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「美人過ぎる市議」藤川さん、今回もトップ再選

2011-04-25 06:47:27 | Weblog
「美人過ぎる市議」藤川さん、今回もトップ再選 2011年4月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110424-OYT1T00619.htm
 青森県八戸市議選は24日投開票が行われ、「美人過ぎる市議」で知られる藤川優里さん(31)(自民)が2007年の前回選に続きトップ当選で再選を果たした。
 藤川さんは昨年夏の参院選で、自民党の比例選候補に名前があがったが、出馬を見送った。
 今回の統一選では、父親で元八戸市議の藤川友信氏(62)(自民)が前半戦の県議選(八戸市選挙区)で初当選している。


 

 市議会議員選挙と言えば、本人の政治家としての地元での実績よりも、「美人過ぎる市議」として また自民党の若手議員の応援演説にも迫力ある応援演説で知られる藤川優里氏が前回選挙に引き続き、トップ当選(藤川優里氏5563票。参考までに二番目に獲得票数の多かった三浦博司氏は3640票)を決めました。
 まあ、この人の場合、市議会議員としては知名度が全国レベルですし、加えて自民党の比例選候補に名前が挙がるも「地方自治に専念したい」と固辞したことが、逆に地元での評価を上げたといったこともあるでしょうし、先月の東北沖地震で八戸市も少なくない被害を被っている(八戸市は震災で住宅1100棟以上が全半壊するなどの被害を受け、24日時点でも約50人が避難所生活を余儀なくされています。)だけに、地元民も若手でそれなりに実績も積み上げている彼女への期待が引き続き高かったということもあったのではないかと思います。


阿久根市は反竹原派過半数、竹原氏妹トップ当選

2011-04-25 06:42:11 | Weblog
阿久根市は反竹原派過半数、竹原氏妹トップ当選 2011年4月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110424-OYT1T00615.htm?from
 議会を無視した専決処分を繰り返し、今年1月の市長選で竹原信一・前市長(52)が落選した鹿児島県阿久根市。
 解散請求(リコール)の成立に伴う同市議選(定数16)では、反竹原氏派が10議席と過半数を維持し、「竹原流改革」を巡る2年8か月にわたる混乱は収束に向かう見通しとなった。
 竹原氏派は「反竹原氏派中心の議会や西平市長は何ら改革策を打ち出していない」などと刷新を訴え、11人を擁立。告示直前に立候補を表明した竹原氏の妹の竹原恵美さん(39)はトップ当選したが、過半数には届かなかった。




 市議選レベルで全国区の注目を集めていたといえば、やはり市長&市議会双方が市民にNO! を突き付けられた阿久根市議選だと思いますが、竹原派は前市長である竹原信一氏の妹の竹原恵美氏が1628票を獲得し、2番目に獲得票数の多かった木下たかゆき氏の970票に658票の圧倒的大差をつけるぶっちぎり当選を決めたものの、11人擁立した他の竹原派は知名度のある竹原恵美氏に票を奪われる形で 解散前の4議席から2議席議席数を増やしたものの、引き続き反竹原派が10議席を獲得しました。
 落選候補の中には27票しか獲得できていない「一体何なんだ?」と思わせられる候補もいたようですが、西平市長はどう新しい市議会の舵取りをしていくのでしょうか…。

 議員報酬を元に戻した西平市長には感情的批判の声も少なくないものの、そもそも法手続きを無視して行われた行為そのものに問題があるわけで、議員報酬の水準に問題があればある程度の時間を設けて適正水準に直していけばいいだけのことと、とにかく法律を遵守することが最優先と考える私などは思うのですが、前市長の妹がトップ当選を決め、市民の潜在的不満が依然強いことが間接的に証明される中、西平氏がどう舵取りを続けていくのか 引き続き注目されることになりそうです。

吹田市長選、「大阪維新の会」新人が初当選

2011-04-25 06:32:23 | Weblog
吹田市長選、「大阪維新の会」新人が初当選 2011年4月25日 読売
 24日投開票された大阪府吹田市長選で、橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」の新人で前府議の井上哲也氏(54)が、4選を目指した現職の阪口善雄氏(62)(無=民主、社民推薦)、地域政党「龍馬プロジェクト×(かける)吹田新選会」の新人で前市議の石川勝氏(42)(みんな推薦)ら3人を退け、初当選を果たした。
 統一選前半戦の大阪府議選と大阪・堺両市議選でそれぞれ第1党に躍進した維新の会にとって、井上氏は後半戦唯一の公認候補。橋下知事が告示後に2回、応援に入るなど全面支援し、既成政党不信を背景に着実に得票を伸ばした。

