伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

赤瀬川原平氏亡くなる

2014年10月27日 | 本・書評
赤瀬川原平氏が亡くなられた。

私は彼の考え方というか、
思考というかが合っていたらしく、何冊も著書を持っている。
だから急な訃報に驚いていて、そして残念に思う。
享年は77歳、私の父と同じだ。
まだそんなに早くに逝く歳ではない。

赤瀬川氏の思考は、ことごとくヒットした。
最初はトマソンだ。



私はずいぶん影響を受けて、街歩きの時、
きょろきょろしながら珍物件を探して歩いた。
「原爆タイプ」や「無用門」「純粋壁」など、
歩いていたらぶつかることがあって、
そんなときはとてもうれしかった。

また彼は「老人力」にも目覚めた。



いつも目からうろこの思考力を提供し、
そしてヒットさせた。
「新解さんの謎」も面白かった。




新明解という辞書の項目の面白さを書き出してこれもヒットさせた。
目からうろこの面目躍如という感じだった。

「日本美術観光団」で、古い日本美術に目覚めたのも、
アバンギャルドから始まった赤瀬川氏がそれなりに年を取り、
改めて日本美術に傾倒してゆくのは、
私も同じように日本美術に興味を持ち始めた処だったので
理解できることだった。
その過程での「京都 オトナの修学旅行」は楽しかった。




だんだん年を取って来ると、
古いものに目覚めてくるものなのだろう。
赤瀬川氏の古典的な日本美術への回帰は、
納得のいくものだったし、
彼ならではの視点も相変わらずだった。

晩年はいろいろと病気を患って大変だったようだが、
全然知らなかった。
まだまだ亡くなるには若すぎる年だったので、残念でならない。
ご冥福をお祈りいたします。




美術館・ギャラリーランキング


京都府ランキング


フィギュアスケートランキング


↓ブログ村もよろしくお願いします!

にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村