伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

山鉾巡行2016 

2016年07月18日 | 祇園祭

まだ梅雨が明けない。
天気予報は昼から雨。
でも、朝から雨が降っていた。


今年の山鉾巡行も雨か…。


前祭、後祭に分かれてから3年。
前祭の巡行は23基。



祇園祭は、私には遠いものになってしまった。

宵山期間も行かなかった。
カメラがないから、行く意味もない。


でももうじゅうぶん行ったし、写真も撮ったしね。



祇園祭の思い出。


町会所に入るには高いお金がいる。
長刀、函谷、月、鶏、みな会所飾りを見るには
高いお金を払わないといけない。

だから私は、いつも放下鉾の会所へ行っていた。
あそこは太っ腹で、無料なのだった。

女性は鉾に上がれない、女人禁制の鉾だが、
会所には上れる。


あそこで、バグダッドを見たり、
稚児人形の三光丸くんに挨拶したりして、
そこの窓から見える放下鉾の飾りを
写真に撮ったりしたけれど…、

みんな前のパソコンに画像が入っていて、
アップしないまま画像が全部無駄になってしまった。


歩き回って疲れたらあそこへ行って休んでいたものだ。


今は後祭になっている、鯉山の会所も無料だった。
重要文化財になってる懸想品がただで見られた。

今は両方とも志納金箱なんかがあって、
多少なりともお金を入れないといけないみたいだ。

まあ、保存のためにしょうがないことなんだけれど。



巡行は、例によってKBS京都の生中継を見た。

前祭、後祭に分かれてから、
巡行を見に行くのもむつかしくなった。

京都市民の巡行観覧定位置、新町四条では、
午後まで見られるかもしれないが。



私の祇園祭の思い出。


今年の巡行中継は、驚いたことに、わりとまともだった。

やはり雨が降っている。

だから、懸想品とか、ご神体人形は皆ビニールがかぶせてあった。
ちょっと残念だ。


だけど先頭の長刀鉾は頑張っていた。

新調した若冲の見送りをどうしてもちゃんと見せたい、
という意気込みを感じた。

ビニールをかぶせず、堂々と巡行していた。


菊水の四面も生だったかな。
後掛けを新しくしたのを、見送りをかけずに見せていた。
見送りなしか!
ここでも並々ならぬ意気込みを感じた。

あの布袋図はうーむ、なんだけど。

(新聞で、
雨対策のため見送りを飾るのをやめにしたと書いてあった。
偶然だったのか。)



好きだったころの菊水鉾。


函谷鉾の見送りは弘法大師の書のやつだった。
今年はこれか…。
いやいいよ、函谷はいろいろ持っているから、
毎年何が出るか楽しみだ。


やはり山鉾巡行はいいもんだな。

毎年同じだと思われてるかもしれないが、
毎年新調品があったり、巡行の順番も変わるから、
毎年、それなりに楽しめるのさ。


月鉾と木賊山がスルーされてたが、
あとから四条河原町の交差点を通る時に
とりあえずフォローされてた。

月鉾をスルーするとは、えらい度胸やなと思ったが、
まあいいさ。


とにかく、巡行の前、
長刀鉾の稚児が会所を出て来るところから、
乗り込むところまでをノーカットで写した。

こんなのは初めてじゃないか?


実況がまた梶原アナだったので一瞬絶望したが、
油天神山の見送りを、梅原龍三郎とちゃんと紹介した。

梶原にしたら上出来だ。


孟宗山の見送りも気になっていた。

竹内栖鳳の、肉筆の、墨絵の孟宗竹だ。
祇園祭には珍しくモノトーンの異色の見送りだ。
あれが好きだった。


それを近年新しくしたというので、
残念に思っていたのだ。


そしたら、栖鳳のオリジナルを
つづれ織りにしたものを作ったと紹介していた。

気になっていたので、この紹介は嬉しかった。
ビニールがかかっていたが、
オリジナルを大事に思い復元したのに感激した。


くじ改めは、最後に扇をかざして山・鉾を来いとうながす、
その動作までをちゃんと切らずに放送していた。


KBS、何となくいい感じになってるやないか。

ゲストは16歳の女の子だから、あまりしゃべらないのが良かった。

もう一人のゲストはくまモンのデザインをした人で、
菊水の4面新調に8000万かかったというのを、
どこからそのお金を工面するのかと、
素人が一番知りたい素朴な質問をしていて、好感が持てた。

解説の人も言葉少なで、うるさくなかった。
解説の足りない部分を梶原が補っているとは!

いやいやいや、すまん梶原。


放送予定は11時までだったが、時間延長してくれた。

おかげで放火鉾・岩戸山・そして最後尾・船鉾の
3連続くじとらずを見ることが出来た。


私の好きな放下鉾の三光丸くんの稚児舞を見ることが出来たし、
バグダッドもちゃんと見られた。
ちゃんと紹介もされていた。

意外とインターナショナルですねーという
くまモンデザイナーの素朴な感想もよかった。

岩戸山の屋根に乗ったご神体もちゃんと説明した。


この放火鉾と岩戸山の並びで、山と鉾の違いに
ちょっと触れただけなのも良かった。
いつものようにくどくど説明しなくて良かった。

船鉾のかたちに、ゲストが喜んでいたのも良かった。


ただ天気が悪くて本来の船鉾でないのが残念だった。

晴れていたら、屋根はつけず、何本も旗をなびかせて
颯爽と進むのが船鉾だ。

晴れた空に、船首を飾る架空の鳥「ゲキ」が金色に輝く、
巡行のシメ。

また来年の楽しみにしよう。


門川大作市長も最後に加わり、
神輿が出ることもちゃんとアピール。

細かい突っ込みどころはあったけれど
それでも巡行を見られた。

ありがたいありがたい。




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