老メカ、今日も1日お仕事が終わって、、、さあ、今日のブログテーマは何にしようか???
など、、、考えながら、、、各メーカーからの営業情報に目を通していたら、、、
あーーーー、残念なお知らせが。。。
ヤマハより改善対策の案内が届きました。
シグナスX、シグナスX SR、アクシストリートに関する改善対策について
2015年11月10日
この度は、弊社の改善対策に関しまして、ご愛用者の皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけ致しましたことを、深くお詫び申し上げます。
現在、改善対策対象車を保有されているお客様には直接ご連絡のうえ、無償修理を実施致しております。ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。
改善対策届出番号 | 481 | 改善対策開始日 | 平成27年11月11日 |
不具合の部位(部品名) | ①動力伝達装置(セカンダリシーブ) ②原動機(シリンダヘッドガスケット) | ||
不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因 | ①動力伝達装置において、セカンダリシーブ(固定側)のシーブとボスの溶接が不適切なため、溶接部の強度が不足しているものがある。そのため、走行条件によって溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、溶接部がはがれ動力が伝達できず、走行不能となるおそれがある。 ②原動機において、シリンダヘッドガスケットの製造が不適切なため、シリンダとシリンダヘッドとの合面のシール面圧が不足しているものがある。そのため、シリンダとシリンダヘッドの隙間から燃焼室内にエンジンオイルが流入し、流入したオイルより生成されたカーボンが堆積され、堆積したカーボンが吸気・排気バルブのシール面に噛み込んで燃焼室内の気密性が損なわれ、最悪の場合、始動不良やエンストに至るおそれがある。 |
||
改善対策の内容 | ①全車両、セカンダリシーブを良品と交換する。 ②全車両、シリンダヘッドガスケットを良品と交換するとともに、シリンダヘッドの燃焼室内のカーボンを除去する。 |
車名 | 型式 | 通称名 | 改善対策対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 | 改善対策対象車の台数 | 備考 |
ヤマハ | EBJ-SE44J | 「シグナスX XC125」 | SE44J-100101~SE44J-290846 平成19年8月17日~平成25年1月22日 |
23,207台 | ① |
「シグナスX XC125SR」 | SE44J-130101~SE44J-290946 平成19年10月18日~平成25年1月23日 |
18,032台 | ① | ||
EBJ-SE53J | 「アクシストリート XC125E」 | SE53J-100101~SE53J-147482 平成21年7月14日~平成25年1月28日 |
29,040台 | ①② | |
SE53J-147483~SE53J-163784 平成25年2月5日~平成27年8月31日 |
8,404台 | ② | |||
(計2型式) | (計3車種) | (製作期間の全体の範囲) 平成19年8月17日~平成27年8月31日 |
(計78,683台) | ①70,279 ②37,444 |
↑ ヤマハhpの案内文になります。
コピペで載せましたのでバグっている部分があります、すみません。
↓ ヤマハのhpになります。詳しくはこちらで確認をお願いします。
http://www.yamaha-motor.co.jp/recall/mc/improve/2015-11-10/index.html
↓ ヤマハのこちらのページで、お客様お乗りのバイクがリコール、改善対策、サービスキャンペーンに該当しているか検索が出来ます。
http://www.yamaha-motor.co.jp/recall/mc/
まだ発表になったばかりで、対応体制が整っておりません。
当店のお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、今しばらくお待ちください。
部品の手配など整いましたら順次対策作業をさせていただきます。
改善対策のお知らせでした。
当店、水曜日は定休日になります。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
ここを点検しておきたかったんだ。
ブレーキペダルを手で押して具合を試していたら、、、ちょっと重い様な感触が。。。
足で踏んでいるのでは微妙な感触って解りづらいと思います。
手でゆっくり押してみると解る時もあります。
ブレーキペダルの付け根部分のシャフトにサビが発生していました。
30年?のご高齢バイクだと、こんな所にもサビが廻ってきますね。
