5月21日(日)、所属する団体「日本太極拳友会」の創立45周年記念交流大会が終了した。
ワタシが太極拳を始めたのが30歳になる年。それからず〜っと日本太極拳友会にお世話になって、もう44年。自分でもよくもここまで続いているものだと感心する(*゚∀゚)
当時は、横浜・中華街の旧関帝廟の横にある錬心館空手道場だった。そこの三代館長がたまたま台湾で見かけた太極拳に興味を持ち、今は亡き一美先生と夫婦2人で日本国内で師を求めて学びはじめ、最初は空手に来ている子供の親たちと一緒に太極拳教室を始めたのがそもそもの始まり。やがて中国本土に毎年研修に出かけるようになり、中国の太極拳各流派の老師達とも繋がりができ、中国への研修旅行や日本に招聘しての講習会なども定期的に開催できるようになり。。この45年間は、ほとんど日本国内での太極拳の普及・発展と歩を共にして歴史を重ねてきたのであった。
今年は、錬心館空手が横浜・中華街に道場を開いてから55周年(!)ということもあり、太極拳と空手の合同創立記念大会であった。コロナも第5種になってマスクも外れ、去年秋の交流大会が行われた横浜武道館の、今年はメインアリーナで、久し振りに大勢の観客・招待客も集めて盛大に開催されたのだった。
振り返れば、初めて太極拳の演武を見たのは、横浜山手のサンモールインターナショナルの体育館で行われた空手の演武会でのこと。当時は、空手がメインで太極拳はちょこっとお披露、程度。それがいつの頃からか、太極拳が盛んになって人数も増え、太極拳のプログラムの途中にちょっと空手の演武が挟まる程度になった。それからまた年月が経ち、今回は、太極拳と空手と、同じくらいに見応えのある演武が次々と披露され、とても盛り上がって親しみのある交流会になったと思う。
ワタシは、陳式太極拳の師である三代一美先生の7周忌ということもあって、演武の前に追悼文を読み上げる役目を担い、改めて一美先生亡き後の陳式普及会の活動を思い返したのであった。この先、どこまで行けるのかわからないけれど、強い気持ちと柔らかいアタマをもって、「本物は強くて気高い」という一美先生の言葉を体現できるように歩き続けて行きたいと思うのでありました。