TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

O.C.O.E.

2006-07-30 03:03:51 | AORとか
一昨日の通勤で聴いていたのが、PAGESのアルバム「PAGES」。
80分のMD収録時間の残りには佐藤竹善の「CORNERSTONES」を入れてました。
理由は簡単、「CORNERSTONES」は佐藤竹善のカバーアルバムであり、この「PAGES」から2曲「YOU NEED A HERO」と「O.C.O.E.」が取り上げられているからに他ならない。
聴き比べてみると面白いのが「O.C.O.E.」のアレンジ。
オリジナルのPAGESのアレンジは非常にシンプル。あくまでもRICHARD PAGEとSTEVE GEROGEによるボーカル・コーラスが中心。サビのチョッパーベースのファンキーなノリにバスドラダブルストロークによる重厚なキメがカッコいいんですけどね、やっぱりコーラスアレンジのキャッチーさが際立つAORの重鎮的名曲。
一方、佐藤竹善バージョンは、若干テンポも早めでかなりJAZZ/FUSIONっぽい作りになっている。CHICK COREA風というか「SPAIN」っぽいアプローチのアレンジが加えられ、たたみかけるようなシャープなホーンセクションもプラス。原曲にはないジャジーなサックス、ピアノソロもフィーチャーされていてジャズファンも唸る見事な出来です。
とはいえ、忘れてはならないのはこの曲のリズム隊、沼澤尚と青木智仁です。叩きまくるTAKAさんの絶妙なハイハットワークが繰り出すグルーヴ。絶対打ち込みじゃ再現不可能ですよ。そしてこのグルーヴに絡みつく青木さんの凝りに凝ったベースのフレージング。これがまたとにかくカッコいい。今更ながら青木さんの名演の1曲に数えられるんじゃないかと思います。単にコピーする、というだけではなくて、こんな大胆にアレンジを変えてしまうというのもカバーアルバムならではの味わいですね。

そういや青木智仁さんの足跡ネタがFOKで中断してたのを思い出しました。

O.C.O.E/PAGES
RICHARD PAGE(vo)STEVE GERORGE(keys)CHARLES JOHNSON(g)NEIL STUBENHAUS(b)
VINNIE COLAIUTA(ds)

O.C.O.E./佐藤竹善
CHIKUZEN SATO(vo)MANABU OISHI(keys)TAKASHI NUMAZAWA(ds)TOMOHITO AOKI(b)
HIDEFUMI TOKI(sax)ERIC MIYASHIRO(tp)YOICHI MURATA(tb)HARUMI TSUYUZAKI(vo)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BOTTOM OF YOUR SOUL-TOUR ED... | トップ | 「ART」な小ネタ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

AORとか」カテゴリの最新記事