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愛知 知多市長選 子育て支援に力 新人・宮島さん当選

2013-09-30 08:16:24 | Weblog
愛知 知多市長選 子育て支援に力 新人・宮島さん当選 2013年9月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20130929-OYT8T00990.htm
 29日に投開票された知多市長選は、自民、民主、公明の推薦を受けて手堅く選挙戦を進めた元県企業庁長の宮島寿男さん(65)が、無所属の新人3人による争いを制し、初当選を果たした。
 同日夜、知多市朝倉町の事務所に当選の報が入ると、集まった大勢の支持者から拍手や歓声が一斉にわき上がった。宮島さんは「皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました」と深々と頭を下げ、「子育てしやすい知多市を目指す。防災や減災対策、企業誘致にも取り組んでいく」と抱負を述べた。
 選挙戦で宮島さんは、「古里・知多市を元気にしたい」と訴えながら、長く県庁で働いた行政マンとしての実績を強調。多数の市議や労組などからの支援を得て、支持を広げた。
 これに対し、外科医師の竹内元一さん(63)は「知多市民病院の存続」や「観光の振興による市の活性化」などを訴え、元県警警察官の瀧澤俊雄さん(63)は「市長給与の削減」など行財政改革の必要性をアピールしたが、ともに支持を広げられなかった。
 当日有権者数は6万7502人。投票率は42・71%(前回43・03%)だった。
★愛知県知多市市長選挙結果
当 17023 宮島寿男(65)無新=自民、民主、公明推薦
  7337 竹内元一(63)無新
  3801 滝沢俊雄(63)無新


 愛知県知多市は、東海市と常滑市の間に位置する人口約8.5万人の1970年に市制移行した市で、市長選は現職の加藤功氏が引退を表明したことから、65歳で自民・民主・公明の推薦する65歳の宮島寿男氏、医師で63歳の竹内元一氏、元警察官で63歳の滝沢俊雄氏による3新人の争いとなりましたが、
 減災対策や企業誘致を訴えた宮島寿男氏が17023票を手堅く獲得して、
 医療・福祉の充実を訴え7337票を獲得した竹内元一氏
 市民サービスの向上を訴え3801票を獲得した滝沢俊雄氏 の両氏を退けて新人同士の争いを決めました。

堺市長選で維新敗れる、都構想反対の現職再選

2013-09-30 08:11:15 | Weblog
堺市長選で維新敗れる、都構想反対の現職再選 2013年9月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130929-OYT1T00522.htm?from=main2
 堺市長選が29日、投開票され、無所属で自民党支持、民主党推薦の現職、竹山修身おさみ氏(63)が、諸派で地域政党・大阪維新の会公認の新人、西林克敏氏(43)を破り、再選を果たした。
 大阪府と政令市の大阪・堺両市を再編する「大阪都構想」の是非が最大の争点で、都構想に反対する竹山氏の当選で堺市の不参加が確定的となった。2015年4月の都制移行を目指す大阪維新の橋下徹代表(大阪市長)の求心力低下は必至だ。
 竹山氏は29日夜、堺市内の事務所で「堺市民と大阪維新の会の戦いだった。自治都市・堺をしっかり発展させていきたい。市民がノーと言っており、都構想には参加しない」と述べた。
 大阪維新が支援する候補は、10年の結党以来、首長選で5連勝しており、落選は初めて。
 国政政党の日本維新の会は今年6月の東京都議選、7月の参院選で低迷。今回、「選挙に強い」とされてきた橋下氏がほぼ連日、応援に入りながら、敗北したことで、維新の退潮傾向がはっきりした。大阪だけでなく、国政への橋下氏の影響力低下は避けられない。
 選挙は、共産党、社民党大阪府連も竹山氏を自主的に支援し、「維新対反維新」の構図だった。投票率は50・69%(前回43・93%)。
★大阪府堺市 市長選挙結果
当 竹山おさみ 19万8431票
  西林克敏  14万0569票

また勝たなければ…維新の会・橋下氏、続投へ 2013年9月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130929-OYT1T00731.htm
 堺市長選で日本維新の会の橋下共同代表が率いる地域政党・大阪維新の会の公認候補が敗れたことを受け、橋下氏は29日、堺市内で記者会見し、日本維新の会共同代表を辞任するかどうかについて「なぜ辞めるのか。また勝たなければいけない」と述べ、大阪維新の会の代表を含め続投する考えを示した。

