曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、転院後の様子2

2022年12月18日 | 高齢者

Bこさん、転院後の様子1の続きです。

思いがけず緊急病棟への入院から療養型病院へ転院するまで40日、転院してから2週間がたった時(その時は病院とはいえ終の棲家となる。一応目標としては自宅にかえるがあるが、現実的にはここで人生の終了を迎えることとなると言い渡されている)また発熱し、なかなか解熱しないので、食欲もなく、いわゆる弱ってきた状態で、年齢から言ってもいつ何があるかわからないので、今のうちに合わせたい人がいるなら面会を許すという連絡がありました。と言っても、もちろん子どもはだめ、県外の人は駄目と言う事で、とりあえず私たち夫婦での面会を申し込みました。

看護師室すぐ横の2人部屋に移動していたBこさん。

私とは6週間ぶりの対面。オットとは転院時以来です。

入院時の様子とは一転、枕元に記名がなければBこさんとは認識できない姿となっていました。

入れ歯を外してしまっていることも原因の一つですが、容貌が全く違っていて、顎は昔の半分、髪は汚れて頭にへばりつき、眼を大きく見開き天井を向いてにらんでいる状態。そして骨皮だけになった両手でベットの柵をぐっと掴んたまま離そうとしません。

呼び掛けてもこちらがわからないのか、耳が聞こえないからか、病院側が言うと通り認知機能が落ちたためか、天井をにらんだまま反応がありませんでした。

何度目かの体を揺さぶりながらの呼びかけに、ちらっとこちらを見るだけでまたすぐに上を向き、「苦しい?痛いところはある?」にやっと、

「痛くなああ~い。くるしくなあああ~い。」と天井を向いたまま、うなるように答えました。

その声も本当にBこさん?と思うような低いうなり声で、今でも、その時のうなり声や容貌が目に浮かんできます。

10分間の面会が終わり、病院側からの説明がありましたが、血圧の上下の変動が大きく、起こすと血圧が下がってしまうので、今までベットを挙げた状態でいたものを平らにしているので、ああやって柵をつかんでいるのだろうとの事でした。

再度義弟の面会が出来ないかと聞きましたが、県外はとにかくダメと言う事でした。ただ、私たちは午後であれば10分間の面会は出来るとの事で、時々面会に行きました。

次に面会した時には、清拭をしてもらって、髪も体もきれいになって、前回のように天井をにらんでいると言うような状態ではなく、普通に横になっているが、ずっとうつらうつらしている状態でした。

落ち着いたように見えたその後、またBこさん、発熱で食事をとれなくなり、尿が出にくい、血圧が下がったままの状態が続いているので、県外の義弟達の面会も許可すると言う連絡が来ました。

私とすると、すぐ来てほしいと思ったのですが、結局「予定があった」とかで面会に来たのはその連絡があってから10日後でした。実子である義弟のみの面会となります(義弟の妻、つまり次男のヨメはBこさんのひ孫を連れてきた2年前からこちらには来ていない)。

義弟夫婦はそんなに忙しいのか?んな訳はありません。もう義弟はリタイアしていますし、その妻義妹は毎日何とか教室だのフィットネスなど出かけるのに忙しい、なにせ子ども達に迷惑を掛けないように努力の毎日だそうで( ̄▽ ̄;)Bこさんの様子を見に来る暇はないそうです。

オットも、あまりBこさんがいよいよになったと言う事がピンと来ておらす、「忙しいだってさ」で済ませておりますので、私がとやかく言う事ではないので、黙っておりました。

Bこさん次男=義弟が来た時の様子はまた、次回。

それでいいのか(・・?のよしこがお送りしました。


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