goo blog サービス終了のお知らせ 

goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

 「安いニッポン」インバウンドはいいが…貧しい国、人権も尊重しない国に外国人は住みたいか 2023/10

2023-10-24 23:10:11 | 気になる モノ・コト

「安いニッポン」インバウンドはいいが…貧しい国、人権も尊重しない国に外国人は住みたいか
 AERAdot より 231024 小塚かおる

緊急経済対策を閣議決定、記者会見に応じる安倍元首相(2013年1月、ロイター/アフロ)
 長きにわたる日本経済の低迷で、物やサービスの内外価格差が拡大し、外国人にとっては「安いニッポン」。円安は日本の「貧しさ」をより際立たせた。経済成長がなければ、賃金は上がらない。外国人労働者は今後もやってくるのだろうか。小塚かおる氏の新著『安倍晋三 VS. 日刊ゲンダイ 「強権政治」との10年戦争』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集して解説する。(肩書は原則として当時のもの)

*  *  *

■安いニッポンに訪日客大挙
“やってる感重視”の安倍晋三政権は、毎年のように様々な目標数値を掲げた。しかし、金融緩和とバラマキ偏重、1年単位でくるくる変わる経済政策の看板掛け替えに終始したため、数値目標は未達成のオンパレードだ。

 おもな目標と結果を少し挙げてみると……。

【名目GDP 2020年に600兆円】

→2019年558兆円、2020年537兆円

※算出方法を2016年に変更して「数値かさ上げ」をしても達成ならず。

【消費者物価指数 2015年春に上昇率2%】

→2018年0.9%が最大(消費税増税の影響を除く)

【出生率 2025年に希望出生率1.8】

→2020年の合計特殊出生率1.34、2022年は過去最低の1.26

【女性活躍 2020年に管理職の女性比率30%】

→2020年13.3%

※達成年限を「2030年までの可能な限り早期」へ先送り。

【訪日外国人観光客 2020年に4000万人】

→2019年3188万人(2020年はコロナ禍で411万人)

 これほど未達成だと、民間企業の社長なら株主が黙っていない。

 もっとも、安倍首相が最初から強い決意で達成しようと掲げた目標だったのかは疑わしい。安倍首相にとっては「言ったもん勝ち、あとは野となれ山となれ」で、耳目を集め、支持率アップにつなげられれば成功だったのだろう。

 結果的にとはいえ憲政史上最長の7年8カ月もあったのだから、中長期的な視野を持って成長の種を蒔き、腰を落ち着けてじっくり育てることだってできたはずなのに残念だ。

 ただ、インバウンド(訪日外国人観光客)については、2020年からのコロナ禍がなければ、4000万人の目標数値を達成できていたかもしれない。2030年6000万人の目標は今も継続されている。

「観光立国で稼ぐ」というビジョンは、2003年の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を経て、08年10月に国土交通省の外局として観光庁が発足した時には政府内にあり、09年9月からの民主党政権で本格化していたから、正確に言えば安倍政権の成果ではないが、着実に実行に移したという意味では、デタラメなアベノミクスの中で数少ない成功例ではある。

 官邸で力を入れていたのは菅義偉官房長官だ。中国と東南アジア諸国からの旅行者に対するビザ発給要件を緩和し、アジアの中産階級の新たな旅行先として、日本への関心を高め、需要を掘り起こした。同時に、民泊を解禁するなど国内の受け入れ態勢も強化し、小売業は訪日客の爆買いに沸いた。2012年に1兆円だったインバウンド消費額は、2019年の4.8兆円にまでに拡大した。

 コロナ禍の大打撃を経て、水際対策が完全解除された2023年はインバウンドが急激に回復してきている。23年8月の訪日客数(日本政府観光局の推計値)は19年の同月比85.6%の215万人まで戻ってきた。

 和食が世界に浸透したことや、アニメやマンガなど日本のコンテンツ人気も背景にあるだろうが、インバウンドの急回復の最大のプッシュ材料は超のつく「円安」だ。

 世界の物価比較で用いられる「ビッグマック指数」は、マクドナルドのビッグマック価格(1個)をドル換算し、各国の貨幣価値を測るもの。英誌「エコノミスト」が毎年発表している。

 2023年1月時点(1ドル=130円前後)で日本は3.15ドルだ。これに対し、最も高いのはスイスの7.26ドル、ユーロ圏では5.29ドル、米国は5.15ドル。アジア圏ではシンガポール4.47ドル、韓国3.97ドルである。

