アルツハイマー型認知症で施設にいた母が、亡くなった。。。
グループホームから介護体制のある施設に移ったのが、今年の2月。
8月はじめに行ったときは、微熱があるといってベッドに横になっていた。
両手が妙に浮腫んで、熟れたトマトみたい。。。
意識はあって、苦しくない、痛くない、というので帰宅。
二日後に、施設から電話があり「熱が上がったので病院に行く。場合によっては入院」と。
このときは、誤嚥性肺炎で2~3週間の入院予定、とのことだったが、翌日、主治医の先生から電話で
「肺炎よりも重篤な症状がありました」(!)
説明によると、
膝の後ろ側の大動脈瘤が詰まって、左足の膝から下が壊死している。
そのために、全身に毒素が回って、内蔵に悪影響を及ぼしている。と(!!)。
若ければ切断(!)という処置になるらしいが、母は90歳だ。とんでもない!!
切断、なんて、絶対しないよ!
「腎臓は素晴らしいです!」というが、1日経ち、2日経つうちに、腎臓機能もどんどん低下。
日ごとに全身状態が悪くなって、
「今回は乗り越えられないかも知れないよ」という先生の言葉通り、入院して4日目の日付が変わる頃に、呼吸停止。心臓停止。。。
4月に90歳の誕生日を迎えたときは、元気にケーキを食べていた。
7月に一緒に持参したスィーツを食べた時は「あんまり美味しいものじゃないね」と、いつもの調子。
それが最近は、「あまりお食事もとらなくて。。」という状態。。。
一気に坂を下って行った、という感じである。
聞けば、食事を取れなくなるとタンパク質が減って、血中の水分が出て浮腫む。同時に血液が「ぎゅうっと凝縮して濃くなる」。詰まりやすくなる。。。浸透圧の原理だ。
だから手や脚に極度の浮腫が出ていたのね。。。
幸いなことに(?)、認知症のために意識がなく、「普通なら痛くて我慢できないはず」だが、朦朧としたまま特に苦しそうな様子も見えなかった。
一方、認知症のために、感覚が分からずに(もしかしたら)気がつくのが遅かった。。。とも言える。
どちらにせよ、90歳の人生を生きて、いろいろなことがあり、アルツハイマーを発症した当初は自分でも苦しい思いをしてきたのだし、もうこれ以上苦しまなくてもいい、という思い。
主治医の先生は、毎日、何度も、電話をかけてきて様子を話してくれた。
「なにがあっても不思議じゃない。なにかあったらすぐに電話するから」、「ここにいても、家にいても、同じことだから」と、付き添いを強いることもなく、お陰でどれだけ気持ちが慰められたことか。。。
それにしても、ちょうどお盆の最中に亡くなるとは。。。
きっと、おばあちゃん(母の母)が迎えに来てくれたんだね~。。。
信仰心ゼロ、の人ではあったけど、ちゃんと誰かがどこかで見守ってくれていたんだ。。。。
自由奔放が好きで、(物理的にも精神的にも)束縛されるのが我慢ならない性格。
以前入院したときは、点滴を嫌って看護士さんの手に「噛み付いてやったわ!」と言った母。
施設で、呼吸が苦しそうで呼吸器をつけるのに「三人掛かりで押さえつけてやっとでした」と、暴れまくった(らしい)母。
今は、すべての束縛を離れて、解放されて、人生の中で一番いい思い出として残るインドネシアあたりの空を、気持ちよく漂っていることだろう。
母の死は悲しいことではあっても、母の魂にとっては「よかったね」と思うのでありました。
グループホームから介護体制のある施設に移ったのが、今年の2月。
8月はじめに行ったときは、微熱があるといってベッドに横になっていた。
両手が妙に浮腫んで、熟れたトマトみたい。。。
意識はあって、苦しくない、痛くない、というので帰宅。
二日後に、施設から電話があり「熱が上がったので病院に行く。場合によっては入院」と。
このときは、誤嚥性肺炎で2~3週間の入院予定、とのことだったが、翌日、主治医の先生から電話で
「肺炎よりも重篤な症状がありました」(!)
説明によると、
膝の後ろ側の大動脈瘤が詰まって、左足の膝から下が壊死している。
そのために、全身に毒素が回って、内蔵に悪影響を及ぼしている。と(!!)。
若ければ切断(!)という処置になるらしいが、母は90歳だ。とんでもない!!
切断、なんて、絶対しないよ!
「腎臓は素晴らしいです!」というが、1日経ち、2日経つうちに、腎臓機能もどんどん低下。
日ごとに全身状態が悪くなって、
「今回は乗り越えられないかも知れないよ」という先生の言葉通り、入院して4日目の日付が変わる頃に、呼吸停止。心臓停止。。。
4月に90歳の誕生日を迎えたときは、元気にケーキを食べていた。
7月に一緒に持参したスィーツを食べた時は「あんまり美味しいものじゃないね」と、いつもの調子。
それが最近は、「あまりお食事もとらなくて。。」という状態。。。
一気に坂を下って行った、という感じである。
聞けば、食事を取れなくなるとタンパク質が減って、血中の水分が出て浮腫む。同時に血液が「ぎゅうっと凝縮して濃くなる」。詰まりやすくなる。。。浸透圧の原理だ。
だから手や脚に極度の浮腫が出ていたのね。。。
幸いなことに(?)、認知症のために意識がなく、「普通なら痛くて我慢できないはず」だが、朦朧としたまま特に苦しそうな様子も見えなかった。
一方、認知症のために、感覚が分からずに(もしかしたら)気がつくのが遅かった。。。とも言える。
どちらにせよ、90歳の人生を生きて、いろいろなことがあり、アルツハイマーを発症した当初は自分でも苦しい思いをしてきたのだし、もうこれ以上苦しまなくてもいい、という思い。
主治医の先生は、毎日、何度も、電話をかけてきて様子を話してくれた。
「なにがあっても不思議じゃない。なにかあったらすぐに電話するから」、「ここにいても、家にいても、同じことだから」と、付き添いを強いることもなく、お陰でどれだけ気持ちが慰められたことか。。。
それにしても、ちょうどお盆の最中に亡くなるとは。。。
きっと、おばあちゃん(母の母)が迎えに来てくれたんだね~。。。
信仰心ゼロ、の人ではあったけど、ちゃんと誰かがどこかで見守ってくれていたんだ。。。。
自由奔放が好きで、(物理的にも精神的にも)束縛されるのが我慢ならない性格。
以前入院したときは、点滴を嫌って看護士さんの手に「噛み付いてやったわ!」と言った母。
施設で、呼吸が苦しそうで呼吸器をつけるのに「三人掛かりで押さえつけてやっとでした」と、暴れまくった(らしい)母。
今は、すべての束縛を離れて、解放されて、人生の中で一番いい思い出として残るインドネシアあたりの空を、気持ちよく漂っていることだろう。
母の死は悲しいことではあっても、母の魂にとっては「よかったね」と思うのでありました。