かっこいいエンジンの修理ですが、、、
お預かりした時のオーナー様の訴え・症状は、、、
『エンジンが暖まってくるとアイドリング回転が少しづつ上がってくるんです。。。キャブは自分で内部の確認はしたんですけど悪そうではなかったし。。。スロットルワイヤーが引っかかってるのか???』
この様な内容でしたので、、、
左クランクシャフトオイルシールがスポスポでしたので、、、シール交換で改善すると思いますが、、、
キャブレターはオーナー様が点検はしていますが、、、やっぱり自分の目で見て確認をします。。。
開けてみましたが、、、キレイで特に問題は無かったですねええ。。。
一応、、、油面の確認もしときますかね。。。
このキャブレターもそのままでは油面を確認する事が出来ませんでしたので、、、
少し前に古~いバイクのキャブレターの油面点検の時に作った、、、
メインジェットとパイプをつなぎ合わせた老メカのオリジナルスペシャルツールを使って、、、(たまたま使う事が出来ました)
油面の確認をいたしました。。。
油面のサービスデータは、、、
古~いバイクですので、、、データが解りませんでしたので、、、とりあえず計ってみます。。。
↓ 青矢印の部分にちょこっと見えているのが オーバーフローパイプ の先端になります。。。
ここまでガソリンの油面が上がってしまうと、、、ガソリンを外に捨ててしまいます。。。
この捨てちゃう状態がオーバーフローですので、、、油面はオーバーフローパイプ先端より下になりますね。。。
ホースをセットして、、、ガソリンを注ぎ込み、、、油面を確認すると、、、
見難いですが ↓ 青い線のところが油面でした。。。
まあ、、、オーバーフローパイプ先端より数ミリ下になっていれば大丈夫かな、、、と、今までの経験的にはOKですかね。。。
取り付けには、、、Oリングやパッキンも新しくして、、、
エンジンに戻しましたね。。。
オーナー様が、、、
『エンジンが暖まってくるとアイドリング回転が少しづつ上がってくるんです。。。キャブは自分で内部の確認はしたんですけど悪そうではなかったし。。。スロットルワイヤーが引っかかってるのか???』
と、、、スロットルワイヤーも心配していましたので、、、
ワイヤーの点検、、、
では無くって、、、
スロットルワイヤーアッセンブリー(オイルポンプワイヤーも含みます)の新品交換もいたしました。。。
このバイク、、、超古~いモデルのバイクですが、、、
新品のスロットルワイヤーアッセンブリーがメーカーから簡単に! 普通に! 入荷いたしました!
皆さん古~いバイクにお乗りの方の一番の心配は 部品の入手 ですが、、、
スズキさん!素敵!です。。。
新品が使えるなんて。。。
新品のワイヤーですが念のためにグリスアップもして組み上げました。。。
古~いバイクの整備でした。。。
古~いバイクですが純正部品の供給がまだあるなんて助かりますね。。。
ついでにブレーキワイヤーとクラッチワイヤーの在庫も調べましたが、、、在庫ありでした。。。
ので、、、エンジン左カバーを外していましたのでついでにクラッチワイヤーも交換もいたしました。。。
どうですかね、、、直れば良いのですが、、、お預かり中の試乗ではアイドリングの不安定は出なかったと思いますが、、、
もうひとつ不安部分もありますが、、、そこは宿題に。。。
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