腰椎圧迫骨折のBこさん。
なんだかんだ、ああだこうだ、紆余曲折ありつつ、なんとか、コルセット装着の日がやってまいりました~~。
コルセット装着と共に、診察とブロック注射をお願いしました。
初めてBこさんの腰椎のレントゲンも見ましたが、綺麗なまん丸の黒い●が腰椎に、遠目でもわかるぐらい綺麗にまるく抜けていました!その横には白い筋(;一_一)
痛みはないが、しびれがあると、訴え(Dr.は傷みがなかったらブロック注射は止めましょうと言うが、納得せず)もう1回やってくれる事になりました。
が、とっても混んでいる病院なので、ブロック注射の10分の安静のはずが30分以上経過。
私は様子がわからなかったので、廊下でこれ幸いと居眠りしていたのですが、となりの処置室で同じく腰椎圧迫骨折の95歳のおばあちゃまの付き添いの女性にしきりに話しかけられ、むこうから、いろいろご伝授されまして、たぶん私よりも年下の彼女、かなりの積極的な方のようで、普段、物おじしないずうずうしい私が、思わずひいてしまうほどの積極性。
順番の取り方から、95歳の方の、腰椎骨折の原因から経過、それこそ介護保険の云々カンヌンにいたるまで、いろいろご伝授いただきましたよ。
やはり、何かから降りるという作業は、転倒を招きやすいようで、この方は昨年までは元気にバスに乗って一人でどこへでも行かれる方だったそうですが、いつものように、出かけて帰りがけにバスのステップを下りる時に事件は起こったそうで、その時は足を骨折。
昨夜というか、その朝、ちっとも起きてこないと思ったら、ベットの下でうんうん唸っていたそうで、トイレに起きた時か戻った時に転倒、どのぐらいそうしていたのかわからないけれど、痛みが強く、待っている間もうんうん言ってました。
お宅はこれから介護保険の申請ですか?と聞かれたので、一応申請して、「要支援1」でした。というと、ちょっとびっくりして、ウチもみていると同じような感じですけど、「要介護1」ですよ。申請し直した方がいいですよ。ウチも一度要支援で出て、ケアマネさんが、4月からは要支援がなくなるから、不服申し立てして今のうちに要支援をとりましょうと言われたそうです。
まあ、私もそうは思うんですけどね、今の「要支援」をとるにもなかなか、本人も「いらない」なんていうので、こちらの思うようにはならないし、どの道週2回もデイにいくつもりはないと言っているので、とっても同じかなあ。なんて思っていますというと、95歳さんの介護者の方は、「うちも同じでしたよ。なかなかデイに行くのもいやがりってましたし、歩行器だの杖だのも嫌がってねえ…。でもとっておかないと後が大変ですから、やった方がいいですよ。これから、坂道転げ落ちますから。本人もいずれ往生して、そういうのも受け入れていきますから。」なんぞ教えていただきました。
「最近やっとリハパンつけるようになったんですけど、お風呂で時々お尻が爆発しちゃうもんで、デイじゃあ嫌がられますけどねガハガハ(^_-)」とけっこう明るくオシモの話しも。
一方的にしゃべった挙句、「もう10分経ちました?」
「いや、そろそろ40分ぐらいたつんじゃないですか?」
「ホントだ!きっと忘れられてるわ。呼んできます~~」と看護師さんを呼びに行ってくれる頼もしいお方。
お互いにとなりの部屋に入りながら、向こうは
「あと何十年かすれば私もああなりますもんね。」と言うので、私苦笑しながら「私なんかあと何年かかもしれないですよ。」というと、彼女、ちょっとむきになって「お母さんと同じ年になるにはまだ40年もあります!(きっぱり)」
こっちは親子で40年って?と、思い、むこうは、あの人もうそんな年?なんて思ったのかもしれませんね。
それまで親しげに話しかけてきていた彼女が、ちょっとむきになったのが、おかしかった。
いや、私は若くてもそうなる事もあると言いたかったのですがね。
ところで、Bこさん。
ブロック注射をすれば、「背中が真っすぐになる」と思ってました~~~。
かわいそうだが、きっぱり、はっきり、
「背中は曲がったままです。今以上に曲がらないように、新たな骨折が起きないようにコルセットをします。ブロック注射は痛みをとるための注射なので、背中が真っすぐになる訳ではないですよ。」
だって、注射すれば、「治る」って言われた。
残念!非常に残念だけど、痛みが取れるだけ。中にはしても痛みが取れない人もいるんだって。先生も言っていたでしょ?いたくなければ打ちませんって。
と言うのを、延々繰り返したのでしたあ~~~。
で、とど!Bこさんが夜わざわざ外したコルセットを持ってきて、とどに見せたら、
「気持ちええら?(気持ちいいだろう?)」
殴るぞ!