家電製品をいっぱい買ってエコの怪

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＃調査会社ＢＣＮが２日発表した１１月の薄型テレビの販売台数は前年同月比５倍となり、伸び率は過去最高を記録した。１２月から家電エコポイント制度の付与ポイントがほぼ半減されたが、これを前に駆け込み需要が一気に膨らんだ。(毎日ｊｐより)

姉の家はこの騒ぎを結局見送った。
薄型テレビを取りあえず買わなかった。
その判断が正しいのかはまだわからない。
需要落ち込みを防ぐため、更なる値下げ競争。
となる可能性は低いと思うが、
可能性の問題だからゼロにはならない。

まあ、ぶっちゃけね。
電化製品を買ってエコになるというのもナンセンス。
本当にエコに貢献するのは、
電化製品を買わない人。
「買わない」という行為は数値として測りづらいから、
今よりサイズアップ（たとえばテレビの画面サイズ）して、
少しだけ消費電力の低い家電を買った人に、ポイントをつける。
そのシステムに飛びついてエコ家電（この呼び名もどうなんだか）を買う人が増える。
結果一時的ではあっても二酸化炭素排出量が増えるというちょっとした矛盾。

この辺はやはり同じことを考える人はいるもので、
伊集院光もラジオで珍しく白伊集院として力説していた。

消費電力の少ない家電が流通することを否定するつもりはない。
でもエコのためではない。
単なる目先の利益に飛びつかせるというのは手法として如何なものか。
ねえ、世論操作にばかり熱心な政治家さんたちよ。

皆が毎日少しずつでも確実にエコなことをする。
空気のようなエコの雰囲気。
その方向性のほうが健全な気がするのは私だけだろうか。

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