なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

そうだ琵琶湖、行こう。(如意ヶ岳縦断コース)

2012-12-17 13:10:16 | 大文字山&周辺

 前回、琵琶湖の地震のことを書いたら、拙ブログ開設史上、類を見ない異常なまでのアクセス数になってしまいました。(*_*)

 もしも予測通り、大規模な地震が発生してしまったら、今の風景や地形はことごとく変わってしまうハズ。その前に、今の琵琶湖を目に焼きつけておかなければ……。

 12月16日(日)のち

 大阪から直接琵琶湖に行くなどという、無粋なことはいたしませんよ。

 ▼ 8:52 やって来ました白川通今出川。

 ▼ 9:06 今日は銀閣寺コースで大文字山へ。

 ▼ 砂防ダムから中尾城趾コースへ進路変更。


 ▼ 9:38 中尾城趾に到着。

 ▼ この石は遺構なんだろうか?

 去年の今頃、中尾城趾から朝鮮学校へ下りようとしたのだが、道をまちがえてしまったのだ。その検証をすべく北に進む。
 ▼ 分岐。お助けトラロープを使って急傾斜を下ればよかったようだ。直進は×。(でも、去年はトラロープがなかったような……)

 とりあえず今回も直進してみた。
 ▼ しばらく進むと分岐。ここを左折すると、行き止まりの崖っぷちが待っている。右の急坂はどこに通じているのやら?

 ▼ 9:50 中尾城趾に戻る。

 さあ、琵琶湖へ行く前に、これから初めての大文字山滝めぐりだ!

 ▼ 沢に下り立つ。おっ! 以前はなかったテーピングがある。

 ▼ 10:04 中尾の滝に到着。こんな所にあったのね。今まで、すぐそばまで来ていたのにまったく気付かなかった。


 さて、次なる滝へ行こう。
 が……テーピングが周囲に見当たらない。ふーちゃん大師匠のGPS軌跡を印刷した地図と、コンパスだけが頼りなのだ。
 沢を遡上するが、ところどころで沢も分岐している。どっちに行けばいいのやら……?

 結果的にいえば、一番水量の多いメインの沢をさかのぼっていけばよかったのだが、そんなんビギナーは知りまへんがな。行ったり来たり、の試行錯誤が続く。しかも昨日降った雨で道悪コンディションである。ズボンのすそが泥だらけ。
 ▼ メインの沢ぞいに進む。踏跡はハッキリしている。

 ▼ 沢分岐。踏跡ハッキリな右へ進行。左はどこへ?

 ▼ 沢の源流に到着。なんだ、配管施工済みですやん。

 ▼ 沢の源流を越えて、さらに涸れた谷筋を歩いていくと、ようやくテーピングを発見。

 ▼ 10:31 テーピングすぐそばに幻の滝

 ▼ 木の根を水に見たてて滝と称しているのであるが、誰が最初に見つけたんでしょうか? ロケーションが山深い裏大文字だし、しかもうっかり見落としてしまうような場所にある。

 ▼ 幻の滝の横にあるこの石組みは何だろう?

 またもやテーピングが見当たらなくなったけれど、幻の滝から南へ進行。
 ▼ しばらく踏跡をたどって行くと分岐に。

 ▼ 幹にペイントされた「→」を信じて右折。ゆるい坂を登っていく。

 ▼ 分岐。右へ行けばたぶん中尾城趾方面。何回か歩いているはずだが思い出せない。

 ▼ 分岐。ココは見覚えあり! 右の急坂を登れば119番通報用標識「A17」に出合うハズ。

 今日は未到の左コースに進行。
 ▼ 三角点に近付くほど、カラーテープを頻繁に見ることになる。安心、安心。

 ▼ 10:49 十字路に出る。

 ▼ この十字路は出合坂というらしい。

 ▼ 直進すると熊山コース。

 ▼ 右折するとどこへ行くのだ? 文字がほぼ消えていてまったく読めないぞ。

 とりあえず右方向へ進行。テープを頼りに進んでいく。
 ▼ 分岐。お助けトラロープがある右の急斜面を選択。


 平坦なところに出たので、道なりに歩いていく。
 ▼ 11:10 おっ! ココに出るのか!

 ▼ 11:15 大文字山三角点(466m)に到着。



 裏大文字では人に出会わなかったが、やはりメインルートは人が多い。
 オイラもココでまったりとおにぎり&スゥッ・・・(ーoー)y゜゜タイム。

 11:30 三角点を出発。 
 京都一周トレイルコースを離れると、途端に人がいなくなる。
 ▼ 如意ヶ岳方面に向かう。

 ▼ 11:45 雨社大神に寄り道。道中安全祈願。

 境内を離れると、大文字山三角点におられた男性ハイカーと入れ違いになる。
 ▼ 如意ヶ岳への道に合流し、十字路を右折してみた。

 如意ヶ岳を経由しない巻き道があるはずなのだが、この道でよいのだろうか?
 ▼ 進むにつれ、どんどんどんどん高度が下がっていく。道をまちがったか?