「都構想への誤解広がった」 橋下代表、敗因語る 2013年9月30日 朝日 
http://www.asahi.com/politics/update/0930/OSK201309290140.html?ref=com_top6_2nd
 堺市と大阪市を特別区に再編し、広域行政を一元化する「大阪都構想」は、堺市民に受け入れられなかった。大阪維新の会の橋下徹代表は「堺がなくなるという間違ったメッセージが堺市民に広がってしまった」と敗戦の理由を述べた。
 29日夜、堺区にある維新公認の西林克敏氏(43)の事務所。関係者によると、朝日新聞を除く報道各社の取材に応じた橋下氏は敗因をこう分析した。
 「まず、竹山市政が評価されたのが第一。第二が僕に対しての批判。第三が都構想についての誤解が堺市民の中に広がってしまったことだ」。その声に力はなかったという。

「維新に打撃」「国政影響ない」 堺市長選、各党の反応 2013年9月30日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0929/TKY201309290158.html
 堺市長選の結果について、主要政党の幹部は29日、記者会見や談話でコメントした。

■市田忠義・共産党書記局長
 東京都議選と参院選で、日本維新の会は、昨年末の総選挙の時に比べて、大きく得票と議席を後退させる結果になった。いわゆる、自民も民主も嫌だ、という勢力の受け皿として「第三極」と言われていたのが、非常に廃れていた。今回の堺市長選では、いわば橋下徹共同代表の支持基盤の強い大阪で、維新が擁立した候補者が勝つかどうかは「今後の維新の命運を決める」と橋下氏自身が言っていた。「これで負けたら終わりだ」と自ら言っていたわけで。それで敗北をしたことは、国政レベルでも、すでに陰りが見えていたことに引き続いて、大きな打撃を被ったと思う。(党本部での記者会見で)

■馬淵澄夫・民主党選挙対策委員長
 今回の堺市長選挙では、大阪維新の会が提唱する「大阪都構想」実現の是非を問うことが一大争点となりました。しかし、維新のいう「大阪都構想」は、ともすれば「行政の効率化」の名の下で、歴史的経緯・経過の中で構築されてきた地域の成り立ちを軽視し、住民の目線とはかけ離れたものとなる懸念が明らかになっています。
 竹山修身候補は、堺市の行政の長として、この「大阪都構想」を冷静に吟味し、地域のことは地域で決める本来の「地域主権」を守るための決意を示してこられました。民主党は、竹山候補のこの決意に共鳴し全力で支援を行い、地域住民の思いを結集することができました。(談話)

■渡辺喜美・みんなの党代表
 みんなの党は(堺市長選で)、どちらの陣営に対しても中立を保ってきた。再選された竹山市長にはより良い市政運営に尽力されることを期待する。堺は中世から自治都市であった。堺市解体論にくみしなかった有権者の審判を、みんなの党は真摯(しんし)に受け止め、今後の大都市制度論を考えて参りたい。(談話)

■石破茂・自民党幹事長
 (堺市長選での自民党支持の現職当選は)大阪における我が党の党勢回復に一つの助けになると思う。(勝因は)第一に知名度だ。相手の方は新人。そして、堺の自治を守るという主張が受け入れられた。
 この選挙結果が国政に影響を与えるとは思っていない。憲法、国会改革に対する維新の会の主張が今回の選挙で変わるようなら、かなり違和感がある。今後も維新の会とのスタンスをかえるつもりはない。
 自公連立を捨てて、それでは維新と組みましょうということは全く想定していない。憲法の問題では公明党との理解をうるべく最大限の努力をするし、公明党がだめなら維新というようなことは、少なくとも私自身は全く考えていない。(東京都内で記者団に)

■山口那津男・公明党代表
 (堺市長選には)我が党は自主投票で臨んだので、冷静に受け止めたい。(橋下徹氏の今後は)維新の会の中の問題なので、維新の会としてお考えになればいいだろう。橋下さんは大阪市長という立場で市民のために今後しっかり努力をしていただきたい。(東京都内で記者団に)

