当ブログで重点的に取り上げている在日米軍基地の再編問題であるが、普天間飛行場移設問題をめぐって最悪の方向へ進もうとしているように見える。米国側は、名護市沖の浅瀬埋め立て案を主張し、日本側はキャンプ・シュワブの兵舎地区と海上の一部埋め立てによる「沿岸案」に固執し歩み寄りが見られない。そして、ついに、大野防衛庁長官が「2プラス2(日米安全保障協議委員会)中止もやむなし」と発言するに至った。
日本側 . . . 本文を読む
今、私が大変注目している在日米軍再編協議の続報をご紹介するので、どうか引用記事を熟読していただきたい。
米国側が在沖海兵隊を数千人規模で削減することで合意したのは、目を見張るような譲歩である。沖縄の海兵隊は何が当面の最重要課題かといって、それは台湾有事である。米国は、中国による台湾侵攻は、本格的な上陸作戦ではなくて特殊部隊の台湾上陸による「傀儡政権」樹立という形をとるのではないかと想定している . . . 本文を読む
10月1日にも書いたとおり、普天間基地移設問題では日米の主張が平行線である。10月末の開催を目指している外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)における中間報告でも、普天間基地移設問題を棚上げして在日米軍再編案の中間報告が出される可能性が高い。普天間移設にまつわる安全保障戦略上の問題点については10月1日の記事を参照していただきたいが、もう少し続けたい。普天間返還が決まって以 . . . 本文を読む
26日から米ワシントンで開かれていた在日米軍再編に関する日米審議官級協議では、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先をめぐって物別れに終わった。規模の縮小に関しては、2500メートル規模の代替空港を建設する現行計画を1500メートル規模に縮小することで合意した。しかし、移転先に関しては「サンゴ礁を破壊する海上施設は反対運動を受けるから難しい」とシュワブ案を主張する日本側に対し、米側は「演習場への . . . 本文を読む