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胃癌日記25

2012-06-28 18:15:12 | 闘病

                         胃 癌 日 記 25

 (剣沢 長治郎谷出合い 手前右は八ッ峰の取り付き)

 12月20日(火)

 朝6時40分目覚める。7時に看護師さんがやって来て採血。7時25分に朝食。本日も3分粥220gとおかず1品。昨夜T先生に全部食べたら駄目と言われ、朝のお粥は7割程度食べて、3割程度は残した。朝食時K氏と話す。

 「昨夜、T先生に『食事は全部食べたらあかん。縫合不良を起こしたら元も子もない。』と言われました。」

 「僕は腸の手術のせいか、全く言われません。やはり胃の手術は大変なんですね。」

 「それにしても、もう少し早く言ってもらわないと、こちらは栄養を充分摂らないといけないと思っていたもんですから。」

 とやりとり。K氏は、本日から5分粥から普通食になっている。また『回復の差』を付けられた。

 8時40分、Y先生の回診。腹部触診のあと膵液ドレーンの先を見て、

 「まあ、いいでしょう。もう大丈夫だからチューブを外しましょう。」

 と言って膵液ドレーンを抜いた。お腹の中のほうのどこか内臓や筋肉に触れながら、ヌルッといった感じで、体内から抜けていった。そして17日から1日2本に減っていた点滴も終わりとなり、点滴針を抜き、手術前日の8日以来13日ぶりに体中からドレーンやチューブが外され、フリーの身体になった。爽快な開放感。

 (剣沢 三の窓雪渓出合い 三の窓は最近氷河と分かった)

 「今日からシャワーも入っていいですよ。」

 「傷はお湯がかかっても大丈夫ですか。?」

 「暫くは擦らないようにしてください。お湯がかかるのは大丈夫です。」

 「先生。ところで昨夜T先生に食事は全部食べないほうが良い、と言われました。」

 「まあ、あまりお腹一杯は食べないほうが良いでしょう。手術後だから。もう少し辛抱してください。」

 と言われる。しかし、開放感に気持ちも軽くなって、9時45分には売店まで買い物に出かけ、金正日関係の記事が満載の新聞とポカリスエットを買ってきた。

 10時丁度に間食のカスタードプリン。11時15分に20分ウォーク。

 午後12時に昼食。昼食からは5分粥になった。5分粥220gとおかず3品。お粥は少し残しておく。

1時ごろ少し午睡。暫くするとシーツ交換のために起こされて、その間20分ウォーク。3時には手術後初めてのシャワーを浴びた。手術の前日のシャワー以来で、手術以降は清拭ばかりだったのだが、陰部などもきれいに洗い流してすっきりした。もっとも腹部の手術瘡にはまだテープが張られたままだ。シャワー後3時30分に間食で、いつものようにコーンスープ味の高カロリー飲料。5時20分に3本目の20分ウォーク。そのまま売店に行き、ポカリスエットとチョコレートを買う。

 6時50分夕食。5分粥220g。7時35分4本目の20分ウォーク。8時には夜の間食で『赤ちゃんえびせん』とアップルジュース。これからの人生に重たい思いを抱きながらも、着実な回復に少し気持ちが晴れた一日で、今日は話すことが沢山あったのに、連れ合いは用事で来られなかった。

 相変わらず、金正日や後継者やと同じ画面と解説を繰り返すテレビに辟易としながら、11時就寝。

 本日歩き10,260歩。(16周×3回)

 (仙人新道から三の窓雪渓(氷河)と裏剣)

(続く)

 

 

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