 日本のビッグマックは23年1月時点で日本円では410円だ。これでも原材料の高騰で日本人にとってはかなり値上がりしているが、世界の国々から見れば「日本は安い!」ということになる。

 インバウンドの急回復で、外国人に人気の高い京都ではホテルの予約が取りにくくなっているうえ、宿泊料金も上昇。都市部だけでなく地方でもコロナ後を狙ったホテル開業ラッシュが続いている。全国的に新規開業はラグジュアリー系の外資系超高級ホテルが多く、23年4月に東京駅前にオープンした「ブルガリ ホテル 東京」は1泊25万円から。メインターゲットは外国人で、一握りの日本人富裕層なら泊まれるかもしれないが、普通の日本人はお呼びじゃない。

 インバウンドはいいけれど……。

 円安による内外価格差が続く限り、インバウンド頼みの経済成長を追求すれば、「安いニッポン」「貧しい国ニッポン」と裏表の関係だ。

■移民の議論なし。もう日本に労働者は来ない
 こんな「安いニッポン」に、果たして外国人労働者は今後もやってくるのだろうか。ネックは上がらない賃金だ。

 日本の経済成長を阻む要因には、アベノミクスの失敗など政府の経済政策のマズさ以前に、少子高齢化で労働力不足という構造的問題が立ちはだかる。

 それを補うため、安倍政権は2018年秋の臨時国会でバタバタと出入国管理法を改正し、翌年4月にスピード施行した。「特定技能(1号、2号)」と呼ばれる2つの在留資格を新設して14業種で外国人労働者の受け入れを拡大し、従来認めていなかった単純労働も合法化するものだった。

 ここでより明確になったのは、1993年から導入されている「外国人技能実習制度」の破綻だ。

 途上国への「国際貢献」の名の下に、外国人を日本人以下の低賃金で「労働力」として使ってきたことはもはや否定しようがない。劣悪な労働環境、イジメや暴力に耐えかねて、実習先から失踪する実習生が続出していることも広く知られるようになった。

 コロナの水際対策が解除され、23年5月に政府の有識者会議が技能実習制度を廃止し、「人材確保」を目的に加えた新制度創設を提案する中間報告をまとめた。批判された制度をようやく廃止する方向に舵を切ったのは、人手不足の尻に火がついているからで、日本側の勝手な事情だ。外国人労働者の人権侵害の問題は今も解消していない。そのうえ、日本の賃金は韓国やシンガポールより安い。出稼ぎ目的なら、わざわざ日本を選ぶだろうか。

 公益社団法人「日本経済研究センター」が22年11月に発表したアジア経済予測によれば、日本に多く出稼ぎに来ている東南アジア各国(ベトナム、インドネシア、タイ)の現地給与は2030~32年に日本の給与水準の50%を超える。日本に来るうまみが薄れるため、2032年には来日する外国人労働者が頭打ちになるという。

 2018年の入管法改正時、国会では「これは移民政策を曖昧化したもの」という批判があった。自民党内の保守派を中心に「移民解禁」には反対が根強い。それで、「家族は連れてこられない」などの規制をかけて、永住につながらないようなハードルを作ったわけだが、あの時、移民の是非についてもっと国民的な議論になっていたら、と思う。人口減少社会で、どうやって日本が外国人とともに生活し、働く社会を作るか、どういう負担をするかなど、総合的なグランドデザインを描くべきだったのだ。

 安倍首相は当時国会で、「国民の多くの方々が懸念を持っているような移民政策を取る考えはない」と答弁していたが、改正法施行前後に実施された読売新聞(2019年5月5日付)の外国人材に関する世論調査では、外国人が定住を前提に日本に移り住む「移民」の受け入れについて、賛成が51%で、反対の42%を上回った。

 国民的な議論の素地はあった。安倍政権時代に移民や外国人労働者の待遇などについて、人権面も含め深い検討が行われなかったことが悔やまれる。

 2023年の今になって政府が、無期限の滞在が可能で家族の帯同も許される、熟練者のための「特定技能2号」を大幅に拡大しようとしているのを見ると、相変わらずの後手に呆れるしかない。無期限滞在は永住を意味し、事実上の移民政策だ。ところが、なし崩しに広げようとしながら、岸田文雄政権は依然、「移民にあたらず」(松野博一官房長官)と強弁し、相変わらず外国人との共生のグランドデザインを描こうとはしていない。

