izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

品川区連主催6月30日(日)の「推手講習会」は、超オススメ!!

2013-05-20 14:11:24 | 太極拳
太極拳の練習には、一人で行う套路と、2人で手を合わせて行う「推手(すいしゅ)」がある。


套路は自分を知り、推手は相手を知る。と言われる。
一人で行うときは相手がいると思って、推手は相手がいないと思って、やる。とも言われた。


自分一人でばかりやってると、独りよがりになりがちだ。
「力を抜いて。。。ファンソン。。。」とかいつも聞いているから、(言葉では)分かった、つもりになってる。
ところが、実際に誰か相手を手を合わせてみると、いかに自分の腕(も身体も)が重いか、肘や手首や方が硬いか、がよっく分かるのである(!ちなみに、"重い"、と"沈着"は、違うのね)。


手を合わせながら、なんとか自分の腕の力を軽く、柔らかく、なるように、身体をいろいろ修正していくと、ある瞬間、フッと相手がそのまま浮き上がる、あるいは、跳び上がる、あるいは、飛んで行く、ことがある(まだ未熟なので、いつも、ではない。残念!)。
自分では、どうやったのか分からない。。。。
なにも考えない時に、うまく出来たりする。。。。。「用意不用力」なのね~。


そんなこんなで、推手の練習は欠かせないもの。
最初のうちはうまく出来なくてイヤになるが、力を抜いて、うまく相手と繋がって飛ばせた時は、すっきり!ふわっと軽やか~!快感~!
「アタマで考えてたら出来ないです」という先生の言葉通り、気持ちだけ、意識だけ(後は眼法=つまり目力)。


私が関わっている品川区武術太極拳連盟では、推手の講習会を定期的に行っている。
品川区連の推手講習会の特徴は、套路を覚える練習ではなく、体験するための講習会であること。
内容が実に濃いのであ~る!エッヘン!なのだ。


次回の推手講習会は、6月30日(日)。
午前中は「基礎編」として四正手の回し方、午後は「応用編」で相手と繋がる、の練習。
一度体験してみると、この面白さ、病み付き!
やらなきゃソンソン!!なのですよ。
しかも、今回の6月30日の推手講習会は、午前も午後も三代一美講師の指導(!)。
三代一美先生の指導は分かりやすくて、確認が持てる内容で、これは見逃せない!
ベテランの方も、もう一度、基礎編から見直せる超オススメ講習会です!


つい最近、王西安老師の「三三原理」を読み返していたら、「知るのではなく、感得すること」という一文があった。
そういえば、陳正雷老師も、よく、「ガンジュエ(=感覚)!」と言っていたっけ。。。


知識がいくらあったって、太極拳は身体で感得することが大事。
品川区連の講習会は、会員でなくてもウエルカムの参加OK。

詳しくは品川区連のブログを見てね。

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半田也寸志写真展「アメリカ、鉄の遺構~Iron Stills」。凄かった! 

2013-05-20 11:50:25 | 日記・エッセイ・コラム
先週の一日、午前中の本牧での教室を終えて、時間が空いたので、急遽、勝ちどき駅近くのギャラリーで開催中の、半田也寸志写真展「アメリカ、鉄の遺構~Iron Stills」へ。


ブログでも紹介したが、3,500万画素、6,050万画素、8,000万画素、のカメラによる写真は「凄いっ!美しい!」の一言。
半田さんは、東日本大災害の直後も、この驚異的な画素数によるカメラで、被災地の現状を圧倒的な力で切り取り、映像として見せてくれたが、今回のテーマは、東日本大災害以前から通い続け撮り続けたアメリカの、まさに「鉄(と栄光)の遺構」。

被写体は、旧ベスレム製鉄所、巨大な橋の数々やフーバーダム、著名な高層ビル、船や車などなど。。。。
フーバーダムの上から、遥か遠い下の方にいる人物や車が見える。
どっしりした建物の上の空に浮かぶ雲の陰影が、その場の気候や温度を感じさせる。
橋やビルの細部は勿論、遠景の一つ一つの建物や山や人やものにあたる光がくっきりと際立ち、実際に目の前で見ているようにそこにある。
遠景の細部まで、くっきりと写し撮られた写真は、見ていてクラクラするほど美しく、そして哀しい。

ワタシがファッション雑誌の編集をやっている時に、まだ学生だった半田さんと知り合って、仕事を依頼してからの古い知り合い。
その頃から、なんとなく、ファッションやアドバタイジングの写真ではなく、もっと違うジャンルに行くのではないかな~?と思わせる骨太の視点が感じられたが、東日本大災害(の写真)とこの「アメリカ、鉄の遺構」を観て、まさにこれが半田さんの表現だ、と思った。

「淡々と強靭な思いを貫いて」とパンフレットにあるが、そうなのだ。半田さんは、淡々として強靭な精神力の人なのだった。


写真を見ているうちに、「酒とバラの日々」の曲が浮かんだ。
美しいメロディーだが、内容は暗くて哀しい映画だった。
世界に比類ない豊かな繁栄の中で、巨大で美しく幸福で満ち足りて、明るい希望に溢れた時代のアメリカ。。。
それが大きくて明るいほど、その陰も濃くて深い。。。。

いろんなことを考えさせられる「アメリカ、鉄の遺構~Iron Stills」でありました。
こういう展覧会は、一人で静かに行くに限る。 




コメント (1)
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