衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

デザインのコンセプト、テーマなど。

2011-04-24 10:50:49 | 衣・考

松本衣デザインでは

課題作品を作る際に

必ず

コンセプト、テーマを設定することになっている。

課題としての設定もあれば

自分で設定しなくてはならないときもある。

ニガテな学生が多いように思う。

「服をつくればいいんじゃないの?」

というような反応が多い、少なくとも最初は。

では、なぜそれが必要?

理由1;商品を買う人が「買うのは服ではない」・・・・・・それをファッションとか、付加価値という

理由2;「アパレルメーカーへの就職」が目的で学んでいるので、その訓練としての意味

     具体的には、①コミュニケーション・・・自分の考えを言葉や画像で伝える。また他人のを理解する。

              ②企業での仕事は、すべてが「共同作業」と考える。その場合に、コンセプト(ポリシーでも)を「共有」する必要あり

というわけで、

学内でつくる「作品」は

学生個人のものではなく

われわれ教師(それも担当教師のみならず)との共同作業なのです!

ですから、常に

アトリエには

「只今製作中!」の

ビジュアルイメージやデザイン画が

貼ってあるのです。

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写真は、3月イタリア、ローカル線で「ド田舎!」と思ったスポレート駅前に、突然現れた・・・・・

       訪れた旧市街は、はるか丘の上で・・・・