いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

ゴールデン・ウイーク中ですが、暗い世相を映しているニュースでもいかが?

2012-05-02 19:31:17 | 日記


夜間走行の高速バス事故

群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡、運転手を含む39人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故、「格安競争」深夜1人の運転「疲れて居眠り」・・・起きるべくして起きた事故。深夜の一人運転の走行距離を制限するという弥縫策では解決策にならない。

小泉政権時の規制緩和→自由競争→過当競争→格安運賃→コスト削減→人件費の削減、どこも同じような企業努力→こうして起こるべくして起きた。

生涯未婚の男性、2割を突破…30年で8倍 (読売新聞 5月1日)

 50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合である生涯未婚率(2010年時点)は、男性20・1%、女性10・6%と、初めて男性が2割台、女性が1割台に達したことが30日、わかった。1980年時の生涯未婚率は、男性2・6%、女性4・5%で、今回は30年前より男性が約8倍、女性が2倍以上に増えた計算。男女共に90年頃から生涯未婚率が急上昇している。

終身雇用制は崩れ、非正規雇用が当たり前になっている。正規雇用者もいつクビになるかもわからない時代になった。結婚しても、低賃金では健全な家庭を築けない不安から、結婚への夢はとっくに諦めている若者が多い。

パラサイト中年:300万人に 失業率は世代平均の倍 (毎日新聞 2012年05月02日)

親と同居する未婚者(35〜44歳)の人数と割合の推移

 35〜44歳の6人に1人、約300万人が未婚のまま親と同居していることが、総務省統計研修所が昨年まとめた推計で明らかになった。90年代に指摘された当時20〜30代の「パラサイト・シングル」(親に依存する未婚者)の多くが、中年世代になっても依存を続けているとみられる。

 10年9月に実施した同省の労働力調査を基に、統計研修所が推。35〜44歳で親と同居する未婚者は295万人。同世代の16.1%で、90年の112万人(同世代の5.7%)、00年の159万人(同10%)から急増した。雇用も不安定で、完全失業率は11.5%と同世代全体(4.8%)の2倍以上。非正規雇用率(契約期間1年以下)も、データのある80年以降で初めて全体(11%)を上回り、11.2%に上昇した。

 「パラサイト・シングル」を造語した山田昌弘・中央大教授(家族社会学)らの分析でも、両親と同居する35歳以上の未婚者の平均年収は、94年の204万円から10年後には138万円に減少。気ままな若者の代名詞だったパラサイト像は変質し、統計研修所の西文彦教官は「経済的余裕がなくなり同居を長引かせているのでは」と話す。


パラサイト中年:親の介護も独り…「共倒れ」の恐れ (毎日新聞 2012年05月02日)

 「不幸自慢をしたら私が一番じゃないか。20年後の介護の現場を先取りしているような気がする」。NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン(東京都新宿区)が毎月開く、親を介護する未婚男性のための交流会。8人が集まった4月の会で、東京都あきる野市の亀井保嗣さん(50)は自嘲気味にあいさつした。

 亀井さんは会社員を経て90年にソフトウエア開発会社を設立、一時は十数人の従業員を抱えた。一人っ子で実家を離れたことはなく、家事を気にせず仕事に専念できた。しかし、79歳の母が4年前に認知症を発症。症状が悪化したため3年前に仕事を辞めた。78歳だった父は4月、心不全で亡くなった。

 札幌市中央区に80歳の母と住む女性(51)も、母の通院への付き添いが欠かせない。2年前、契約社員として18年勤めた会社を解雇され、「仕事もなく一人で母を支えている。今後の生活はどうなるのか」とため息をついた。

 総務省によると、02年までの5年間に家族の介護・看護を理由に離職した人は52万人。次の5年間は56万人に増えた。少子化と非婚化がリンクして進む縮小社会では、親の介護の担い手が子供一人に集中しかねない。


「私は自衛官のせがれ。安保の重み感じてた」 (朝日新聞デジタル2012年5月1日)

クリントン米国務長官主催の夕食会に招かれた野田首相のスピーチ、
 
 「私は自衛官のせがれとして生まれ育ちました。父親や隊員たちの背中を眺めつつ、日米安保が持つ重みを肌で感じ取ってきました」と、自らの生い立ちを引き合いに日米同盟の重要性を強調した。

 自衛官のせがれだから、日米同盟の重要性を認識?・・・、幼少のころから顔は常に邪米利加に向けていたってことか?

以上、しょぼい話ばかりで、ごめんなさい。

 トッペイ:

小泉構造改革が低賃金と非正規雇用を大量に生んだことは間違いありません。
非正規に至っては細切れ労働のようなスポット勤務すらあるのです。
正社員であっても長時間労働、サービス残業があたりまえ、うつになったり、自殺する人すらいます。

この21世紀の日本でまるで、「女工哀史」のような地獄労働環境が当たり前になっているのです。
この上、消費税まで上がれば生活できなくなる労働者は続出するでしょう。
ノダやセンダニ、コイズミ、タケナカは共謀共同正犯で獄門台送りが相当でしょう。

 いかりや:
>正社員であっても長時間労働、サービス残業があたりまえ、うつになったり、自殺する人すらいます。

 4/26NHKクロ-ズアップ現代 「やめさせてくれない ~急増する退職トラブル~」:劣悪な職場環境(長時間労働、サービス残業など)と低賃金で、退職願いを出してもやめさせてくれない例が増えている問題を扱っていました。これをみていたら、まるで「働きのいい奴隷」を鎖?絆?で縛っているみたいに感じた。

 テレビは、毎日、毎朝スカイツリーだの、新宿、渋谷、浅草や銀座の賑わいや、六本木ヒルズやお台場界隈の虚飾の世界ばかりを映しだしています。

 TVだけをみれば不景気はどこ吹く風のようです。偶にTV局の人(アナウンサー?)が、通りがかりの主婦らしきオバサンたちに「野田さんの消費税どう思いますか」とインタビューすれば、「やむをええんじゃない?」というオバチャンが多い。