で、このシャフトを外すには、、、
スイングアームを外さないと出来ないんです。この機種は。
こんな具合に内側に外れていきますので。。。
スイングアームの状態も点検いたします。。。
ほー、、、シャフトやベアリングにはサビがありません。(外の塗装にはサビが発生していますが、、、)
モリブデングリスが効いていました。
グリスニップルから注していたんでしょうね。
ブレーキのシャフトには、、、
グリスを溢れんばかりに塗って組み付けいたします。
ここにもグリスニップルが欲しいですねえ。。。
ブレーキパネルも分解しておきます。
ライニングはまだ使えそうですので、再使用です。
稀にシューからライニングが剥がれている事もありますので、要点検部分です。
腐食が進行すると剥がれますから。。。
走行中に剥がれたりしたら、、、それはもう、、、パニック! 事故につながりますから。
このバイクは車検が必要なバイクなので、こうやって各部を点検・分解していますが、車検の無いバイクとて同じ構造ですので、時には点検が必要ですよ。50ccでも2000ccでも。。。どんなバイクでも。。。
ブレーキ操作で動く部分です。このシャフトは。。
ここもサビが出て動かなくなる事もありますので。。。
分解、グリスアップです。
ブレーキパネル 完成です。
車検整備って、地道な作業の連続ですう。。。
でもこうやって点検、分解、グリスアップ、をしておきませんと、乗っていてもちょっといやだなあ。
不安要素があるのって。。。
バイクが好きで好きで乗っているバイク乗りの皆様や、バイク?便利だから使っているんだー というお客様も、もしもの事故、、、 無いほうがいいのですが、運悪くぶつかってしまった時の備えに 自動車保険 に加入をしていると思いますが。。。
その自動車保険の内容の事を、先月10月の2日、4日、12日にこのブログにアップいたしましたが、、、今日はもう少し追加で説明をいたします。
先月にアップしたのは、、、
2015年10月3日 自動車保険入っていますか?
http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/a7ca6209c1679c72e6ad2449e8578a79
2015年10月4日 自動車保険のロードサービス
http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/83912a8a2030c29e751f65187cb940b1
2015年10月12日 自動車保険、、、弁護士費用特約
http://blog.goo.ne.jp/ichikokuath/e/675226f2998e0733e7a914ea5ff8cad6
基本補償とロードサービス、弁護士費用特約の事をアップいたしましたが、今日は、、、
個人賠償責任補償特約 です。
当店は 東京海上日動 の代理店ですので、東京海上日動の自動車保険でお話いたします。(自動車保険各社で内容が異なる場合がありますので、他社様でご加入の場合はそちらで確認をしてください)
当店のお客様のバイクに自動車保険を加入いただくと 基本補償 に加えて各特約を付ける事ができます。
その特約のひとつに 個人賠償責任補償特約 があります。
この個人賠償責任補償特約ですが、、、加入いただいたバイクとは関係が無い特約なのですが、是非知っておいていただきたい特約なのですよ。
バイクとは関係が無い??? とは、、、
加入したバイクで事故を起した、、、等ではなくて、 日本国内外で他人を死亡・ケガさせたり、他人の財物を壊して法律上の損害賠償責任を負う場合に、保険金をお支払いします。 という内容になります。
保険金額は、国内での事故は無制限、国外での事故は1億円です。
個人賠償責任補償特約 のページは ↓ こちらです。
http://tcon.tokiomarine-nichido.co.jp/tcon/public/tcon1509001/pamphlet/html/VTCH01DG01000.html
では、どんな時にこの特約で保険金が出るのか?と申しますと、、、
●日常生活に起因する偶然な事故
●記名被保険者が居住に使用する住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故
難しく言うと上記のような事になりますが、要するに普通に生活をしていて損害賠償責任を負ってしまった場合に保険金が出るって事になります。
補償を受けられる方の範囲は、、、
o 記名被保険者
o 記名被保険者の配偶者
o 記名被保険者またはその配偶者の同居の親族および別居の未婚の子(未婚の子とは、これまでに一度も法律上の婚姻歴がない子をいいます。)
o 記名被保険者が未成年の場合は、記名被保険者の親権者およびその他の法定の監督義務者
になります。
たとえば、、、ご家族の方やお子様が自転車に乗っていて誤ってぶつかってしまい、他人をケガさせてしまった! なども保険金が支払われます。
