寄り、中国とはうまく行かないことを自覚している。インド国内でのプーチンの人気は69%もある。

 ニューデリーで9月9日から開催される「G20」には、バイデンも岸田も顔をそろえるが、習近平とプーチンは揃って欠席する。ロシアはラブロフ外相を、中国は李強首相が代理出席する。

 インドのモディ首相はつい先日、ヨハネスブルグのBRICS会議で習近平と会談したばかりだった。その席で習近平がおくびにも欠席を口にしなかったことで怒りを表明したに違いない。

 BRICSは過剰に政治宣伝され、エジプト、UAE、イラン、サウジアラビア、アルゼンチンなどが新しく加盟することになりそうで、「グローバル・サウス」が今後はG7(先進七ヶ国)に対抗し、ドル基軸に挑戦するなどと過大評価されている。だが、アルゼンチンでは野党が一斉にBRICS参加反対の声を上げた。

 BRICSは政治連合的な、単に中露を軸に新興国が集まっただけで、目玉のBRICS銀行はすでに機能を呈している。
 実力を伴った、事務局がしっかりとした組織とは考えられず、表層を反米と反米ドルを標榜しつつ、お互いに裨益するブロック経済を展開しようかという程度のレベルと西側の観測筋は見ている。

ただしアフリカ重視のBRICSゆえ、米国は対応して、8月にヌーランド国務副長官代理をアフリカのニジェールに派遣した。
ところがあまりに傲慢な彼女の態度とアフリカに対しての無知に、関係国はヌーランドに怒りをぶつけた。バイデン政権、いよいよ人材不足、事実上のレイムダック入りの様相である。

さて習近平のG20欠席だが、国内的に「それどころではない」何かが出来しているのではないか。

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