 安い賃金で人権も尊重しない国に、たとえ移民を受け入れようとなっても、外国人が住みたがるのか。もはや手遅れではないか。

 エコノミストなどに取材すると、「それでも日本は治安がいいし、賃金のわりに生活水準が高いので、住みたい外国人はいるだろう」とのことだが、さて。

 いずれにしても、外国人労働者と移民政策については、逃げずに真正面から国会で徹底的な議論をしなければならない時期に来ている。

 結局、アベノミクスによってもたらされた「失われた10年」で何が残ったのか──。庶民は超のつく円安が招く物価高に苦しめられ、グローバル比較で安すぎる給料に甘んじ、経済成長への明るい見通しが持てないまま、訪日外国人が「安い」「安い」と買い物するのを眺めている。

 失敗が明確なアベノミクスを「道半ば」と言い続け、国民生活よりも政権維持とメンツを優先した安倍氏の責任は重い。

●小塚かおる(こづか・かおる)
日刊現代第一編集局長。1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て2002年、「日刊ゲンダイ」記者に。19年から現職。激動政局に肉薄する取材力や冷静な分析力に定評があり、「安倍一強政治」の弊害を追及してきた。著書に『小沢一郎の権力論』(朝日新書)などがある。



💋観光立国って、見せかけ。観光で栄える国無し。ただ円安での賑わいがでまかし。
  政治もだが、マスゴミもジャーナリストではなく、江戸期と変わらぬ瓦版屋程度。
  小泉以降、どの政権も… 人口動勢で人口減少確実ななか、小選挙区制廃止して元の選挙制に
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「JT-60SA」が初プラズマに成功 核融合実験 202310

2023-10-24 22:20:00 | 気になる モノ・コト

「JT-60SA」が初プラズマに成功 核融合実験
 産経ニュースより 231024


[建設中の核融合実験装置「JT-60SA」=茨城県那珂市]

 次世代のエネルギー源として期待される核融合の実験施設「JT-60SA」(茨城県那珂市)が23日、初めてプラズマの生成に成功した。量子科学技術研究開発機構(量研)が24日、発表した。

 JT-60SAは日欧が共同で建設したもので、核融合反応を起こすのに必要な高温のプラズマ(固体・液体・気体に次ぐ物質の第4の状態)を発生させる実験装置。
 トカマク型というプラズマを磁場で閉じ込める方式の装置では現時点で世界最大だ。

 2020年3月に完成して試験運転を開始したが、電気系統の不具合で21年3月に停止。補修を経て、今年5月に運転を再開し、プラズマの生成を目指していた。

 今回の成功について、量研・那珂研究所トカマクシステム技術開発部長の東島智氏は、「各構成機器が連動して、システムとし機能することが実証でき、装置の基本性能が確かめられた」と話した。
 今後は1カ月ほどをかけて、プラズマの維持や性能向上に関する実験を進める。その後は装置を止め、本格的な実験に向けた設備増強を約2年かけて行う計画だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都・紅葉スポットを巡る 絶景の秋の古寺へ出かける /南山城  202310

2023-10-24 22:10:00 | 🚇 旅選定の参考

京都・紅葉スポットを巡る 絶景の秋の古寺へ出かける /南山城
 Premium  Japan より 231024


 暑い夏がやっと終わりを告げ、秋が深まってくると、楽しみになってくるのが美しく彩る紅葉の風景。名所は全国に数々あるが、一番感動的なのは京都の古寺で見る紅葉ではないだろうか。
 長い歴史がある寺と豊かな自然が見事に調和した美しい景色は、私たちの心に大きな安らぎと感動を与えてくれる。

 ここでご紹介するのは、今も里山が残る京都の南部・南山城エリアで美しい紅葉が見られると人気の古寺である。鮮やかな紅葉と京都の貴重な文化財に出会う旅をゆっくりと散策し、非日常の時間を楽しんではいかがだろうか。