民主党・樽床氏、大阪府連会長を辞任へ 2011年4月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110425-OYT1T00057.htm
 民主党大阪府連代表の樽床伸二衆院国家基本政策委員長は25日未明、統一地方選の結果を受けて大阪市内で記者会見し、「目標にはるかに及ばなかったことを重く受け止め、責任をとる覚悟を持っている。けじめが必要だ」と述べ、府連代表を辞任する意向を表明した。
 民主党は10日に投開票された前半戦の大阪府議選と、大阪、堺両市議選で、地域政党「大阪維新の会」の勢力拡大のあおりを受けて前回の計45議席から23議席へと大きく後退。後半戦も伸び悩んだ。府連内には、樽床氏が辞任の意向を示すことで、党執行部に統一選敗北の責任を問う狙いがあるとの見方がある。
★大阪府吹田市 市長選挙結果
当 54662(40.5%) 井上哲也 54 維新新 1 維新の会役員
  45881(34.0%) 阪口善雄 62 無(民・社) 現 市長
  17832(13.2%) 正森克也 44 無(共) 新 社福法人理事
  16524(12.2%) 石川勝 42 龍馬(み) 新 政治団体代表




 う~ん。名古屋の河村市長率いる減税日本の勢いはすっかり止まってしまいましたが、橋下府知事率いる維新の会の勢いは2週間経過した統一地方選後半になっても一向に衰えていないようですね…(吃驚
 大阪府吹田市は、府北部に位置する千里ニュータウンが建設されたことで有名になった人口35.5万人程の市で、市長選は、3期12年現職を務め民主と社民が推薦する62歳の阪口善雄氏に対して、維新の会役員で54歳の井上哲也氏、政治団体代表でみんなの党が推薦する42歳の石川勝氏、社福法人理事で共産党が推薦する44歳の正森克也氏が挑戦しましたが、
 吹田市職員の給与の高さなどを挙げ、「まさにチェンジ、チェンジ、チェンジ」と市政改革の必要性を訴えた井上哲也氏が54662票を獲得し、
 「吹田の自治を、維新の手から命をかけて守り抜く」と訴え民主・社民の推薦を受け45881票を獲得した阪口善雄氏、
 東日本大震災を受け「有事の際の自治体の在り方が問われている」と防災や福祉の充実を地道に訴え17832票を獲得した正森克也氏、
 「しがらみを断ち切る」と草の根からの訴えを行い16524票を獲得した石川勝氏 
 を破り初当選を決めました。

 まあ、現職の阪口善雄氏も、今回自民と公明が推薦に回らなかったことで支持基盤の一部を取り崩されたとはいえ、いくら維新の会の威勢があったとはいえ井上哲也氏も同じく変革を求める石川候補と票が分散してしまったはず…。それにも関わらず現職に9000票近い大差をつけての当選とは(結果はともかくこれほどまでに票差が開くのは)正直意外でした。
 とはいえ、期待度が高いだけに当然手腕にも注目が集まると思いますが、いくら維新の会に勢いがあるからといって、阿久根市のように地方公務員の給料をいきなり大幅削減などという強硬手段を取れば市制が大混乱に陥りかねないだけに、いかに橋下流のしたたかな交渉術を見せるか、この新市長が1期4年でどれだけの実績を残すかが問われていくことになるかと思います。

世田谷区長選、前衆院議員の保坂氏が初当選

2011-04-25 06:29:20 | Weblog
世田谷区長選、前衆院議員の保坂氏が初当選 2011年4月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110424-OYT1T00620.htm?from=main4
 東京・世田谷区長選は24日投開票され、前衆院議員で新人の保坂展人氏(55)(無=国民、社民、新党日本支持)が、前区議会議長で新人の川上和彦氏(52)(無)、前都議で新人の花輪智史氏(44)(無=自民推薦)ら4人を破り、初当選を決めた。
 保坂氏は、1996年の衆院選で東京22区から社民党公認で出馬し、比例選で復活当選。3期務めたが2009年の衆院選で落選した。
★東京都世田谷区 区長選挙結果
当 83983(30.7%) 保坂展人 55 無(社・国・新日・ネ) 新 1 (元)衆院議員
  78444(28.7%) 花輪智史 44 無(自) 新 (元)都議
  60340(22.1%) 川上和彦 52 無新 (元)区会議長
 40831(14.9%) 菅谷康子 36 無所属(民・減) 新 (元)区議
  9963(3.6%) 慶野靖幸 59 無所属(共) 新 民商事務局長