 もう一度十字路に戻って、斜めの坂を直進。
 ▼ 12:01 ほどなく分岐。右に行ってみよう。

 ▼ 12:11 ほぼ平坦な道を進んでいくと、左右に延びる林道に出た。ココを左折。

 ▼ 山主さんの作業場(?)横を通過。

 ▼ おっ、ゲートだ。

 ▼ ゲートを越えて振り返る。山主さん、知らなかったんです、ゴメンなさい。

 ▼ 12:23 大津航空無線標識所に通じる舗装道路と合流。(左折すれば標識所(如意ヶ岳です))

 ▼ 12:26 大津市と琵琶湖が見渡せるビューポイントに到着。


 このガードレールの切れ目から山中に入れば三井寺方面に行けるようなのだが、オイラは安全策をとり、舗装道路をさらに下ることにした。
 ▼ 12:34 ふたつめの三井寺方面下山ポイントに到着。


 このまま舗装道路を下っていくと大人では通り抜けられないゲートがあるので、その迂回路にもなっているようだ。
 ガードレールの下をくぐって急斜面を下ると、そこは鬱蒼とした森の中。
 雨社大神ですれ違った男性ハイカーが休憩されていた。
「さっき雨社でお会いしましたよね?」と問いかけられた。
「へえ。如意ヶ岳に寄らず、巻き道を使うてここまで来ましてん」
「ガードレールの切れ目があったでしょ。あそこから下りてもこの場所に通じるようになっているんですよ」
「そうでっか。知りまへんでしたわ」
「この道は如意越と呼ばれる歴史がある道でね、この場所にお寺が建ってたらしいんですよ」
「ホンマでっか? (道を指さして)ところで、三井寺はあっちでっか」
「通行料500円とられますけど、いろいろ道があるから、どこからでも下山できますよ」
「そうでっか、おおきに」
 ▼ ここは如意寺の庭園跡らしい。その名残か?

 男性ハイカーと別れ、道を進む。
 ▼ 送電線鉄塔の柵の横を通る。

 ▼ 奥にガードレールが見える。この鉄塔を回りこむようにして歩くと、ゲートで立ち往生することなく舗装道路に出られるようだ。京都府から滋賀県に突入。

 ▼ このエリアは「火の用心」の看板が簡易道標になっている。

 ▼ 12:51 十字路に来る。左折して長等山へ行ってみる。


 ▼ 皇子山ゴルフ場を左に見ながら高度を下げる。

 ▼ 12:57 長等山三角点(370.3m)に到着。


 ▼ 何かがぶら下がっている。何だろう?

 ▼ 袋の中にノート2冊とボールペン。登頂記録簿のようだ。

 ▼ オイラも記念に書いておきました。

 誰も来ない三角点でしばしおにぎり&スゥッ・・・(ーoー)y゜゜タイム。

 13:18 長等山三角点から三井寺方面に出発。

 さっきの十字路まで戻って三井寺方面に進むと、いきなり急な坂道になる。転けそうになりました。

 ▼ 坂を下って平坦な道を進むと標高354m地点にでるので右折。


 ▼ 右に建物が見える。何だろう?

 ▼ 13:35 児石(ちごいし)と呼ばれているお地蔵さん前を通過。なむなむ。

 ▼ 分岐。左へ。

 ▼ この分岐そばに立つ「山火事注意」の看板に……。「森の精」って何? (((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク

 ▼ 13:45 分岐。ややこしい所だなあ。


 ▼ 500円は惜しいが、とりあえずめざす方向は三井寺だ!

 ▼ 14:02 林道を進むとこんな場所に出た。

 ▼ 振り返る。「立入禁止」ですやん。

 ▼ ここにも三井寺の志納金看板あり。

 ▼ これで年貢の納め時か? いやいや、まだ道があるぞ。

(オイラの記憶が確かならば、小学校の遠足で京阪・追分駅から三井寺まで歩いているのである。あの時見た道標の文字の書体と同じなのである。そんな長期間、朽ち果てずに立っていられるものなのか? それとも何代目かの道標なのであろうか? となると悠久の昔、オイラはすでに小関越と逢坂山を制覇していることになるのだが……どのルートを歩いたのか記憶にまったくない。このあたりの道も今後の調査対象にしておこう)
 ▼ 14:05 小関越(こぜきごえ)の舗装道路に出る。

 ▼ 振り返る。


 志納金回避! めざすは琵琶湖だ~。
 ▼ 分岐。直進。

 ▼ すぐに大津市小関町の町中に入ってしまった。

 ▼ 大津祭のちまき。

 ▼ 小関町ネコ。

 ▼ 道沿いの山側に墓地が続く。なむなむ。

 ▼ 石造小関越道標。(大津市指定文化財)

 ▼ あれが如意ヶ岳なのかな? よくぞ歩いて来たもんだ。

 ▼ 京阪電車・大津線。滋賀県警ラッピングのパト電キタ━━━━━(`・ω・´)━━━━━ !!

 ▼ 14:42 大津港に到着。風が冷たい。



 ▼ 比叡山!

 ▼ 近江富士・三上山! ここも登りたい。

 ▼ カモメ!

 ▼ ガチョウ! 地元民から「シロちゃん」と呼ばれていた人気者(?)。ガーガーと一番うるさく自己アピールしていたよ。

 ▼ 大津市も路上喫煙禁止区域があるんやね。

 ▼ タバコを吸ってたら港で噴水があがる。

 さて、そろそろ大阪へ帰るとするか。
 ▼ 15:13 京阪・浜大津駅構内にて大津絵

 本日の歩行距離=23.5km

 帰阪しても、衆議院選挙に行かにゃならんので忙しいのであった。