◆海住山寺
 急な山道を登って辿り着く紅葉の五重塔
秋を迎えた海住山寺の紅葉は、誰もが息を飲む美しさである。特に、五重塔周辺のモミジと本堂裏のイチョウの紅葉は格別。
 さらに、本坊から見る借景の紅葉の山々も感動を与えてくれる。京都の惣菜を指す言葉「おばんざい」を世に広めたことで知られるエッセイスト、大村しげはこの寺を愛した1人。「梅が咲く。桜が咲く。それが過ぎたら、さつきが咲いて、そのころのさわやかに青い楓は、秋には錦の幕を張ったように紅葉して、やっぱり、ここは観音浄土の地やろうか」とエッセイ集『静かな京都』に綴っている。
 京都市内からは車で1時間ほど。奈良時代の都城、恭仁宮があった瓶原(みかのはら)を見下ろす三上山(海住山)の中腹に位置する。
 紅葉を見ながら眼下に恭仁宮、平城京を望み、古の時代に思いを馳せるのも一興だ。天平七年(735年)に聖武天皇の命を受けて良弁僧正によって建立されたと言われ、国宝の五重塔、十一面観音菩薩像、重要文化財の文殊堂は必見である。

▶︎海住山寺
京都府木津川市加茂町例幣海住山20
 拝観時間:9時〜16時30分
拝観料:本堂内拝観(本尊重文十一面観音菩薩、他)500円(入山料を含む)
※ハイキング・写真撮影・散策等の方は入山料1名100円
※特別展期間中は別料金


◆浄瑠璃寺
 極楽浄土をイメージした庭園で京都の秋を愛でる
紅葉シーズンの浄瑠璃寺は、思わず現実世界を忘れてしまうような貴重な体験ができる。 
 真っ赤に色づいたモミジに囲まれた本堂と三重塔は目を見張る美しさ。風のない晴天の日には宝池の水面に紅葉が映し出され、まるで平安貴族が夢見た極楽浄土の世界のようだ。実際、宝池を中心に西に本堂(国宝)、東に三重塔(国宝)が配置された庭園は、浄土楽園をイメージして作られている。
 平安時代にはこのような寺が30以上も存在していたとされるが、全て失われて今に残るのは浄瑠璃寺のみ。ここは国の特別名勝に指定されている。
 本堂には九体阿弥陀如来坐像(国宝)が安置され、九体阿弥陀如来坐像もまた平安時代に多く作られた記述はあるものの、平安時代の作品で現存するのはこれらの像のみ。
 京都の中心部や奈良の有名寺院に負けない文化財を誇るのが浄瑠璃寺なのである。1047年に建立とされ、寺名は三重塔に安置されている薬師如来の東方浄土「東方浄瑠璃世界」に由来している。

▶︎浄瑠璃寺
京都府木津川加茂町西小札場40
 開門時間:9:00〜17:00
※本堂拝観受付は16:30まで(12月〜2月は10:00〜16:00、本堂拝観受付は15:30まで)
拝観料:400円(中学生以上)


◆岩船寺
 神秘的な雰囲気を湛える平安の古寺をモミジが彩る
三方を山に囲まれ、ひっそりと佇む岩船寺は四季を通していろいろな花が咲く「花の寺」。
 紫陽花の名所としても有名だが、ヤマモミジやイロハモミジが分布しているので、紅葉シーズンの美しさも格別だ。
 特に奥まった高台に建つ高さ18メートルの三重塔(重要文化財)を紅葉樹と常緑樹が囲む景色は素晴らしく、額縁に見立てた山門から眺めると、絵画のようだと言われている。阿字池の左側に建つ花崗岩で造られた十三重石塔(重要文化財)の周辺ももう一つの紅葉スポットである。
 1632年に編纂された「岩船寺縁起」によると、寺の創建は天平元年(729年)に聖武天皇が行基法師に阿弥陀堂を建立させたのが起源。
 藤原時代初期の制作と考えられる阿弥陀如来坐像や普賢菩薩騎象像など、貴重な重要文化財は必見だ。岩船寺から浄瑠璃寺まで当尾(とうの)の石仏を訪ねる道(徒歩2.5キロの半日コース)が設定されているので、紅葉狩りを兼ねてウォーキングを楽しむこともできる。

▶︎岩船寺
 京都市木津川加茂町岩船上ノ門43
拝観時間:3月〜11月8:30〜17:00(受付は16:45まで)
      12月〜2月9:00〜16:00(受付は15:45まで)
拝観料:大人500円、中学生・高校生400円、小学生200円


