数日前にオイル交換に来ていただいた方のバイクですが。。。
エンジンオイルを気遣い来店くださり、点検そしてオイルの交換をしてその時はお帰りになりました、、、が、
そしてこのバイクのオーナー様、ふと手元を見て、、、
ブレーキマスターシリンダーのマドの油面が気になってしまったそうです。
そして再度ご来店です。
お客様になぜ油面が下がっているのかを説明して、、、
ブレーキパッドを点検しました。
当然のようにブレーキパッドは、、、
すり減っていて、交換時期でした。
新品と比べると、、、
使いすぎです。
パッドが減った分、キャリパーのピストンが出ますので、その分マスターシリンダーの油面は低くなるのはもちろんですが、この油面が低くなったのがパッドの減りとイコールだとは限りませんので、各部の点検は必要ですね。たとえばホースより漏れていたりだとか。
特に他には異常はありませんので、パッドは交換いたしました。
お客様が興味を持って、マドからの油面に気が付いてくれただけだも事故防止になりますよね。
日常点検って大事です。
ですが、マドから見えるブレーキフルードの色が、、、
汚れて見えます。
このあたりも説明をいたしまして、、、フルードの入れ替えと、タイヤも減っていましたので交換を、という作業に発展いたしました。
マスターシリンダーのフタを外すと、、、ダイヤフラムというパッキンがあるのですが、
かなりの年数を開けた事が無い車両の場合、この様に水分が溜まっています。
この水分がフルードに混ざり、入ってしまうとフルードの性能が落ちてしまいます。
フルードの沸点が下がってしまうんですね。
という事は、、、ブレーキが過熱した場合にベーパーロック現象が早い温度で起きてしまいます。
なので、この様な部分の点検も必要ですね。
ダイヤフラム、交換したーい。です。(でも突然の修理なので、今回は見送りです)
いやいやあまり良い状態ではありませんので、マスターのオーバーホールをしたいですねえ。。。
今回はフルードの入れ替えをいたします。
フルードは汚れきっています。
バキュームで吸い取って、、、
キャリパーからも吸い取って、、、
エアー抜き作業で新しいフルードに入れ替えです。
タイヤの交換をする為にホイールを外したら、、、
ハブのオイルシールもグリス分がまったくありません。
オイルシールの交換もしたい!です。
お買い上げいただいて8年?くらい経っています。
で、各部を分解していくと今回の様に部品交換をしたい部分が多々あります。
ゴム部品は年月で劣化していきますので、交換!リセットが必要ですね。
この車両は250ccですので車検がありませんので、この様な状態でオーナー様は使用していましたが、定期点検に持ち込んでいただければ、悪い部品や次回点検まで持たない部品を予防交換する事ができます。
老メカはこれって大事な事だと思うのですが、皆様はどう思われますか???
50ccでも250ccでも車検はありませんが、車検整備を時にはした方がいいですね。
今回はオーダー整備で、個々に積算いたしますので割高?になってしまいます。
当店の点検メニューの2年点検(車検整備)で作業をすると、もっともっと点検箇所の整備が出来るし、料金もパックになっていますので割安になります。
是非、ご相談ください。
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