曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Yこさん、ここはどこ?と電話をする。

2019年06月28日 | 介護

以前から放浪癖のある実家母Yこさん86才(弟夫婦と同居)。2年弱前までは私のスマホに付属の見守り携帯だったが、見守り携帯が破損後は、キーパーソンである実家弟の携帯電話に付属に切り替えたのであります。

それまで、何かあるとわたくしめが、駆けつけていたのですが、お役御免となり、オット母Bこさんの「支援(要介護1から要支援2になっているので)」だけになって、かかわり度がぐううんと下がったんですが、久しぶりの弟からの報告。

「昨日午後1時半ごろ出かけて道がわからなくなったと6時半に電話があった。見つけたのが○○(地名)どうしてそんな方に行ったのかわからない。」との連絡があった。

よくよく聞くと、見守り携帯は位置ナビが付いており私もよくそれを頼りに探したのだけれど、ちゃんと位置ナビをセットしたなかったらしく、迎えに向かう前に携帯ショップでセットしてもらって(それに30分掛かったと怒っておったが、私にいわせりゃ今までどうしていたのさってなもんよ。私にセットの時には、なんで見つけられないんだなんて怒っていたのにね~~)結局見つけたのが、電話があってから1時間後だったそうな。

もしも、午後1時半に出たの言うのが確かなら(私はこれは怪しいとにらんでいるが)6時間経っているわけで、見つかった場所は距離にしたら2kmほどの所だからね~~。まあ、弟に出かける先として留守電に入れていたA地点からは3Kmぐらいですかね。私が思うに、一度A地点には行ったけれど戻って、「弟に内緒でB地点に行き(このB地点、以前から弟に内緒で出入りするお宅がある)」帰ろうと思ったら道がわからなくなり(この辺以前は田んぼばかりだったのが、急に造成されて町が出来たようになっている)はっと、気が付くと6時半になっていたのではないかと想像している。

実家母はデイに週に3,4回行き(土曜日は隔週)デイに行かない日はヘルパーさんに付き添いを頼んで出かけたり、昼食を作る補助(買い物の見守りと作業の見守り)や、介護タクシーでの通院をしている。

このチェックも弟はとっても厳しいのさ。

昼食を作る日などはメニューによっては少し早く終わる時もあり、私なんかはいいじゃんって思うんだけどさ~~、「〇分早く終わった」とクレームを入れるらしい。

散歩の付き添いもちょっと天気が悪い時とか、まあ雨が降っているときはどうかとは思うけれど、雨上がりも危ないとか、あそこは危ない場所だから行かせられないとかいう訳よ。そんなこと言っていると行く場所はないし、危ないからこそ、付き添いをお願いするわけで、ヘルパーさんが付いているのに行かせないなんてことをするから、余計Yこさんとするとストレスがたまり内緒で出かけるって事になるんじゃないの?

という、以前からの問題点に加え、位置ナビを入れてなかったてさ、私にいわせりゃ今まで偉そうに言っていたことは何だったのさ。って思う訳。確かにね、位置ナビの設定はちょっと面倒なのよ。そして、弟のようにショートメールしか受け付けないなんていうガラゲーじゃだめなわけで、ほいでもってわたいに見守り携帯の親になれだったわけよ。

見守り携帯の親になると、やれ充電をして下さいだの、電源が切られましただの、電話をしましただの、いちいちメールが来て、それに位置ナビが付いてくる(グーグルマップ上に現在ここから連絡がありましたの地図がついてくる)それをいちいち弟のところに充電が切れただのとメールで連絡していたのさ。

弟が契約するとき、説明があったと思うんだけど、弟曰く携帯電話会社に今回位置ナビの事を聞いたら「(位置ナビのついた)メールが来ていませんか?」と聞きゃあいいのに、聞かないんだぜ。ですって!そいでもって、設定がどうの、ソフトがどうのってやって出来たと思ったら、位置ナビ(のメール)が来ないって慌てやがってさあ。だってよ!

自分の携帯はロングメールの設定をしてないから(位置ナビが使えないので)姉さんの携帯電話で契約してくれって、あんたが言ったんだよ!と、わたいは言いたかったが、こらえたぜ。

いやあ、弟も年だわさ!そのことで話をしたとき、弟の眉毛が伸びしかも白髪交じりの眉毛になっておった。(ちこちゃんネタで年を取るとなぜ眉毛が長くなるかってやってたけど、答は「抜けるのを忘れるから」だそうです)

そういえばその最初の見守り携帯って10年ぐらい前だわさ!母親も年をとったが、私も弟も年をとったと言うことだわね~~。残念ながら。

え?位置ナビなしでどうやって見つけたかって?電信柱の住所を読ませたそうな。

弟曰く、よくトイレがもったなあって、だからさ!夕方黙って出かけたのさ!いくら何でも、5時間もうろついて、2キロ先てことはないと思うよ。ばあ様曰く、「はっと気が付いたら6時半になっててびっくりして電話した」そうなので( ̄▽ ̄;)私がにらむに、B地点にいるYこさんの友達のお宅に行って話し込んでしまったんではないかと思う。その友達、宗教がらみの人なので、弟は付き合いを禁じておるんでありますよ。だから、絶対そのことは弟には言わないねとにらんでおりますよ。

電信柱の住所が読めるてのは大したもんじゃないですかね~。弟の間抜けっぷりからしたらね。

なんにしても無事に見つかって良かったですよ。電話で連絡してから発見までに1時間かかって、よくその場に留まっていたと思いますよ。動き回って事故にでもあったらとぞっとします。つうか、自分の未来像を見ているようでぞぞっとしますよ。

あっちもこっちも老々介護でんな!