◆酬恩庵 一休寺
 深紅のモミジが迎えてくれる一休さんの寺
日本はもちろん、アニメを通しても世界的に知られる一休さんゆかりの寺が、酬恩庵 一休寺。京都府京田辺市に位置するこの寺も紅葉の穴場スポットである。
 シーズンには総門をくぐり、参道で頭上を見上げると、深紅に染まったモミジのトンネルが…。さらに、参道の突き当たりを右折しても、見事なモミジのトンネルが迎えてくれる。晩秋に見られる苔の絨毯を覆う‘散りモミジ’も風情に溢れている。
 真っ赤に染まった紅葉のトンネルを抜けていく。
一休さんこと一休宗純(いっきゅうそうじゅん)がこの寺に住まうことになったのは室町時代中期の1456年(康正2年)。81才で大徳寺の住職になってからもこの寺から通い、88才で亡くなるまでの25年間を過ごしたという。
 住まいだった「虎丘庵」、お墓「宗純王廟」や肖像画「一休禅師画像」(重要文化財)を見ることができる。また、この寺は枯山水の美しい庭園でも有名。南庭、東庭、北庭のそれぞれで異なる紅葉の景色を方丈から眺めるひとときも心を満たしてくれる。

▶︎酬恩庵 一休寺
京都府京田辺市薪里ノ内102
 開門時間:9:00〜17:00
※宝物殿は、9:30〜16:30
拝観料:大人500円、高校生400円、中学生300円、小学生200円、


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の京都は特別展が目白押し!注目の展覧会4選  2023/10〜12

2023-10-24 21:58:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

秋の京都は特別展が目白押し!注目の展覧会4選
  貴重な寺宝や美しい絵画が公開されています。
   婦人画報 より 231024


 木々が色づき始めた秋の京都。芸術の秋も、古都・京都ならではの歴史を感じさせる展覧会が開催されています。
 景色を楽しみつつ、展覧会巡りに出かけてみてはいかがでしょう。
最旬バッグをお供に──京都で始める秋のおしゃれ
 

◆1.真言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」
 平安京遷都にともない、国家鎮護のための官立寺院として創建された東寺。その後、嵯峨天皇によって弘法大師空海に託され、823年に日本で初めての密教寺院となりました。空海は講堂や五重塔といった伽藍の造営に取り組み、講堂に大日如来を中心に21軀の仏像を安置。立体曼荼羅の世界を表現しました。
 国宝 弘法大師尺牘(風信帖)【展示期間:10月22日~11月25日】
 今年、空海が真言宗立教開宗して1200年を迎えたことを記念して,2023年10月31日(火)まで,「真言宗立教開宗1200年記念特別拝観『東寺のすべて』」が開催されています。
 通常非公開のお堂が開かれるほか、空海が最澄に宛てた手紙や国宝《風信帖》,現存最古の採色曼荼羅である《両界曼荼羅図》などが宝物館で公開されます。
 さらにアーティスト・小松美羽が東寺食堂で製作した《ネクストマンダラ―大調和(だいちょうわ)》や写真家・土門拳の作品の展示も行われています。1200年続く東寺の伝統と現在をご堪能ください。
 国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)胎蔵界【展示期間:9月20日~10月21日】

▶︎真言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」
会期/~2023年10月31日(火)
拝観時間/9時~17時(拝観受付は16時30分まで)
 拝観料/一般2,000円、高校生1,500円、中学生以下1,000円
tel.075-691-3325 fax 075-662-0250
京都市南区九条町1番地
真言宗総本山 教王護国寺(東寺)


◆2.開館60周年記念「京都画壇の青春-栖鳳、松園につづく新世代たち」
 明治時代、東京奠都や西欧化は、文化の中心地であった京都に大きな影響をもたらしました。京都画壇にもその波が押し寄せ、竹内栖鳳や上村松園,そして彼らに続く土田麦僊,小野竹喬,野長瀬晩花,岡本神草,といった新世代の画家たちは,まだ誰も見たことのない日本画を求めて試行錯誤を重ねました。
 上村松園《舞仕度》1914年 京都国立近代美術館
 京都国立近代美術館で2023年12月10日(日)まで開催されている「開館60周年記念『京都画壇の青春-栖鳳、松園につづく新世代たち』」では、そんな明治末から昭和の初めに活躍した京都画壇画家たちの作品を紹介しています。
  土田麦僊《島の女》1912年 東京国立近代美術館蔵
 時代の変化に,迷い,もがきながら創造された,新たな日本画。それは時に荒ぶり,過剰で,愛おしさも湛えています。作家たちの葛藤に思いを馳せながら,ご覧ください。
 野長瀬晩花《初夏の流》1918年 京都市美術館 ※展示期間:10月13日(月)~11月12日(日)