■河村建夫・自民党選挙対策委員長
 「何でも橋下がいい」ということではないことが証明された。あくまで一市長選挙の結果であり、自民党として日本維新の会との関係に影響があるものではない。(朝日新聞の取材に対し)

■松野頼久・日本維新の会国会議員団幹事長
 結果は大変残念だった。大阪都構想のメリットが堺市民にうまく伝わらなかった。ただ、今回の選挙結果で都構想すべてがつぶれたわけでもない。我々国会議員団は、法律を通すという意味で都構想をバックアップするのは変わりない。
 橋下徹共同代表とは、また一緒に先頭に立って頑張っていきたい。党内からの不満も特にないと思う。今回の堺市長選は、国会議員団が主体となった選挙ではない。今回の選挙について国会議員団で総括をする立場にはないと思っている。(堺市内で記者団に)

■東徹・日本維新の会総務会長(参院議員)
 堺がなくなるんじゃないですよ、ときちっと言えるようなメッセージを出せなかったことが悔しい。
 色々と厳しい影響はこれから出てくると思うが、大阪都構想は、大阪のためではなく日本のためにやっていかないといけないという思いは変わらない。
 (堺市長選での敗北は)野党再編には、そんなに大きく影響は出ないのではないか。(党内の東西対立についても)あまり影響は無いんじゃないか。堺市長選で負けたからと言って、国会議員団の中から大阪側に対して「選挙負けたじゃないか」なんてことにはならないと思う。(堺市内で記者団に)

■福島瑞穂・社民党選対委員長
 社民党(大阪府連合)が支持した現職の竹山修身氏が、堺市長選で2期目の当選を勝ち取った。大阪都構想への堺市への参画は事実上なくなるとともに、大阪における橋下・維新の会の不敗神話は崩壊し、党解体の危機を迎えた。
 竹山氏は、大阪都構想は堺市の権限を奪い、堺の自由や自治、歴史が分割されるとして強く反対し、「堺はひとつ、堺をなくすな」と強く訴え、幅広く支持を集め勝利した。今後、大阪都構想については、堺市の参画を抜きにして進められるだろうが、引き続き、地域の実情を無視し、分権に逆行する大阪都構想に反対していく。(談話から)




 2005年02月に美原町を編入。同年4月に長年の念願だった政令指定都市に昇格した人口約84.1万人の堺市長選挙で、竹山氏が当選確実になったところまではお送りしましたが、投票結果は現職竹山氏19万8431票 VS 西林氏14万0569票 と新聞各紙が投票締切時間直後に一斉に竹山氏の当選確実を報道した割には、それ程大きな差がついたわけではなかったようですね。
 各区別で見ると、南海高野線沿いの泉が丘や(運転免許の更新などで大阪府民が利用することも多い)光明池などのある南区でこそ西林氏がわずかに竹山氏をリード、旧三原町の三原区も8875票VS6359票と中々の接戦も、他の5区では現職が知名度の差や都構想反対への想いもあり竹山氏が大差を付けた模様。
 そもそも民主推薦・自民支持・共産や社民が自主推薦として現職の応援に回る形そのものが他の地域では滅多に見られない光景だったと思いますが、挑戦者の西林克敏氏も橋下氏が知事だった時代に「地方分権を唱える知事が、堺市長選挙に介入し自分の意のままになるように市政を誘導としようとしていることに憤りを感じて止みません。堺市民の底力で大阪府からの不当な支配に打ち勝ちましょう!!」、「地方分権を唱える知事の不当な支配に打ち勝ちましょう」と訴えていたそうで、その西林克敏氏が維新の会の公認候補になった時点でかなり顰蹙を買っていた模様。
 大阪市長で日本維新の会共同代表である橋下氏は代表の続投を表明すると共に、「堺がなくなるという間違ったメッセージが堺市民に広がってしまった」と弁明したようですが、どんな形であれ自治体の役割が減りバス路線などの公共交通網が縮小されたりすれば不便を被るのは当の地元民ですし、せっかく政令指定都市になったのに権限を縮小されては面白くもない。
 2000年代になって相次いで政令指定都市に昇格した各市と半世紀前から制定指定都市への昇格を目指していた堺市とではその想いにかける情熱もケタ違いに違います。
 誤解?を解こうにも、そもそも候補選定の段階で人選ミスだったのでは? としか言いようがありませんね。