筑西市議会議員 仁平正巳

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「山へのあこがれ」

2009年01月20日 | Weblog
 「山へのあこがれ」-本への思い(その1)
順番が逆になってしまいましたが、明野図書館 館報「花さき山」に寄稿したのが、これが最初の文章です。平成16年2月19日発行。

 趣味の一つに読書があります。特に変わった趣味ではないが、私を知る人たちは笑うかも知れない。私の風貌からして、きっと似合わない気取った趣味に見えるかも知れないからです。
 「山へのあこがれ」このタイトルの本は、私が初めて出逢った一冊の本です。
それまでは読書など大嫌いで、小学生の頃、友達がうばい合って読んでいた「少年ジャンプ」や「キング」さえも、ほとんど絵だけしか見ていなかったし、プラモデルを買っても、説明書を読むのが嫌いで本体だけの形を完成させてしまい、後からモーターを入れることができなかったことなどしばしばでした。
 想い起こせば、中学1年の夏休み、大鳥中学校(現明野中の前身)の図書室から借りた、いや借りなければならなかった一冊の本(たぶん夏休みの宿題の読書感想文用ではなかったかと思う。とにかく初めて最後まで読み終えた本)が、私を読書の世界に引きずり込んだのでした。
 1967(昭和42)年初版、同志社大学ペルーアンデス・アマゾン登山探検隊副隊長だった前芝茂人さんが書いたノンフィクションの本です。定価600円とあり、今からすると驚くほど安い。
 この本を読んだあの時の感動は、今でも忘れることはできません。
それまで、本を読む楽しさなど一度も味わったことのない少年にとって、この本は私の宝物と勝手に決め込み、誰にも触らせたくもありません。第一に、他人に読まれてしまうことなど考えられないことでした。今あらためて手にしてみて、また新たなる驚きを覚えています。(何処にあったか?それは秘密です)
 続く!
コメント
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