伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

蒼い炎2を買う苦労

2016年09月11日 | 羽生結弦
今はもう新しい話題でフィギュアシーズンも始まってる中、
なんのかんのでアップしそこねていて、
没にしていた古いネタを今ごろ出してみる。


いまさらいまさらだけども「蒼い炎Ⅱ」。


まあ、最初は買う気はなかった。
初めの「蒼い炎」も買う気も起こらなかった。

まあ、家じゅう本だらけだし、これ以上増やしてもと。



でも発売日に(いったいいつだっけ)、
京都新聞にでかでかと広告が出ていた。
10万部突破、とか書いてある。
やっぱりすごい人気なんだな。
もはやアイドルだな。


だが私はもうオバ、写真集を集める年でもない。


昔はこれでもいろいろ好きなスターの写真集を買ってた。
まだまだ若かったから。
それらは今も大事に取ってある。

市川雷蔵のなんかは3種類くらいある。


キャンデロロのころはちょっとでも欲しくて、
でも雑誌のほんの1、2ページくらいにしか
載ってなかったりして、それでもそれを買ったものだ。

ミーハーだったのだ。


本棚はもう一杯で、そこに入りきらない本が、
部屋のあちこちに乱雑に積み上げてある。
足の踏み場もない。
これ以上置くところがない。

自分の部屋だけでは収まらず、
隣の部屋まで侵食している。
本ばかり買っていたのだ。
何がどこにあるかを把握できない。

昔に買った本は、部屋にすら収まらず、
2か所の物置に入れてある。
本だらけだ。




本をはじめ、もう物を増やすべき年ではない。

むしろどんどん物を減らしていって、
最終的には何もなくしてしまって逝ってしまう、
というのが理想だ。

そういうことをもう、始めなくてはいけない年である。


羽生が記録更新した時にはちょっと記念に買いたかった。
でもやめた。

NHK杯の時の京都新聞の、
大々的な報道の切り抜きを残した。

それだけでいいと思った。

そこには、「絶対王者の舞い」というキャッチが
書かれてある。

「舞い」。
舞いだったのか。

そうだ、あれは確かに舞いだった。


その切り抜きは、今もずっと私の枕もとの、
沢山の本を積み上げたその一番上にずっと乗っている。



書店へ行くついでがあった。
「蒼い炎Ⅱ」が置いてあった。

でもビニールで一冊ずつ覆ってあり、
中を立ち読みすることが出来ない。

それに表紙。

あれはいかん、とても手に取ることは出来ない。
とても正視出来ない。
目を逸らす。



京都新聞の、週一に載る読書欄で、
「蒼い炎Ⅱ」が、京都のベストセラーに
ランクインしていた。

いつも京都と東京のベストセラーが掲載される。


東京ではランクインしていない。
東京はいつも、
へんてこな実用書ばかりが売れている。


その時も、「オトナ女子のための食べ方図鑑」とか
「やせるおかず 作りおき」とか、「自炊BOOK」とか
そういうのばかりだ。

そうでなかったらビジネス本ばかりだ。

生き馬の目を抜く東京では実用本ばかりが売れるらしい。


京都では、ミステリーとか、小説とか、文芸本が
よくベストセラーにあがってる。

京都の人は精神に余裕があるのだろうか、
そういう京都人民に羽生は人気があるのか。

買う決心がついた。



いくつかの理由はあった。

2012年からの羽生についてだという。


羽生がオーサーコーチを選んだ正確な理由を、
まず知りたいのがあった。


そして、
初めて羽生が全日本タイトルを取った時の心持ち。
(その時の全日本を私は自分の体調不良など抱えていて、
そのことで精一杯で、全然覚えてないのだが)

13年のワールドのこと。
(これも同様)

中国杯の本音。

そしてボストンワールドで、ショート前の調子について。

などなど。




その時、素直にネットで注文をすれば良かったのだ。
そうしておいたら、
あんなにあとで後悔することはなかった。



もう一度書店へ行く機会があった。

母に、字の大きな絵本を買おうと思ったのだ。
小さい字が読めないから、なるべく大きな字の絵本を。


それから、震える足で写真集のコーナーに行った。

相変わらず表紙を直視できない。

それを手に持つには、非常に勇気がいった。
ありったけの勇気を出して、ついに本を手に取った。


恥ずかしいのである。

自分にとって、こんなに恥ずかしい行為はないのである。



表紙をなるべく見ないようにして、
先に手に取った絵本の下に隠した。

羽生の本一冊だけ買うのがあまりにも恥ずかしいので、
絵本をついでに買うことにしたのだ。


で、絵本を上にして、羽生本をその下に隠すようにして、
レジに行った。



自分にとって、試練の時が来た。

レジのお姉さんは残酷だった。


絵本はテキトーに扱い、羽生の本を高々と掲げ、
ビニールどうしますか、と聞いて来た。


あのな、恥ずかしいんだよ。

そんなに、誰にでも見えるようにその本を
高々と掲げないでくれ。
しかも表紙を私にわざわざ向けてくれる。


はずしてくださいと言った。

とにかく早く袋に入れてくれ。


だが、お姉さんはまだ高々と本を掲げたまま、
これどうしましょう、と言う。

カバーをつけようかどうかと聞いているらしかった。



恥ずかしいんだよ。

そんなことはいいから、さっさと袋にしまってくれ。

分からんのか。恥ずかしいんだよ。


さっさとしてほしいんだ。

何気なく、さりげなくすっと済ませて欲しいんだよ。

だけどお姉さんは、いつまでも羽生の表紙をずっと
高々と掲げて私に見せつけるのだ。



冷や汗をかきながら、逃げるようにレジをあとにした。

この試練に打ち勝った私はえらい。




家に帰ってから、とっととカバーをつけた。

とても裸のままでは持っていられない。

表紙の羽生もだが、後ろのにっこり笑っている写真、
あれもだめだ。

とてもまともに見られない。


中をぱらぱらとめくってみる。

すると、そこここに写真が挿入されている。

試合の写真、スナップ。


どれもだめだ、これはだめだ。

まともに見られない。

あまりに恥ずかしいので、写真のページを
どんどんとばす。

とばして出来るだけ見ないようにする。


やっぱり年寄りには駄目だな、羽生の写真は。


ヘルムート・バーガーの写真集だったりは平気なのだ。

持ってるのだ、ファン必携の「魔性の美貌」。

私にはやっぱり彼くらいの年齢
(美しい時のヘルだが)
にミーハーするのが似合いなのさ。


「蒼い炎2」の感想はまた今度。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (繧医m)
2016-09-12 21:17:28
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返信する
Unknown (莨贋ス仙ュ)
2016-09-13 09:45:23
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