izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

陸 瑶先生の「形意拳入門講習会」で、またもや勉強した!のこと。

2016-02-26 14:57:23 | 太極拳

 

2月21日に終了した「形意拳入門講習会」品川区連で2012年からスタートした陸瑶先生の「形意拳入門講習会」も、2015年度で3年目、通算11回となった(年に2~3回しかできないので3年やっててもやっと10回終わり、である)。

 

最初は、初心者ばっかりで右往左往していたが、回を重ねるうちになんとか動きに慣れ(上達したワケではない)、三体式の站トウにも慣れ(?イタイしツライ!だった)と五行拳(打法)にも慌てず、連環拳の順番を覚え(あれれっ?手と足が??)、8式を覚え(動画を必死に観て)、去年の品川区連交流演武会ではチーム表演をしたのであった(大胆にも無謀にも)。

 

何度も基本練習を繰り返し、動きのポイントをその都度指摘し、一緒に動いて全身で指導してくれる陸先生のおかげで、講習会はほとんど「形意拳同好会」のようなまとまりになってきた。

 

今回の講習会では、いつものように、太極拳にとってもちょっとしたヒント(でも結構重要な)になるような細かいことを説明してくれた。

 

一つは息の吐き方であり、もう一つは、腰(臀)の状態であった。

呼吸は、ともかく吐く。

お腹の奥から強く、「は~っ!」と声を出して吐く。

陸先生は「声、出して~っ!!」と、一番大きな声で、何度もかけ声をかける。

「人を倒そうっていうんだから、強く!複式呼吸で!」。

先生が一番体力使ってるよ(!)。

 

そうそう、そういえば、昔、太極拳を習い始めた頃「息を吐くことばっかりに集中して」とよく言われた(中国の老師の誰か、だったかな~)。

「吸うのは勝手に入ってくるから考えなくていい」というのであった。

吸う、吐くを考えちゃうと、逆に苦しくなるからね。

気持ちよく、身体が自然になすがままに任せるのでいいのだった。

 

今回の講習会で、私的に「うん!そうかっ!」と思ったのが、「滑臀」と「収斂」。

収斂(真ん中に寄せる)、と、滑臀(お尻が下に滑る、というか)。。。

 

息をハーッ!と吐いた時の腰の状態が「滑臀」。

「収斂」と「滑臀」で、臀部が一つにまとまって下がる状態を言う(らしい)。 

 

王宗岳の『太極拳論』の解説書を出している銭 育才氏の文章にも、予備式を学ぶための方法として、尾てい骨を緩めて”溜臀(リュートン)”にする、と書いてあった(!)これだね!

 

さらに深く納得できたのが、経絡ストレッチの先生が言ってた「正しい姿勢とは」ということ。

「正しい姿勢とは、お尻が真ん中に寄って下に下がってる(伸びている?)状態」と、常に聞かされていたのだ。

まさに、これと同じことだよね!!

 

確かに、その状態だと、腰は滑らかに伸びて、同時に胸は奥に収まっている。

(経絡の先生は「胸の力を抜くと腰も緩まる」とも言っていた)

”柳腰”という言葉があるように、日本人のお尻はまとまって下に下がっているのが美しいのだと。

 

経絡ストレッチは、経絡に沿ってストレッチするのだが、経絡学説は太極拳の元になっている理論の一つ。

その両方から聞く”臀部の正しい状態”は、まさしく腰が(お尻が)正しく収まった!のでありました。

私としては、「よっしゃ~!!」である。

 

今回は、また、「『鬆』といったって力はある」とか、「『散』はダメ。『柔』じゃない」などなど、雑談しながら、形意拳だけでなく、太極拳の要求などを再確認しながら、また、温故知新を感じることが多い講習会でありました。

 

陸先生は、「中国人は大雑把なくせに、太極拳に関しては細かいんですよ~」と笑いながら話していたことがあったが、本当に、学べば学ぶほど、太極拳は繊細な感覚が必要だな、と思うのであった。

 

形意拳講習会も終わり、さあ、次は、3月13日の神奈川県の選手権大会だ。

今年も陳式剣で参加するよ〜!

どこまで出られるか。。。挑戦できるワクワク感が楽しい。 

 

コメント
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