今年も御雛様をだしました。
いつもは、お内裏様しか飾らないんですが、今年は大臣様も出しました。
これが、私の御雛様の全部です。これは昭和初期”久月”の物らしいです、
私は覚えがないのですが、物心ついたときにはこれだけありました。姉のお下がりらしいのですが、
姉に聞いたら姉も親戚から貰ったらしいと、、、そこらあたりの事情は今となっては???
御雛様も自慢ですが、何よりの自慢の品はこれです!!
金屏風ですが、母の手作りです。私が小学生の頃はもうあったので、昭和20年代後半か30年代初めに
作ったと思われます。この時代に作ったのにまだ十分使えて綺麗でしょ。
何故か、このお人形もずっと一緒にあるんです。
お嫁に行くとき、このお雛様は良い物だからと持たせてくれた父にも感謝です。
父が持たせてくれなかったら今ここにこうしてあったかどうかも解らないですものね。
子どもの頃、母がひな壇の代りにお餅を入れる”もろぶた”を重ねてその上に赤い布を敷いてひな壇を
作ってました。雛あられはかき餅の割れたのを母がフライパンで火鉢で炒って作ってくれた姿を今も思い出し
このお雛様を出すと、母がとても懐かしく愛おしく思い出すんです。
私達が子どもの頃は自分のお雛様を持ってるなんて一握りの子だけだったので当時からとても自慢でした。
今は、お雛様がある事も自慢ですが、母の思いが一杯詰まった大切な私の”宝物”になってます。
ありがとね、母さん、今これを書いてたらたまらなく母に会いたくて涙が出てしまいました、、