『それまでの明日』原 寮著 2019-05-13 17:11:10 | 読書 原さんの小説は途中で挫折したことがある。 それ以来一冊も読んでいない。 「私」という一人称で、細かく状況を描写しながら物語は進んでいく。 レイモンド・チャンドラーと同じスタイルだ。 「ロング・グッドバイ」と同じで、読みやすい。 いくつもの状況が重なっていて、頭の悪い私にとって、人物表を何度も見直した。 読み終えてみるとそれほど複雑な筋ではない。 どうやら父性がテーマらしいと思った。 文句なく楽しめる小説である。 しかし、『それまでの明日』ってなんだろう。 『夏物語』は「父親なんて要らない。自分の子供が欲しい」と思う女の話だった。 これは自分が父親であるというかすかな思いを持って生きる男の話である。 ハードボイルドなんだなあ。 #本(レビュー感想) « 今日の一句2 | トップ | 今日の一句 »
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