いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

小沢一郎氏の評価は

2009-12-07 18:35:52 | 日記

kenkensya:

 渡辺乾介氏著(票田のトラクターの原作者でもある)「小沢一郎 嫌われる伝説」を読んだ。
 渡辺氏が小沢一郎幹事長に近いという要素を割り引いても唸ることしきりであった。

「決断を逆探知する」という章に次のような下りがある。
・・・・・・・・金丸から5億円授受を打ち明けられた小沢は、翌日から秘書、スタッフを投入して1ヶ月以上前からの株価の変動を示すチャートを作り、経済指標と各種データを収集、さらに自ら信頼できる経済人らの景気診断を聞き、それらの分析に没頭した。―中略―、小沢やスタッフを注意深くウォッチしていると、経済情報の収集に力を入れていたり、株価のチャートを作ったりしていれば、そこにいたるまでの小沢を焦点にした政治の動きをかぶせることで、小沢が何かをやろうとしている気配、その時が迫っている様子を感じ取ることができるわけである。

 なぜ経済なのか。経済はすなわち国民生活そのものだからである。そこには「自分の政治行動に国民を巻き込まない。国民に迷惑をかけては、国民に選ばれた者の本分にもとる」という小沢の政治家としての強烈な自意識と使命感、矜持を感じる。

本物だろう、やはり。小沢一郎氏は数少ない本物の政治家の一人に違いない。

いかりや:

 小沢一郎氏の動きが気になるところです。
 彼が本当に経済に強いのかどうか、今一つはっきりしません。例えば彼の主張する「農家の所得補償」はばらまきだと批判する人がいますが、私は農家は為替レート(円高)による被害者であるとい立場から支持しています。彼がそのような視点から「農家の所得補償」の必要性を考えているのなら、本物だと思います。

 小沢一郎氏程毀誉褒貶、評価の分かれる人も珍しい。彼は自民党政権にいたころは、対米追随型の政治家だと思っていました。

 最近の彼は、「駐留米軍は第7艦隊で十分」発言や、「テロ特措法延長しない」など米側に対して堂々と主張し、明確に距離を置く姿勢を示した。
 本7日、国会内で民主、社民、国民新の与党3党の幹事長・国会対策委員長と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題についても、社民党の重野安正幹事長が、「県民や地元は辺野古移転に反対で統一されている」、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対するように小沢幹事長に要請、彼は「社民党の意見は承った」など、柔軟な対応もみせている。鳩山首相が、本件について米側に対してどのような対応を示すのか興味深い。

強いて言えば、小沢氏が外国人参政権問題に賛成していることがひっかかります。