最近では自転車事故でも自動車事故のような保険金額の支払いが発生したりしますので、この特約を付けて頂くとよろしいかと思います。
保険料は、、、現在加入いただいている保険料にプラス¥1530-(1年間)で追加ができます。(保険料は加入申し込み時に今一度ご確認下さい)
おおッ!この特約付けたい! ってお客様がいらっしゃいましたら、保険期間の途中でも追加で加入が出来ますので、当店一国の保険担当フタミまで連絡をください。
すぐに対応いたします。
今日は 個人賠償責任補償特約 のお知らせでした。
個人賠償責任補償特約の詳しい内容は ↓ 東京海上日動のページでご確認下さい。
http://tcon.tokiomarine-nichido.co.jp/tcon/public/tcon1509001/pamphlet/html/VTCH01DB00000.html
補償が受けられる場合、受けられない場合など詳しく書いてあります。
最近は自転車の事故も厳し対応になっていますので、この特約に加入していると心強いですね。
強制保険のように1台ずつの加入ではありませんので、リーズナブルでもあります。
一人ずつの加入ではありません、家族の皆様(上記ご確認ください)が対象ですので、お安いかと思います。
10月26日に自分が書いた記事 バルブクリアランス という台で書きましたが、
こちらです。↓
この記事の補足として、こちらの記事も合わせて読んでいただくと、良くわかると思います。
こちらは老メカイシダの個人ブログですが、お仕事で起こった事なども書いていて、バルブクリアランスの事を書いた記事になります。 ↓
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52251989.html
そして実際にバルブクリアランスが原因でエンジンがかからない!っていう修理の記事が
こちらです。 ↓ 3回に分けて書いていますので、、、見てください。
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52668526.html
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52668675.html
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52668677.html
老メカイシダ、以前は鶴見区に住んでいて、バイクに乗るのはツーリングぐらいしか乗りませんでしたが、、、
平成6年から長距離?(自分はそんなに長距離とは思っていないんだけど、、、)通勤をしています。
1日往復170kmを毎日走っていて、年間5万キロオーバー走っていました。
ずっとバイクで通勤をしていましたので、バイクもいつも数台を用意して通勤していました。
ですので、、、通勤バイクは過走行になり、減る所は減りますので、部品の交換や、、、エンジン内部の点検、調整を頻繁に行っていました。
そんなひとコマが ↓ こちらになります。
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52210283.html
http://blog.livedoor.jp/bikeman52/archives/52236773.html
この様な基本の部分ってすごく重要なんだな!って事を身をもって知りました。
今の自分の経験や知識にも通勤バイクたちが先生になってくれましたので、鶴見に住んでいる時よりはバイクの奥深さを知る事が出来ました。
自分の後輩メカが担当ですが、、、
今、ちょうど入庫中で修理に取りかかる、、、バイクなんですが、、、
症状は、マフラーからケムリもくもくで、エンジンのステムシールがいかれているのかな? という判断でエンジンの点検をすすめていたのですが、、、
キャブレターのエアークリーナー側にまで吹き返しでオイルがベトベトです。
吸気ポートも、、、
オイルっぽいです。
もちろん排気ポートやマフラーも。。。
そして、、、シリンダ-ヘッドのオーバーホールを決断し、、、
ヘッドカバーを開けて、、、
カムシャフトを、、、
外したら、、、
見たくもない光景が、、、
あーあ、、、
吸排気とも、、、
カムシャフトとバルブリフターが、、、
全損でした。。。
ここですよ。
ここまで減っているのもあまり見ることが出来ないですね。
走行は6万キロオーバーです。
状態が良ければこんな事にはまだなりません。
考えられる事は、、、
オイル管理ですかね。。。
もうひとつは、バルブクリアランス???
バルブクリアランスが規定値より狂って大きくなり、そのまま走行を続けるとカム山がリフターを叩いてしまいますので、傷が入り摩耗に繋がるのかなあ。。。
なんて推測をする老メカイシダでした。
参りましたねえ。。。この車両ですが、、、1992年モデルなんですが、、、部品が、、、
販売終了でした。
うーん、参りました。
どうしますか???
