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胃癌日記75

2013-03-04 18:34:18 | 闘病

   胃 癌 日 記 75

   -スキルス胃癌手術から1年半(2013年6月9日)までの日々-

-2013年も多忙な仕事始めの合間を縫ってハイキング-

 まだ冬期休暇中の1月5日には、ダイバーシティの就労支援講習会に、7日からの御用始は私が担当するフォーラムの企画の業務でいきなり大忙し。私のモットーである『マイペース』を崩さぬようにとはいえ残業続き。とはいえ1月10日は仕事からの帰りには、恵比寿神社に寄り、柄にもなくスキルス胃癌術後の順調な回復を感謝し、健康とファミリーの無事と、運が良くなるように祈願した。

 そんな合間を縫って、1月12日の土曜日は組合のサークルのハイキング、鞍馬から薬王坂を越えて八瀬大原の静原から瓢箪崩山、そしてリタイアしている先輩のT氏への表敬訪問に参加。T氏は昨年99歳の母親を亡くし、岩倉で一人暮らしをしている。

 8時5分の電車に乗って45分河原町着、そこから賀茂川の河川敷を歩いて出町柳へ、まずは準備運動代わりに軽くウォーキング。9時30分発の叡電に乗ると、本日のメンバーであるA氏と出遭った。A氏は登山のベテランで北山は知り尽くしているし、日本国中の山々を歩き回っている。私の職場の先輩で現在70歳だがまだまだ元気で、組合とは別に身近な山のサークルのリーダー的メンバーとしても活動している。2008年の夏、偶然にも大峰奥駈途中の玉置神社で再会したのがA氏である。叡電で山の話や職場の話をしているうちに、集合時間の10時丁度に鞍馬駅に着いた。

 他のメンバーを待って、10時20分出発。薬王坂を越えて静原に出て江文峠に12時着。昼食後12時30分に瓢箪崩山の登りにとり付く。峠からはいきなり急登で直ぐに尾根に出た。山らしい良い尾根道だ。枯葉が一杯積もり、猪が掘り返した跡があちこちにある。地中のミミズや、カブトムシ、クワガタなどの幼虫を食べる為に掘り返している。そんな道を歩きながらやがて寒谷峠を超えて、13時50分に瓢箪崩山頂上。頂上は標高532.4mで三等三角点があった。メンバーは皆健脚だ。順調なハイキング。頂上で記念撮影と小休止後寒谷峠に戻り、左の道を降り岩倉に向かった。暫く山道を降りて岩倉の住宅街に出、手作りのベーカリーに立ち寄ったり、ぶらぶら歩きながらT氏宅に到着。

 T氏は、6人で賑やかに押し寄せたのだが、本当に嬉しそうに大歓待をしてくれた。出前のお寿司を頂いて、次から次へと嬉しそうに懐かしそうに、若いときからの登山の写真を見せてくれた。今は故人となった先輩諸兄、諸姉の写真も沢山あり、随分と懐かしい思いをさせていただいた。T氏は一人暮らしとはいえ、少々メタボ気味であること以外は、頭も気持ちもしっかりしており、おじいちゃん思いの素敵な孫たちもよく訪問してきて、昨年なくなられたお母さんも眠るように99歳の天寿を全うされたとのことで、別離をちゃんと受け留め、現在平穏に暮らしておられる。

 「元気でね」

 と言って、18時過ぎにT氏宅を後にした。

(続く)


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