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ユニー:柴田店・来年2月閉店 地元の商店主ら、存続求め署名活動 /愛知 

2006-11-19 13:43:37 | Weblog
ユニー:柴田店・来年2月閉店 地元の商店主ら、存続求め署名活動 /愛知 2006年11月17日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061117-00000009-mailo-l23
◇地元の商店主ら「地域が空洞化」
 ユニー(本社・稲沢市)の柴田店(名古屋市南区柴田本通)が来年2月に閉店することになり、地元の商店主ら約300人が集まって16日、店の存続などを求める署名活動を名古屋の繁華街で行った。「地域の空洞化が生じて客足が鈍り、周辺商店に新たな閉店を引き起こす」と危惧(きぐ)する商店主に対し、ユニー側は「民間企業である以上、売り上げの落ちている店を存続させるわけにはいかない。納得してもらえるよう地元と話し合っていく」としている。
 市商店街振興組合連合会などによると、県内では、大型店の出店に対する商店主らの反対運動は各地で行われているが、閉店への活動は珍しいという。
 ユニー柴田店の関係者が7月、約50の商店主が加盟する柴田商店街振興組合に「採算が取れないので来年2月に閉店します」と伝えた。商店主らは10月15日から地元を中心に署名活動を開始。さらにこの日は、名古屋市中区錦の公園で大々的な街頭キャンペーンを行い、通行人らに署名を呼びかけた。
 連合会の川北信彦事務局長は「ユニーは柴田店を閉店、稲沢市と豊山町に新規出店予定と聞く。大型店がなくなると商店街への影響に加え、さらに、車に乗れない近くの高齢者は買い物をする場を失ってしまう」と話す。集まった署名は県や市などに提出する予定だ。
 柴田店は、1970年出店。ユニーによると、ピーク時に年間50億円近くあった売り上げは、現在は3分の1以下になってしまったという。ユニーの広報担当者は「近隣の他店との競合などで売り上げは激減し、閉店は致し方ない。商店街の方の気持ちも分からないではないが……」と困惑している。


 ユニー柴田店は名鉄大同町駅より徒歩10分の国道247号線沿いの大同町駅と柴田駅のちょうど真ん中あたりに位置していますが、おそらくは建替えの時期に来ていて適切な大きさの駐車場を確保する見通しが立たない、店舗としても赤字なことが閉店を検討している理由ではないかと思います。
 ただ、地元としては百貨店が抜け落ちた後の地方都市の衰退の事例をいくつも見聞きしているだけに、大型店舗を閉鎖されることは商店街全体の生き残りにも左右するとして、また地元の高齢者の買物の場が奪われることもあり、異例の撤退反対運動を起こしているようです。
 ちなみにユニーの社債格付けはセブン&アイ・ホールディングスに次ぐ高さを誇っていますし、過去にはユニーの不採算店をアピタなどの食品メインの業態に多数建替えてきた実績もあります。この店についても食品専門店のような形で何とか残す方法はないのか…などと、ついつい期待してしまいますね。


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