一風斎の趣味的生活/もっと活字を!

新刊、旧刊とりまぜて
読んだ本の書評をお送りいたします。
活字中毒者のアナタのためのブログです。

音楽の「宗教性」と「審美性」について

2007-10-22 09:05:36 | CD Review
なぜか最近、またバッハに凝っています。

昔々に買いためた音源を、何度となく聞き返しているのですが、一番回数が多いのは、『ロ短調ミサ』ということになりました。

ちなみに、手許には、
◯ピリオド楽器の演奏
 ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ
 ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 パロット指揮タヴァナー・コンソート&プレイヤーズ
 アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン
◯近代楽器の演奏
 マリナー指揮アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
 コルボ指揮ローザンヌ室内オーケストラ
 リヒター指揮ミュンヘン・バッハ・オーケストラ
の7種類があります。

この内、ピリオド楽器の演奏に関しては、また別途扱うとして、ここでは近代楽器の演奏で対照的なコルボ盤とリヒター盤の比較をしたいのね。
ただし、考えがまだまとまっていないので、ここではエスキースのみ。

リヒター盤を聴いて、小生がまず感じるのは、その緊迫感。
出だしの「キリエ」からして、何が起こるのか分らない、けれどもきっと飛んでもないことが起るんじゃないか、と思わせる緊張があります。
この緊張あるいは緊迫感は、盤を通して一貫してあるものです。

一方、コルボ盤は、その演奏の(あるいは音の)美しさに惹かれます。
殊に合唱の見事さは、特筆大書すべきでしょう。
また、近代楽器ですので、管楽器の輝かしさも、忘れてはならないでしょう。

以上の2つの演奏を、一言で表すなら、リヒター盤の「宗教性」とコルボ盤の「審美性」ということになりそう。
その依って立つ由縁については、改めて論じたいと思います。

最新の画像もっと見る