お待たせしました。。。
本日、 新型ジョルノ が届きました。。。
なーんだか、、、見ているだけでカワイイですう。。。
愛嬌たっぷり、、、個性が溢れています。
色使いも、、、おしゃれに決めてます。
左ポケットを開いてみました。
けっこう容量がありますよ。
メットインスペースもご覧のとおり、いっぱい入ります。
ガソリンタンクはステップ下にあり、、、
ガソリンキャップも大きくて給油がしやすいです。
メーターは電気式です。
時計表示もあります。
エンジンはアイドルストップシステムが組み込まれています。
30kmの定地燃費値はクラストップの80.0km/L!
新型ジョルノ、、、なんだか!良いこといっぱい。
作りこみにホンダの意気込みを感じます。
この新型ジョルノの生産は、、、日本の熊本製作所で作られています。
日本製!になります。
良い言葉の響きです。 日本製 。
新型ジョルノをご成約いただくと、、、
ジョルノオリジナルヘルメットをプレゼント!!!
この機会にどうですか?
12月25日までです。。。
お乗換えのお客様は、、、下取り車査定がんばらさせていただきます。
ご来店お待ちします。
ホンダ 新型ジョルノのhpです。
http://www.honda.co.jp/GIORNO/
このバイクのリアサスを見ていたら、、、
ちょっと、、、ここが、、、
変な?感じが、、、
サビはしょうがないとして、、、
ここが変ですよね。
解りました?ここですよ。。。
後ろから見るとこんな感じです。
解りにくいかな。
やっぱり横からが解りやすいですね。
ここです。
リアサスの下部取り付けの中心がずれています。
リアサスのブッシュが嵌っている部分とナット&ワッシャーで取り付けしている芯がずれていますね。
って事は、、、ブッシュがヘタリが出て、その分ずれている事になります。
このヘタリは下だけではなく、上のブッシュにもあります。
ブッシュにヘタリがあると、サスペンションの動きだけじゃなく、なんて言うか、、、変なフニャフニャした感じがあるのかもしれませんね。
車高もその分下がっているはずでしょうし。。。
走っていて、、、感じるかは???ですけど、間違いなくブッシュにヘタリはありますので、ここは気持ち良く交換です。
良く見ると細かいヒビも見られますね。
外すと。。。
10年2万キロオーバーのヤレ具合が。。。
1個259円。
これで気持ち良く走れれば安いですねえ。
昨日の記事の内容はブレーキのマスターシリンダーでしたので、、、
今日はマスターシリンダーの相手、キャリパーのお掃除です。
お掃除と言っても、、、バラバラにするんですけどね。
車体からブレーキキャリパーを外します。
ボルトやビスを、、、1,2,3, 4本外すとこの写真まで分解できます。
そして、、、
マスターシリンダーの油圧を利用してキャリパーのピストンを押し出します。
ブレーキレバーを握ればピストンが出てきますので、ピストンが取れる最後まで何回も握ればいいんです。
ピストンが出てくる時はこの様にブレーキフルードも一緒に出ますので、トレイに受けましょう。
分解が出来たキャリパーの部品です。
本体にはゴムのシール(写真右上の黒いリング状のゴム部品です。)が入る溝が切られています。
この溝周辺にサビや異物(カス?)が発生してピストンの動きが悪くなります。
ですので、ある年数使用したらオーバーホールをする事をお勧めいたします。
このキャリパーもご覧のように汚れが発生しています。
サビは、、、ほんの少しですがあります。
でも、、、いろいろ、、、工具を使ったり、、、サンドペーパーで磨いたり、、、
キレイになりました!
洗剤&電動歯ブラシなんかも使ったりしました。
キャリパー、、、マスターシリンダーのレバーを握って作られた強い油圧を受け止め、ブレーキパッドを握り締める!ブレーキの大事な部品です。
バイクの部品、、、いろんな所にゴム部品が使われていますが、もちろんキャリパーにも使われています。
ですので、組み付けにはシール等は新品の部品を使います。当然ですが。。。
ゴムを侵さないブレーキグリスで組み付けいたします。
このキャリパーは片押しピンスライドタイプですのでそのスライド部分もブーツ交換&潤滑です。
完成!