 蔵替え選挙と言えば、こちらの選挙区も「元国会議員が一区長選に蔵替えか?」と注目を集めていたと思いますが、東京都世田谷区長選は、その元衆議院議員で社民・国民新党などが推薦する55歳の保坂展人氏、民主・減税日本が推薦する元区議の菅谷康子氏、(元民主党員で)今回は自民が推薦する44歳で元都議の花輪智史氏、元区議会議長で52歳の川上和彦氏、共産党が推薦する民商事務局長で59歳の慶野靖幸氏の5新人による争いとなりましたが、
 保坂展人氏が83983票を獲得し、自民が推薦に回り78444票を獲得した花輪智史氏に5500票差の僅差をつけて何とか逃げ切り。
 川上和彦氏は60340票、民主が推薦する菅谷康子氏は40831票、慶野靖幸氏は9963票でした。
 この選挙。与党の民主党と連立は解消したものの(支持という形で)同一候補を推すことが多かった社民が民主と分裂して双方が苦しい戦いになると思ったら、自民票も、都議会でこれまで反対していた築地市場移転の関連予算に自民・公明とともに賛成し今回は都連が支部の推薦決定を覆して推薦した花輪氏と元々自民系の川上和彦氏に割れてしまい、結果共倒れに…。
 保坂氏はその共倒れと知名度の高さに助けられる形になりましたが、自民陣営も4年後の次の選挙では候補を一本化してくるでしょうし、最初の1期4年間でどれだけの実績を残すことができるかが、強く求められることになりそうですね。

衆院愛知6区補選:自民・丹羽氏が当選 減税日本新人破る

2011-04-25 06:16:15 | Weblog
衆院愛知6区補選:自民・丹羽氏が当選 減税日本新人破る 2011年04月25日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110425k0000m010100000c.html
 衆院愛知6区補欠選挙は24日投開票され、自民元職の丹羽秀樹氏(38)が減税日本新人の川村昌代氏(44)ら4候補を破り、2回目の当選を果たした。自民党は09年衆院選で愛知県内15小選挙区で全敗したが、党勢回復が進んでいるとみて終盤国会で菅政権との対決姿勢を強める構え。一方、「不戦敗」に終わった民主党では、統一地方選の結果とも絡んで菅直人首相の政権運営に批判が強まりそうだ。河村たかし名古屋市長が率いる減税日本は初の国政選挙に臨んだが及ばなかった。
 補選は民主党の石田芳弘前衆院議員が2月の名古屋市長選に立候補するため辞職したのに伴うもので、東日本大震災発生後、初めての国政選挙となった。3月の名古屋市議選で第1党となった減税日本が国政に進出できるかが注目されたが及ばなかった。投票率は09年衆院選の69.87%を下回る41.94%。
 自民党の谷垣禎一総裁は24日夜、丹羽氏の当選が確実になったのを受けて党本部で記者会見し、「わが党の経験、能力に基づく安定感、震災への対応に一定の評価をいただいた」と述べ、菅政権への対決姿勢を強める意向を示した。
 自民党は民主党不在の今回の補選を「負けられない選挙」と位置付け、谷垣氏や石原伸晃幹事長、小泉進次郎衆院議員ら知名度の高い議員を投入して総力戦を展開。丹羽氏は衆院議員を1期務めた経験をアピールし、東日本大震災の復旧・復興を中心に「日本の立て直しに取り組む」と強調した。
 一方、川村氏は「一人一人が元気になれば必ず日本も元気になる」と減税の必要性を繰り返し訴えた。河村市長と連携する大村秀章愛知県知事のほか、民主党の小沢一郎元代表に近い一部の同党国会議員も支援。しかし、増税論議が活発化する中、「苦しいときこそ減税」という主張は広がりを欠いた
★愛知県愛知6区 選挙結果
当 104328(61.4%) 丹羽秀樹 38 自元 2 (元)党青年局次長
  39308(23.2%) 川村昌代 44 諸新 減税日本副代表
  14369(8.5%) 河江明美 45 共新 党准中央委員
  7932(4.7%) 福原真由美 50 諸新 幸福実現党員
  3842(2.3%) 目片文夫 70 無新 (元)京大助教授



 愛知県愛知6区は、春日井市・犬山市・小牧市を管轄する選挙区で、2009年08月の衆議院選挙で初当選を決めた石田芳弘氏が名古屋市長選に出馬(するも落選)するため辞任したことから、選挙戦は、元党青年局次長で自民が推薦する(2年前の選挙で石田氏に敗れた)38歳の丹羽秀樹氏、減税日本副代表で44歳の川村昌代氏、共産党准中央委員で45歳の河江明美氏、幸福実現党員で50歳の福原真由美氏、元京大助教授 で70歳の目片文夫氏の5新人による争いとなりましたが、5人という大人数の争いながら自民元職で知名度の高い丹羽秀樹氏が6割を超える10万4328票を獲得し、開票終了時刻である昨晩20時の時点で当選確実となり圧勝。
 名古屋の河村市長率いる減税日本が推薦する川村昌代氏は39308票の獲得に留まり、共産党が推薦する河江明美氏は14369票、幸福実現党の福原真由美氏は7932票、京大元教授の目片文夫氏は3842票 と結果を見届けるまでもない丹波氏の圧勝に終わりました。
 それにしてもこの選挙。与党の民主党が独自候補を擁立せず与党である民主党の不戦敗が決っていた中、結果も予想がついていたとはいえ、正直ここまで差が開くとは…(汗
 目片文夫氏に至っては、共産党系候補どころか幸福実現党系候補にも遅れを取る有様で「一体どんな選挙活動を行ってきたんだ?」という疑問さえ浮かぶのですが、衆議院の1議席を決める大切な選挙なのに、こんなに簡単に議席が決まってよいものだろうかと正直複雑な気持ちになりました。

