猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

女系天皇をめぐる民主党の対応

2006-01-19 00:17:56 | 政界・政治全般
 皇室典範を改正して女系天皇を認めるか否かの問題では、自民党も足並みがかなり乱れているが、民主党も15日の前原代表による女系容認発言以来波紋が広がっている。まずは、気になるのが前原代表の相も変らぬ迷走ぶり。16日には党幹部に電話し、「思いつきで発言してしまった。党内にそれなりに重みのある人をトップにすえて党内で議論したい」と釈明したそうだが、18日の党内の会合で「信念を申し上げた」と言っている。い . . . 本文を読む

「青年将校」前原氏にエールを送りたい

2006-01-15 21:27:15 | 政界・政治全般
 人が何か重大なことをやろうとしている時に仲間であるはずの人間に足を引っ張られることを「後ろから鉄砲で撃たれる」という。今の民主党の状況がまさにそれだ。前原代表が、中国脅威論・日米同盟強化・集団的自衛権の行使容認・シーレーン防衛・インテリジェンス能力の強化を柱とする外交・安保基本政策の集約を掲げ、それができなければ代表退任もやむなしとの不退転の決意を示したところ、横路副議長から「戦前の軍部の青年将 . . . 本文を読む

首相、衆参選挙制度見直し指示―2010年までに

2005-12-09 05:06:15 | 政界・政治全般
今回は、いつもと順番を変えて、先に参照記事をあげておきます。内容はタイトルの通り、衆参の選挙制度見直しに関するものです。 (参照記事) [衆参選挙制度見直し指示 首相、2010年までに]  小泉純一郎首相は7日夜、自民党の武部勤幹事長や公明党の神崎武法代表ら与党幹部と都内で夕食を共にしながら会談し、衆参両院の選挙制度について、小選挙区と比例代表の重複立候補や定数削減など選挙制度を自公両党で見直す . . . 本文を読む

IT選挙解禁へ公選法改正の動き加速-政治とインターネットの関わり

2005-11-06 17:08:27 | 政界・政治全般
 インターネットがこれだけ普及している情報化社会において、ホームページの類が公職選挙法で定められた選挙期間中に配布を禁止された「文書図画」とされ、選挙中の更新が禁止されているのは不自然であることは、誰の目にも明らかである。正確に言えば禁止されているというよりも、規定がないので「禁止されていると解釈されている」のである。先の総選挙でもホームページの更新を巡って民主党が総務省の指導を受けた。公選法を改 . . . 本文を読む

安倍官房長官、靖国参拝期待しています

2005-11-01 01:11:49 | 政界・政治全般
 昨日の内閣改造により、安倍晋三氏が官房長官に就任しました。官房長官は、内閣のスポークスマンであり総合調整役なので、北朝鮮問題をはじめとする安倍さんが特に必要とされる分野であまり独自色は期待できないのですが、靖国参拝では早速期待を持たせてくれました。「国民の1人として、政治家として、今まで参拝してきた。今までの気持ちを持ち続けていきたい」とのことです。中国側は「首相と官房長官は参拝しないとの紳士協 . . . 本文を読む

小泉VS前原、初党首討論

2005-10-20 00:32:43 | 政界・政治全般
 19日午後に開かれた小泉純一郎首相と前原誠司民主党代表による初めての党首討論について簡単な感想を書いておきたい。  内容は、主に前原氏の得意分野とされる外交・安保問題に絞られていた。靖国参拝問題と日中関係、米軍再編などである。  靖国及び日中関係に関しては、前原氏の主張は「靖国神社参拝を強行し、日中間の戦略的、包括的対話の道筋が閉ざされた」というもの。これは旧態依然の野党の主張である。これに対し . . . 本文を読む

政党本部の支部解散手続き可能に―大政翼賛会にならぬよう

2005-10-06 14:18:41 | 政界・政治全般
 政党本位の選挙を実現するとなると、政治資金に関する制度が相当程度政党中心になるのは理にかなったことだと思うけれども、もし党が各議員の自由な意見を金に物を言わせて封殺するような運用になったら、これは民主主義の死滅につながる。自民党は郵政民営化を巡っての造反劇とその後の混乱に懲りて、政治資金の受け皿である支部を支部長の同意なく党本部が自由裁量で廃止できるように改正したいようである。しかし、これは、や . . . 本文を読む

民主党は学芸会!?

2005-09-25 12:31:00 | 政界・政治全般
 実は個人的、いや個猫的(?)には、民主党は代表が前原誠司氏に交替して、安全保障政策も常識的なものになり、今度こそ健全なしっかりとした野党になるのではないかと期待してます。自民党としては、相変わらず賞味期限切れの菅氏を引っ張り出してきてくれた方が、どう考えても組しやすいんですが、党益よりも健全野党を育てるという国益が大事ですから…。 と、思っていたら当の民主党の西村眞吾先生が「この民主党であるが、 . . . 本文を読む