取り付け。
ブレーキホースも交換ですが、、、純正が手に入りませんでした。
古いですからねえ。もう販売中止でした。
なので、、、社外部品ですがメッシュホースに変更です。
当店は認証工場の資格を取得し、分解整備が出来る体制を整えています。(認証工場とは、工場の規模や設備、国家資格自動車整備士の人数などの基準を満たし、国交省運輸局長の認証を受け取得が出来ます。分解整備とは、原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備をいいます。)
運輸局認証番号 2-4982
この認証工場の資格を取得しないと重要な部分の整備や車検が出来ません。
今回の記事のような整備は認証工場の資格が必要です。
この整備を担当している老メカイシダは国家資格2級二輪整備士取得済みです。
11月4日、 水曜日は定休日になります。
あれれ、、、
マスターシリンダーを点検していたら、、、
ここが、、、切れていました。
ここです。
ダストブーツが。
ダストブーツが切れてしまうと、水がシリンダー&ピストンに入ってしまいます。。。
腐食や動きが悪くなったりが考えられますので、、、新しい部品に交換をいたします。
その、、、新しい部品ですが、、、
あれ?
ダストブーツだけの部品設定が、、、ありません。
ここからのブレーキフルード漏れも無いので、ダストブーツだけ交換をしたいんですが、、、
2年前にもインナーキットを交換しているので、ダストブーツだけ欲しい、、、
けど、、、
仕方ありません、インナーキットで注文してしまいました。
インナーキット交換完了!
ブレーキレバーを握るとこの様にピストンを押し、油圧を発生させるのですが、、、
押した分、ダストブーツは縮まり変形します。
その時のシワが、、、やがて亀裂になったのでしょう。
でもまだ2年です。
早すぎです。
でも、、、見過ごしや今流行のデータ改ざんをして、OK!大丈夫です!とは言えません。
やる事はきっちりやらないと、あとで痛い目に会いますので。。。
マスターシリンダーの修理でした。
ゴムの部品って、、、最近、、、痛むのが早いような気が、、、
たとえば、、、タイヤは3年?位経つとヒビが発生して、、、
タイヤに空気を入れる時の エアーバルブ も良くヒビが入り、切れてエアー漏れが!。。。
ゴムの質が悪くなってきてるんですかね???
昔はさあ、、、エアーバルブなんて交換しなかったよね。。。
今じゃタイヤ交換の時に必ず点検しないと、もう一度やり直しになってしまう事もあります。
近年はほとんどの部品が海外生産になっていて、、、それが原因ですかね?
日本製って優秀だったと思うのですが。。。
老メカのひとり言でした。
昨日はプラグの記事でしたので、今日はプラグキャップです。
プラグキャップ、、、単体で見るとこの様な部品です。
形状はストレートだったり、この様に角度がついていたり、バイクによって違いはあります。
プラグキャップは、、、イグニッションコイルで作られた強い電気をプラグに伝える大事な部品です。
プラグに差し込んであるだけ、、、簡単な取り付けなのですが、プラグキャップが不良でトラブルというのも珍しくありません。
雨の日に不調になる!なんて故障はこの当たりを疑うのが修理の近道かもしれません。
プラグキャップを分解してみると、本体部分は樹脂で出来ていて、両端にはゴム製のカバーがあります。
プラグへの取り付け部分はプラグ先端のネジ部にカリカリカリっと嵌って取れなくなります。
この写真のプラグキャップはカリカリカリって嵌る部分が腐食して壊れてしまっていて、プラグに取り付けてもすぐに勝手に外れてしまう、、、というトラブルを引き起こしたプラグキャップになります。
この様な部分もプラグの交換時にチェックをしないといけませんね。
この車体は10年ほどお年を召したバイクです。
車検で点検中なのですが、やっぱり、、、ゴムの部分の劣化が、、、キテマス。
各部のゴム部品を交換させていただいていますが、、、プラグキャップも例外ではなく、劣化しています。
少しプラグキャップをネジってみると、、、
ハイテンションコードとプラグキャップゴムカバーの所に隙間が。。。
ゴムが劣化しています。。。
イグニッションコイルで作られる強い電気がハイテンションコード⇒プラグキャップ⇒プラグへと流れるのですが、弱い部分があるとそこからリークしてプラグに伝わらなくなる時があります。