▶︎開館60周年記念「京都画壇の青春-栖鳳、松園につづく新世代たち」
 会期/~2023年12月10日(日)
  開館時間/10時~18時(金曜日は20時まで夜間開館)
※入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜
観覧料/一般1,700円、大学生1,100円、高校生600円
tel.075-761-4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
京都国立近代美術館


◆3.特別展「東福寺」
 鎌倉時代前期に、摂政・関白を務めた九条道家が発願し、円爾(えんに/聖一国師)を招いて建立された東福寺。広大な敷地に広がる巨大伽藍は後に「伽藍面(がらんづら)」と称される規模を誇り、南北朝時代には京都五山の一つに数えられたほどの名刹です。
 重要文化財 遺偈 円爾筆 鎌倉時代・弘安3年(1280) 京都・東福寺蔵 
※展示期間:11月7日(火)〜12月3日(日)
 2023年12月3日(日)まで開催されている特別展「東福寺」は、同寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会。東福寺を創建から振り返り、開基円爾や円爾の後継者たちが形成した「聖一派」ゆかりの品などが展示されるほか、「画聖」と崇められた絵仏師・明兆(みんちょう)による大作《五百羅漢図》の全幅が修理後初公開となります。

重要文化財 五百羅漢図のうち第1号幅 吉山明兆筆 南北朝時代・至徳3年(1386) 
 京都・東福寺蔵 ※展示期間:10月7日(土)〜10月22日(日)

東福寺を拠点に活躍し,雪舟と並び称されるほどの高名な画人であった明兆。《五百羅漢図》は,そんな明兆の代表作とされる作品です。水墨画と極彩色の見事な調和にご注目ください。
重要文化財 白衣観音図 吉山明兆筆 室町時代・15世紀 京都・東福寺蔵 ※展示期間:10月7日(土)〜11月5日(日)

▶︎特別展「東福寺」
会期/~2023年12月3日(日)
※主な展示替
前期展示:10月7日(土)~11月5日(日)
後期展示:11月7日(火)~12月3日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
開館時間/9時~17時30分(入館は17時まで)
休館日/月曜
観覧料/一般1,800円、大学生1,200円、高校生700円
tel.075-525-2473(テレホンサービス)
京都市東山区茶屋町527
京都国立博物館


◆ 伊藤若冲_蕪に双鶏図_前期(福田美術館展示)
4.「ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪」
歌川広重の浮世絵、伊藤若冲の鶏、円山応挙や長沢芦雪の仔犬など、江戸絵画の名品118点とともに、江戸絵画の基礎知識や鑑賞ポイントを紹介する展覧会「ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪」。2024年1月8日(月・祝)まで、福田美術館と嵯峨嵐山文華館で合同開催されます。
 円山応挙_竹に狗子図_右隻_前期(福田美術館展示)
第一会場である福田美術館には、17~18世紀に京都で活躍した円山応挙、伊藤若冲、長沢芦雪らの作品を展示。さらに、室町時代から続く「狩野派」や、江戸時代に独自の表現を生み出した「琳派」による屏風絵などが並びます。第二会場の嵯峨嵐山文華館では、江戸で人気を博した浮世絵を紹介。葛飾北斎の《大天狗》《墨堤三美人図》といった肉筆浮世絵をみることができる貴重な機会です。
長沢芦雪_親子犬図_前期(福田美術館展示)
 一度は目にしたことのある名品を展覧でき、分かりやすい解説で学べる展覧会です。ぜひ江戸絵画初心者の方もお楽しみください。
伊藤若冲_ 霊亀図_後期(福田美術館展示)

「ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪」
▶︎第一会場
会期/~2024年1月8日(月・祝)
開館時間/10時~17時(最終入館16時30分)
休館日/2023年12月5日(火)、30日(土)~2024年1月1日(月)
料金/一般1,500円、高校生900円、小・中学生500円
tel.075-863-0606 fax 075-863-0607
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
  福田美術館
「ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪」
▶︎第二会場
会期/~2024年1月8日(月・祝)
開館時間/10時~17時(最終入館16時30分)
休館日/2023年12月5日(火)、30日(土)~2024年1月1日(月)
料金/一般1,000円、高校生600円、小・中学生400円
tel.075-882-1111 fax 075-882-1103
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
嵯峨嵐山文華館
※二館共通券/一般2,300円、高校生1,300円、小・中学生750円
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都・宇治巡り 心がほっこりできるカフェ&食事処4選 202310

