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胃癌日記76

2013-03-06 19:31:28 | 闘病

   胃 癌 日 記 76

   スキルス胃癌手術から1年半(2013年6月9日)までの日々

-思うところがあってトレーニングジムへ-

 年度末に向けて仕事は大いに忙しくて連日残業続き。私は、「好きなことには頑張るが、そうでないことには頑張らない」生き方が大事だと思っている。仕事でも好きな仕事は頑張るが、そうでない仕事は頑張らない。何でもかんでも仕事だからと言って、真面目にひたすら頑張っても疲れるだけだし、人によってはメンタルな病気を患うこともある。真面目であればあるほどそのリスクも高い。本当に嫌な仕事でも頑張らなければならないことも世の中にはある。私は若いときには会社経営者の経験をした。やりがいのある楽しい仕事も多かったが、正直そのときは資金繰りやら得意先が強要してくる無理な納期に間に合わせる為に相当な苦労をした。職人の労務管理やら本当に逃げ出したくなるような嫌な仕事をやらざるを得なかった。そして実際に胃潰瘍を患ったし、自分が責任を持つ会社であるのに出勤するのが嫌でエスケープしたくなることが少なくなかった。

 「好きなことには頑張るが、そうでないことには頑張らない」生き方が大事だと実感しだしたのは、2006年3月の未破裂脳動脈瘤クリッピング手術の後からそんな思いが出てきて、そしてスキルス胃癌の手術後、無事生還させていただいてから本当に実感として思うようになってきた。職場の真面目に一生懸命頑張っている若手にも、日々、

 「頑張るなよ」

 「頑張らなくて良いんだよ」

 などと、平社員の分際でえらそうに言っている。

 さて、そんな中で登山には頑張る、生きていた証となるメモリアル登山としてこの夏は西穂高から奥穂高への縦走を実現する思いは強い。そのため日々のトレーニングを兼ねてサークルでの山行はできるだけ参加しようと思うし、それだけでは物足りずトレーニングジムへ行くこととした。昨年の11月上旬にそのことを計画し、Tスポーツの法人会員として登録を済ませた。

 1月18日は残業も30分で切り上げ、職場近くのスーパーでトレーニングウェアを買い、自宅近くのTスポーツへと向かった。ジムではまずトレーニングメニューの作成とマシンの使い方などを教えてもらう為にトレーナーと相談。メニューを作成する前にトレーニングナビと言う機械で体の測定。所定の位置に裸足で立ってグリップを握り身体の測定をした。私の場合、体重は理想体重範囲内で体脂肪率も理想値、筋肉量は右腕と右足は多く、体幹、左足、左腕は平均量で右半身が強くバランスが少し良くない、とのこと。1年前に胃癌の開腹手術をしたことも言った上で、登山をするための足の持久力を強化することと身体のバランスを良くするためのトレーニングをどうするかを相談した。結果、バランスを良くするのに体幹を鍛える為、胸筋と背筋を増量するマシンでのトレーニングと、持久力特に山に登る為の筋肉と持久力を鍛える為のステップのマシンでのトレーニングをコーチしてもらった。

 18日はあまり時間も無く、機械を覚える程度でステップのマシンも40分、フロアーにして100階分を少し負荷をかけて登った。

 いよいよ仕事で多忙になってはきたが、好きなことには頑張るということで、翌週24日に再度ジム通い。雰囲気にも慣れたので、ストレッチと、腹筋、胸筋、背筋はマシンで結構一杯に負荷をかけてそれぞれワンセットこなす。ステップのマシンではこの日は少し負荷をかけて1時間15分で200階を登った。1階あたり4~5mとして、大体800~1000m登った計算になる。翌25日は仕事だったけれど、なるほど500~800mは登った後の心地よい疲れを感じた。ジム通いで楽しみがひとつ増えた。

(続く)


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