なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

「京だし巻き」を食べてみた

2014-12-19 00:32:07 | グルメ

 京都人のことを悪くいう奈良県民なのであるが、錦市場のだし巻きに関しては「別格ですわ」という男がいる。

 彼の母親が京都へ行ったとき、いつもお土産にだし巻きを買ってはったらしい。

 子どものころ、美味しいと認定された味は大人になっても忘れられぬもの。

 彼が京都へ行くときは、必ず錦市場のだし巻きを買うて帰るのだとか。

 「一度食べてみなはれ」と勧められたのだが、オイラは孤独な魂の持ち主ゆえ、喧噪の錦市場よりも静かな山の中に行きたいのだ。

 そういえば、オイラは京都のだし巻きを食べた記憶がない。

 ちょっと気になったので、スバコ・ジェイアール京都伊勢丹でだし巻きを買ってみました。

 宇治市に会社がある辻鶏卵の真空パックされた「京だし巻」である。

 電子レンジで30秒温めれば風味が増すらしいのだが、生憎オイラはそのまま食べちゃった。

 不味くはないが、美味しいと叫ぶほどでもない。

 たかがだし巻き、されどだし巻き。なかなかに奥が深いお味どした。

 完食。

 次回は温めて食べてみよう。


♪ カルビーの~ ポテトチップス

2014-12-14 13:30:06 | グルメ

 全国の皆の衆!

 近畿 (滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県)のコンビニでは、京風味のポテトチップスが販売されておるのだぞ!

 ▼ 「七味あじ」は期間限定商品。清水寺参道の七味家の七味をポテトチップスにまぶした贅沢な一品。唐辛子よりも山椒の風味が濃く全然辛くない。お子様でも食べられる一品であるが、個人的にはやはり京の風雅を知る大人に食べてもらいたいねえ。

 ▼ そしてもう一品が「京風昆布だし味」。


 ただ、この商品……12月14日現在、カルビーのホームページでまったく紹介されていないナゾの商品なのである。

 オイラには「京風昆布だし味」は、既発の「関西だししょうゆ」とほとんど味が変わらないように思えるのだ。
 もしやパッケージだけ替えて、中身は一緒ということもあり得るんやないか? ようわからんけど……。


「京のしっぽくうどん」を食べてみた

2014-12-11 11:29:11 | グルメ

 寒さもひとしお身にしみるころ、フトコロも寒いし、心も寒い。

 せめて身体は温まろうではござんせんか。

 ということで、スバコ・ジェイアール京都伊勢丹で「京のしっぽくうどん」を買ってみましたよ。

 「しっぽくうどん」といえば讃岐うどんのカテゴリーやと思っていたのですが、我が京都にも「しっぽくうどん」があったんですねえ。

 具材がシイタケの煮つけ、かまぼこ、なま麩、ゆば、板麩、三つ葉と豪華絢爛。

 お味もそこそこ美味。完食でござんす。

 温まる~。


『二十歳の原点』 高野悦子

2014-12-03 06:03:20 | 
二十歳の原点 [新装版]
高野悦子
カンゼン

 【内容紹介】from Amazon
 本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点』新装版です。二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が最後に過ごした半年間を克明に綴った日記です。若さゆえのさまざまな悩みを抱え、つねに自分自身に問いかけ、自己に求め続けたその姿は、時代を超えて、私たちの胸を打たずにはいられません。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。
 新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。
 帯の推薦文は「やっぱり好きなんだと思う。自分が空っぽになるくらいに泣いたから。――佐藤江梨子」。

 オイラが高校生だった時、倫理社会の教師が数冊の本を提示し、この中から一冊選んで読書感想文を書けという夏休みの宿題を出しはった。

 国語の教科でもあるまいに、と鼻白みながらも書店へ行ったオイラは、新潮文庫版の『二十歳の原点』を買ってしまった。

 夢多き男子高校生は、なぜか“女子大生の日記”を選んでしまうものなのです。

 およそ30年ぶりに再読してみました。

 [新装版]には脚注が付いていますが、やはり当時の時代背景をしっかり頭に入れていないとよくわからないというのが正直な感想なんだなあ。

 あの時代の雰囲気というか空気感とかいうものをしっかり肌身に感じていないと、高野悦子さんの気持ちはわかりずらいんだろうな。

 結局、当事者でしかわからない悩みなんだろうけど……ある意味、生真面目な性分が悪い方に傾いてしまったというか……そんな性格の人が自己探求や思想や太宰にのめり込みすぎると危険なんだな。

 自由を求めるという思想にがんじがらめにされてしまうということは不自由なことではないのか? この矛盾にどう立ち向かえばいいのか!

 ケセラセラ。

 高野さんは、立命館大学のワンダーフォーゲル部に所属してはったんや!