2023-10-24 21:12:00 | 🚇 旅選定の参考

京都・宇治巡り 心がほっこりできるカフェ&食事処4選
 Premium Japan より 231024


 京都にはまだあまり知られていない魅力的な場所も数多くある。小さくも美しい神社仏閣、日本の伝統文化が色濃く残る街の横顔、豊かな自然が生み出す絶景など、自分だけのお気に入りに加えたいそんなスポットを探すのも楽しい。

 今回は京都市の隣に位置する宇治エリアの魅力を紹介していく。
世界遺産「平等院」や日本最古の神社建築の「宇治上神社」などの歴史的建造物はもちろん、その散策の合間に立ち寄りたい最近話題のスイーツ店、さらには宇治ならではの普茶料理など、ここでしか出合えないひとときを。

◆◆平安文化と宇治茶の街には隠れパワースポットの宝庫
 京都市内から電車で約30分揺られると、源氏物語ゆかりの地であり、宇治茶の産地でもある宇治駅に到着する。
 市内中央には源氏物語にも登場する宇治川が流れ、そこには日本三古の橋の一つである風情ある姿の「宇治橋」②が掛かっている。
 平安文化が色濃く残る街並みの中には、日本最古の神社建築の「宇治上神社」①をはじめ、平安時代の摂政・藤原頼通が、憧れの極楽浄土を現世に再現しようと試みた壮麗な寺院「平等院」など有名な神社がある。

①我が国最古の神社建築であり、1994年にユネスコ世界遺産に登録されている。
②646年に初めて架けられたとされている、日本最古の橋とされている「宇治橋」。

 また異国情緒あふれる「萬福寺」や、別名「花の寺」とも呼ばれている西国観音霊場第10番札所の「三室戸寺」、ハート型の窓「猪目窓」の「正寿院」など、個性的で魅力的な神社仏閣もあるので是非立ち寄って欲しい。
 さらに5〜6月に訪れて欲しいのが「宇治市植物公園」である。ここにはホタル観賞区域に指定されている水路があり,ゲンジボタルが鑑賞でき,古き日本の情緒を体感できるはずだ。
 さらに宇治茶の産地であるゆえに、市内には老舗の茶商や茶店が数多く並んでおり、連日多くの行列が見られる。

 そんな中,小さいながらも個性的なカフェが最近注目を集めていることをご存知だろうか。
古民家リノベーション店舗や一軒家を利用しており、オーナーのこだわり抜いた空間と味わいが魅力的なカフェ。抹茶を使ったスイーツはもちろん、季節のフルーツをふんだんに使ったスイーツや厳選した材料で作られたプリン、また丁寧に淹れたコーヒーなど、味わいと共にその空間が魅力的な個性的派だ。さらに、宇治ならではの普茶料理と合わせて4店舗を紹介する。

◆宇治・宇治川エリア
  平等院エリアにある小さな庭のある古民家カフェ
 あめあがり

 旬のフルーツを使ったシフォンのキューブサンド。
 苺レアチーズのシフォンパフェ。
 有機コーヒーゼリーパフェ。

可愛い暖簾が目印。
 シフォンケーキを使って旬のフルーツをふんだんに使ったキューブサンドやパフェなどは、その可愛らしいビジュアルはS N S映え間違いなし。
散策の合間にちょっと立ち寄って、町屋を改装した小さなお店で一息もいいだろう。

▶︎あめあがり
 京都府宇治市宇治妙楽144
  営業時間 11:00~17:00 (L.O. 16:30)
 定休日 水・木(不定休あり)

◆宇治川を眺めながら、癒されカフェでのんびり
  喫茶コンソラ

 宇治川沿いにあるカフェ「コンソラ」は、その宇治川を望む絶景とアンティークの家具が並ぶ落ち着いたインテリアの一軒家の邸宅カフェ。店名のコンソラはフランス語の「Consolateur」(癒し)からイメージしていると聞くが,その名の通り,景色も料理やスイーツも,そこに流れる時間も,そのすべてが私たちを優しく包み込み癒してくれるようだ。

