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豆腐、16年ぶり本格値上げへ 大豆価格高騰で

2013-09-22 11:51:25 | Weblog
豆腐、16年ぶり本格値上げへ 大豆価格高騰で 2013年9月22日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0921/TKY201309210041.html?ref=com_top6
 豆腐の値段が上がりそうだ。近畿地方の業者が10月に2割出荷価格を引き上げる予定で、北海道や長野でも同様の動きが広がる。原料となる大豆の価格が円安などで高くなっているためだ。全国に広がれば、16年ぶりの本格的な値上げになる。
 中小・零細業者が大半を占める豆腐メーカーは、出荷先が地元に限られるケースが多く、地域ごとに価格がそろう傾向が強い。
 近畿豆腐油揚販売協議会に加盟する関西2府4県の豆腐メーカー18社は、10月から出荷価格を2割引き上げる。そのうちの1社、「京都タンパク」の主力商品の店頭価格は、1丁75円前後。引き上げ後の出荷価格を店頭価格に反映すれば、90円前後になる。
 同社の八陳康夫社長は「出荷先のスーパーさんに契約を切られないよう、乾いたタオルを絞る思いで無駄を削ってきたが、もう限界や」と話す。



 う~ん。豆腐と一言に言っても、近所に昔からあったような店舗兼住宅っぽい豆腐屋はほとんど淘汰されてしまい、一見惣菜屋風の独立した店舗を出すことができる豆腐専門店から、スーパーに卸す業務用が主流な業者まで、また値段一つとっても数十円~300円近辺と様々だと思いますし、指名買いの個人ファンの多いお店は比較的価格転嫁も可能だと思いますが、1円でも安くを最大のウリにしたり時には1000円以上お買い上げの方を対象に「○円」といった卵同様特売の目玉商品になることも決して少なくない、スーパーなど業務用が主流な業者の場合、価格転嫁に応じるのは中々難しく、値上げ交渉すると言っても、ぎりぎりまで胃が痛くなるような価格交渉を続けるしかなさそうですね。。
 本当に美味しい豆腐というものは、しょうゆをつけずにそのまま食べても美味しいと感じるもの。言い変えれば、そのまま食べて美味しいと思えないような豆腐では、その他大勢と一緒くたにされ、所詮は価格競争に巻き込まれる運命にあります。
 手厳しい言い方になりますが、本当に自社商品の品質に自信があれば堂々と値上げすればいいと思いますが、値上げで取引先や顧客を失う可能性も紙一重のリスクでどちらを選ぶのか。
 消費者の懐も厳しくなっているだけに、実質的には値上げできるのは顧客や取引先から見限られない自信があるごくごく一部の業者にに限られると思うんですけどね…。