 1969年1月30日の日記に「愛宕山に雪が降った。明日、その三角点と龍ヶ岳に行ってこようと思う」という記述があって、翌日はあいにくの雨で愛宕山には行ってはらへんのであるが、今回の再読でオイラ的には登山の接点があったことが一番の驚きであった。

 ▼ 時は流れて……高野さんが通ってはった立命館大学広小路キャンパスは、現在、京都府立医科大学医学部看護学科と附属図書館になっている。

 ▼  時は流れて……高野さんの憩いの店だったジャズ喫茶「しあんくれーる」は、現在、車3台分の駐車場になっている。

 こんなことを書いても今さら詮無いことであるが……もしも高野さんが存命であったのなら、どんな人生を歩んで行きはったんやろうか? 時は流れて……万に一つ、オイラと愛宕山でバッタリということもあったかもしれないねえ。

 1969年6月24日未明 国鉄(現・JR西日本)山陰本線で鉄道自殺。享年20歳。合掌。

「独りであること」、「未熟であること」、これが私の20歳の原点である。


大文字山の北部を探検#2

2014-12-01 12:12:44 | 大文字山&周辺

 越冬するガはひらひら飛んでいようけれど、ハチ、アブの類が姿を消すこの季節。山の探検にはもってこいなのだ。

 11月30日(日)

 ▼ 6:58 京阪・神宮丸太町駅で下車。ブログ用資料写真撮影のためにちょこと寄り道。

 ▼ 梨木神社の参道だった場所にマンションを建てはるとは……。(*_*;

 ▼ 俳優・船越英一郎氏がドラマ撮影の合間によく通ってはったらしい新福菜館・府立医大前店。

 ▼ 大文字山へ行くぞー! 京大を通過。

 ▼ おっ、今日も火床がガスってる。

 ▼ 8:15 銀閣寺ルートから登山開始。

 ▼ 砂防堰堤から中尾城址方面に進行。

 ▼ 砂防堰堤付近はやたらと「マムシ注意」が目につく。

 ▼ 大文字山探検隊の隊長と隊員を一人兼務しているオイラはビビるのであった。「ヘビさんはもう冬眠してはるんやろか?」

 ▼ さてここからは、このBGMでドゾ。

 ▼ 我々はいきなり一頭のシカを捕捉した!(←田中信夫さんの声をイメージして読みましょう)

 ▼ 8:38 中尾城址へと続く尾根道に到着する。

 ▼ そこには南東から東方向に下る道があった。我々が一度も踏み込んだことのない道である。慎重に落ち葉を踏みしめながら坂を下るのだった。

 ▼ 谷にたどり着いた我々は、道なりにゆるい坂道を下って行く。

 ▼ すると、中尾の滝から流れてくる沢と合流した。

 ▼ 中尾の滝へ行くべく沢を遡上する。倒木で歩きにくいエリアもあったが難なくクリア。

 ▼ 8:58 中尾の滝に到着して、我々はしばしの休息を楽しんだ。(-。-)y-゜゜゜

 ▼ 9:08 南へのびる沢を遡上することにした。

 ▼ 我々を先んじ、どこかの探検隊が既に歩いていたことに衝撃が走る。

 ▼ 道なりに進むと道が途絶えてしまった。

 ▼ 手近な東側の尾根に登ることにする。

 ▼ 尾根に登ると分岐が待っていた。とりあえず登り道を選択する。

 ▼ 「隊長、大蛇が木に巻き付いてます!」「よく見ろ! それはヘビじゃない!」

 ▼ 高さ10メートルほどの崖っぷちにたどり着いた。

 ▼ 崖から降りる道を探していると、またしても別の探検隊の残骸を発見してしまった。

 ▼ 谷に降り、再度南側の尾根をめざして斜面を懸命に這い登った。

 ▼ 道に出た。ここは道標「A17」に続いている見覚えのある道なのであった。「助かった!」

 ▼ 道標「A17」に行く途中に分岐を発見。右の枝道を選択する。

 ▼ 9:45 西又と呼ばれている中尾城址につながる分岐に到着。今日の探検はこれにて終了。火床へと進む。

 ▼ 9:52 火床に到着。



 ▼ これって何やろか?

 ▼ 12℃でも熱い。汗まみれ。

 ▼ 今日「大文字山デビュー」を果たした男の子。みんなにもてはやされていた。「おめでとう!」

 ▼ 下山途中、トラックの森が気になって寄ってみることにしました。

 ▼ 台風の被害がなかったら、隠れた紅葉スポットになってたのに……と思うと残念でなりません。

 ▼ 10:44 今日も無事下山できました。(^^)/

 ▼ 賀茂大橋ネコは昼寝中でした。

 ▼ サラバ大文字山! また探検に行くからね。

 ▼ 本日の歩行距離=12.3km。(↓クリックしよし)