 秋のカナッペプレート。左から蓮根と白みそソース&チーズ、4種のキノコ&鶏肉のアンチョビオイル、クリチ&生ハム無花果コンポート。
 季節で変化する「宝石ソーダ」。
アンティークの家具が印象的なインテリアも人気。

 2階にあるカフェは,モーニングから営業しているので,朝の散歩時に立ち寄るのもいい。もちろんランチやデザートも魅力的なメニューが並ぶ。アイスコーヒー用の豆で淹れたコーヒーで作るコーヒーゼリーと自家製カスタードプディングや、自家製コンソラパンを使った「マルゲリータのタルティーヌ」。
 また期間限定のパルフェや宝石ソーダなど、季節の素材を使ったレシピが次々に登場するので目が離せない。
 店内はアンティークの家具が並ぶ落ち着いた店内になっており、テラス席は犬もOKというので愛犬と共に楽しみたい。

▶︎喫茶コンソラ
 京都府宇治市宇治又振55-7
  営業時間 木金11:00〜15:00 土日10:00〜16:00
 定休日 月火水


◆宇治・黄檗エリア
 わざわざ出かけたい、牛舎を改装したカフェ・ギャラリー
  基牛舎(もとぎゅうしゃ)

 京都・宇治 市街地から車で少し山へ入った炭山エリアにあるのは、 元牛舎を改装した暮らしの道具、うつわ、カフェのお店「基牛舎」。市内とはまた違った風景が広がり、ここに身を置くだけで季節の移ろいをゆっくりと感じられる空間である。市内からは少し離れてはいるがわざわざ訪れたいカフェである。
 オーナーが作家さんということもあって、店内のインテリアやギャラリーはもちろん、カフェで使用する器もセンスが良い。何より、カフェ自体が自然と一体化したアートなのである。
 牛舎とは思えないほどセンスの良い空間。
 自然豊かなカフェは、そこにいるだけで心地いい。
 見た目にも美しいオープンサンド。

 ランチメニューは家庭的な中勢似のロース豚カツを使用したプレートや自家製パンのオープンサンドなどが揃っており、そこがより心をほっこりさせてくれる。
 食事後はゆっくりとギャラリーをのぞいたり、周辺を散策したり、この自然と風を体感して欲しい。店舗には駐車場もあるが、店前にサイクルラックもあるのでサイクリングで立ち寄るのも楽しい。

▶︎基牛舎
 京都府宇治市炭山養老44 (または40)
  カフェ営業 金・土・日・祝日(木金の祝日)
 営業時間 11:00 – 16:30(ランチは数量限定15:00まで)
  定休日 月・火・水・木
   ※小学生以上の利用となる。


◆中国から伝わった精進料理をいただく、特別な時間を
 黄檗宗大本山「萬福寺」
萬福寺は日本三禅宗の一つ・黄檗宗の大本山。寛文元(1661)年、中国福建省から来日した隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって開かれた。その歴史ゆえ、ここはチャイニーズ感満載であるとか、異国情緒があると言われている。
 隠元禅師は大陸のさまざまな文化や風習を伝え、日本に煎茶文化をもたらしたとされており,インゲン豆やスイカ,レンコン,タケノコ(孟宗竹)なども日本に伝えたとされている。
 普茶弁当3,300円,特別普茶料理6,600円,特別普茶御膳9,900円,特別普茶御膳「あおい」11,000円(すべて要予約)。

 萬福寺に来たら、ぜひ予約して欲しいのが「普茶料理(ふちゃりょうり)」である。これは隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれている。日本の山野に生まれた自然の産物を調理し、すべての衆が佛恩に応え報いるための料理であることから、席に上下の隔たりなく一卓に四人が座して和気あいあいのうちに料理を残さず食するのが普茶の作法である。
 禅宗では「五観の偈(ごかんのげ)」という食事の前に唱えられる偈文があり、食事をいただく事も修行のうちのひとつ。その事を踏まえ、素朴・幽遠な禅味のある三百数十年の伝統と風味を楽しんで欲しい。

▶︎黄檗宗大本山「萬福寺」
 京都府宇治市五ケ庄三番割34
  開門時間 9:00~17:00 ※受付は16:30まで
 拝観料 大人500円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生300円
ーー普茶料理
 営業時間 11:30〜14:30(昼食のみ)
 年末年始、お盆、諸行事などの都合で休業
定休日 不定休
問い合わせ  0774-32-3900(受付時間9:00~16:30)
*予約は3日前の午前中まで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする