izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

母の埋葬が終わった、というので。。。

2014-05-07 13:53:26 | 日記・エッセイ・コラム
連休が始まる直前の金曜日は、指導教室も休み。
時間がぽっかり空いたので、母が埋葬されたメモリアルグリーンに行った。


メモリアルグリーンは、かつて「横浜ドリームランド」という遊園地があった場所だ。
以前子供服メーカーのPR誌の編集をしていた頃に、撮影で行った。
木立の中に、規模は小さいけどジェットコースター(?)や観覧車などの遊具が点在する、ノスタルジックでゆったりとした、いい遊園地であった。。


そこが閉園になり、跡地が横浜市営墓地になったのが数年前のこと。
低い墓石が並ぶ普通の墓地と樹木型合葬がある、広々とした公園墓地だ。

 
母が埋葬されたのは、3種類の樹木型合葬の一つ、ヒメシャラの丘。
こんもりした芝生の丘に直接埋葬するもので、墓石はない。
外を出歩くのが大好きだった母には、暗い冷たい墓石の下に一人でいるよりも、風や太陽が注ぐ芝生の丘に、他の大勢の同じような人たちと一緒にいる方がいいに決まってる(と決めつけ)。 
母方の叔母は、「あら~!そういうところ、いいわね~!いつも誰かしらが来てくれるものね~!」。
「私もそういうところに入りたい!」と言うくらいなものだ。


抽選に当たったのが12月頃。
管理事務所に遺骨を持って行ったのが3月31日。
その日は午前中から風雨が強く、現地に到着した時は台風のような横殴り雨が吹き付ける大変なお天気になっていた。。
主人曰く「やっぱりなあ~。。。ただではすまなかったな~」(どういう意味?であるが、私もそう思った)。
合葬だから、ある程度他の遺骨も集まったところで、管理事務所が埋葬する(作業である)。
日程は確定できないので、骨壺に名前を書いて預けて置いてその日は帰宅。


埋葬したとの連絡があったのが4月中頃で、母の誕生日の4月19日あたりのこと。
この日まで生きていれば、今年で91歳になっていたのね~。


なんやかやと忙しくて、やっと来た時はもう5月に入ってる(!)
管理事務所に寄って聞くと、図面を示して「正面の右手前の方、芝生が4つばかり切り出した跡がある、そのどれか」という。 
”ここいら辺のどこか”であって、ここ、とは断定されない。でも、それはそれでいいと思うのだ。
散骨したと思えば同じことだ。
少なくともそこに花を手向けることは出来る。


気持ちのよい日だった。
墓地の周りの広々とした公園に、かつてのドリームランドの面影が残る。
たっぷりとした緑の梢にキラキラと日差しが眩しく、人影の少ない午後の昼下がりは死者にふさわしい眠りの場だと思える。


陳式太極拳の2日連続特別講習会を控えた連休前の一日、なんだか本当に久しぶりにゆっくりと、心安まる思いがした一日でありました。


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コメント
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