なので、、、事前に交換をするのが良いと思います。
故障をしない予防整備ですね。
交換は簡単です。
ハイテンションコードからプラグキャップを取り外します。左廻しにねじりながら。
外すと、、、
中央に木ネジがありますので、取り付けるときはここにハイテンションコードを右廻しにねじ込んで取リ付けです。
自分はこの取り付けの時に、、、
少量のシリコンパッキン剤を塗りねじ込みます。
なにも塗らないでねじ込むと、ゴムが新しいのでねじ込みにくいんです。
それと、、、水の浸入を防ぐ狙いもあります。
ハイ! できあがり。
10年も使っていますので、時には交換いたしましょう。
車検整備のひとコマでした。
このバイクのハイテンションコードは、、、
イグニッションコイルと一体に作られています。
コードだけの部品にならないので、コードの交換はイグニッションコイルの交換になります。。。
コードもねえ、、、ゴム?シリコン?などの材質で作られているんですけど、劣化はあると思います。
時には交換したいですね。。。
老メカのひとり言でした。
いつもいつもご来店のヘビーユーザー様が、、、今日もいらっしゃいまして、、、
あるものを見て、、、
何これー!? って。。。
ナニコレー って言うと、こちらを連想してしまいますが、、、
Y社のこのバイクです。
ですが、今日言われたのは、、、こちらです。
H社の250ccスクーターに使われているスパークプラグです。
NGK製 LMAR8A-9 。
このプラグをこれから取り付けるスクーターのシートの上に置いておいたのを見て、 ナニコレー!??? って驚かれました。
普通、見慣れたプラグって、
この写真の下2本がよく使う大きさだと思うのですが、、、
このLMAR8A-9はネジ部が異常?に長いんです。
H社がこのスクーター用に開発?したプラグのようです。
今までは見たことがありません。
こんなに長いのをバイクで使っているの。
ネジ部の長さが25mmもあります。
写真中央のプラグが18mm、下のプラグが12mmですので、自分たちメカが初めて見た時も ナニコレ! でしたね。
このプラグ、品番から察するに、、、イリジウムなどの特殊な電極では無いようです。
ですのでNGKの推奨交換距離は3000~5000kmになります。
さっそく、交換を。
使っていたプラグを外し、、、
新品を取り付けます。
ネジ部にはかじり防止のコンパウンドを塗ります。
そして、取り付けです。
プラグ交換作業はこんな具合になりますが、、、エンジンの本体にねじ込んで取り付けをいたしますので、細心の注意を払ってする作業になります。
ナナメに入れてネジを壊してしまったり、、、締め付けの時に締めすぎてネジを壊してしまった! なんて事が無いようにしないといけません!
たかがプラグの交換ですけど、ネジを壊してしまうと、エンジンを分解してシリンダーヘッドの修理、または交換をする事になります。
そんな事になったら大損害です。。。
なので細心の注意でする作業になります。
交換したプラグですが、、、
シックネスゲージでギャップを測ったところ、それほど広くはなっていませんでした。
写真のシックネスゲーが0.90mmです。
1.00mmを入れようとしたのですが入りませんでしたので、通常のギャップの範囲だと思います。
が、
電極はやっぱり丸まってきていますね。
プラグのスパークは角から角に飛ぶと言われています。
雷もそうですよね。
ですので、中心電極と外側電極が丸くなってきていますね。
このスクーター、新車から10000kmの走行で、プラグの交換は今までしていないそうです。
老メカイシダ、メカになってちょうど40年が経ちました。
この40年の中で、プラグトラブルのバイクの修理をたくさん見てきました。
プラグの値段?昔から変わっていませんね。
上に3本のプラグの写真がありましたが、その中の一番下のプラグで¥486-(¥450-税抜き)です。
大昔から変わらぬお値段です、
プラグは消耗部品です。
今説明した様に、強いスパークが電極に飛びます。
そして金属で出来ている電極が少しずつではありますが、消耗します。
で、最後は、、、
こんなになったり、、、
いたします。
エンジンも不調になり、止まってしまう事もあるでしょう。
プラグのトラブルで、エンジン内部が壊れてしまう事もあります。
という、重要な部品のひとつがプラグです。
調子を崩す前に交換するのがベストですので、走行で管理して定期交換をいたしましょう。