大動脈破裂を起こし、あっという間に危篤状態になってしまった、オット父のGオさん。
つい、5分ほど前は手も握り返すぐらいだったのに、今はもう、顔も蒼白で、モニターも心電図の方は全く反応なし。警戒音が止めても止めても鳴り響くばかり。
「大変残念ですが、間もなく脳の方に血がいかなくなって、脳波も止まります。会わせたい方はすぐに来れますか?来れるなら、このまま、お待ちしますが…)」
手術を待つはずだったのに、それに、救急車を呼ぶ時には正直、今呼ぶべき何だろうかと迷うような状態だったのに、Dr。の言う通り、あっという間に脳波も全く反応しなくなってしまいました。
一番上の波だけが、呼びかけると反応するぐらいで、いわゆる心肺停止状態になってしまいました。
なんとか、Bこさんが来るまではと、必死に私は呼びかけ、オットは電話でBこさんや、オットの弟のところ(今もう新幹線に乗って、こちらに向かっている)Gオさんの兄弟のうちなどに連絡するも、なにせ、Bこさん、耳が遠くなかなかこちらの言う事がわからないようで、必死で大きな声で、すぐ来るように言うのが、以前の入院の時もそうでしたが、緊急性が理解できないのか、なかなか伝わらず、結局、ムスコのところに連絡し、Bこさんを連れてきてもらいました。
息子と一緒に現れたBこさん、それでも、状況がつかめず、「ここは病院だから、今治療しているから大丈夫だよ。」Gオさんの手を握ってやって、と言うのも、尻込みしていてなかなか前に進みません。
「Gオさんに聞こえるように、大きな声で呼んでやって。」と言っても、うろうろするばかり。強引にGオさんの脇に椅子を置いてそこに、Bこさんを座らせて、反対側からムスコに呼んでもらうと、反応がありました。ムスコも救急車で送り出した時にはまさかと思っていたでしょうから、必死で、こちらに呼び戻そうと、呼びかけます。
けれども、その反応は弱くなるばかりで、Dr,は「では、そろそろ…」
なにせ、すぐ来るはずのBこさんが来るのに時間がかかってますからね。
「待って下さい。今Gオさんのもう一人の息子が駆けつけますから、それまで待って下さい。」
今考えると、Bこさんが来るのに時間がかかったので、なんとかなったという気もします。
義弟はさすがに駅から早かった。
そして、義弟が「どうしたんだ、親父!しっかりしろよ!」と言うと、どどどどと数字が上がり、はっきりとした反応がありました。
もういいかという、医師に、「待って下さい、今、凄く反応がありましたから」
もうこちらにむかっている、今度は私の娘とマゴ達をなんとか立ち会わせたい。
Gオさんの方は義弟達に任せ、私とオットは二手に分かれて、娘達を(この時通常の診察が始まってしまい、緊急病棟は締まってしまっていた)探しに行き、迷路のような通路を通り抜け、エレベーターを待ち切れず、1階から4階まで、階段を駆け上がってきた娘達と合流。
私は下の孫を抱き、上のマゴと娘をGオさんのもとへ。
続く
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