夕張市長選、30歳元都職員の鈴木氏が初当選

2011-04-25 06:08:15 | Weblog
夕張市長選、30歳元都職員の鈴木氏が初当選 2011年4月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110424-OYT1T00576.htm
 北海道から30歳の全国現役最年少市長が誕生した。財政破綻し全国唯一の財政再生団体となった夕張市の市長選は、元東京都職員の鈴木直道さん(30)が初当選した。
 午後10時過ぎ、市内の事務所に現れた鈴木さんは、「私は人生をかけて、この夕張を再生するために、皆さんとともに手を取り合いながら頑張って参ります」と抱負を語った。
 1期4年を務めた前市長が市議選にくら替え、新人4人の争いを制した。千葉市の熊谷俊人市長(33)より若い現役最年少市長として、今後、300億円を超える負債を返済しなければならない夕張市の再建を託された。都職員時代に、応援で派遣された2年2か月の夕張生活で培った仲間の後押しなどが立候補のきっかけとなった。
★北海道夕張市 市長選挙結果
当 3569(45.2%) 鈴木直道 30 無新 (元)東京都職員
  2779(35.2%) 飯島夕雁 46 無(自・み) 新 (元)衆院議員
 1440(18.2%) 羽柴秀吉 61 無新 農業
 114(1.4%) 笹谷達朗 52 無新 食塩販売業



 北海道夕張市は道のほぼ中央に位置する人口1.1万人弱の市で、市長選は、あの各地の自治体首長選に立候補しまくり、4年前の前回選挙選でも1期4年を務めた前市長と接戦を繰り広げた羽柴秀吉氏(61歳)、元衆院議員で自民とみんなの党が推薦する46歳の飯島夕雁氏、元東京都職員で30歳と若い鈴木直道氏、食塩販売業で52歳の笹谷達朗氏による4新人の争いとなりましたが、
 赤字返済については「できる限り短くする」として国や道と交渉していく考えを示すと共に、医療体制については小児科など市民ニーズの高い診療科目の新設を訴えると共に、景気・雇用については「首都圏経済界とのつながりを生かしながら、空き校舎に企業・学校の誘致を目指す」と訴えた30歳の若い鈴木直道氏が3569票を獲得し、
 赤字返済については3期13年の返済、医療体制については脆弱な医療体制を補うため、栗山町や岩見沢市の医療機関に「夕張市民枠」のベッドを確保することを公約に掲げ、景気・雇用については「国や道とのパイプを活用し、企業誘致を働きかける」と訴え自民とみんなの党が推薦して2779票を獲得した飯島夕雁氏 に800票差近い差をつけて初当選。
 赤字返済については、メタンガス開発や石炭の露天掘り事業による自主財源確保で返済期間を「最短4年」に短縮すると独自の主張を行うと共に、医療体制については、救急医療のあり方について、「まずは市内の医療機関に役目を担ってもらいたい」として行政と市民、医療機関を交えた協議の場設置を掲げると主張。地下資源の開発事業による雇用創出や独自ルートでの企業誘致を掲げた羽柴秀吉氏は1440票と思いのほか伸び悩み、
 医療体制については市内の医療機関との連携を主張した笹谷達朗氏は114票 と完全に蚊帳の外で終わりました。

 それにしてもこの選挙区。前市長が「一議員として夕張を見守る」と市議選にくら買えする異例の選挙戦となったことから、一部週刊誌では「いよいよ(あの選挙戦出馬が大好きな)羽柴秀吉氏の天下取りか?」と面白半分に報じられたものの、その羽柴氏はまじめに選挙活動を行わなかったのか、それとも逆に市民の側が政策に現実味がないと厳しく受け止めたのか予想外に票が伸び悩む結果に…。
 正直、私などは知名度が高く年齢も46歳と(政治の世界ではまだまだ若手に分類しても差し支えない)飯島夕雁氏が一歩リードし、羽柴氏が追いかける展開を予想していたのですが、市民は30歳と若いしかも元東京都職員という(夕張には都の職員として2年2カ月派遣されていたとはいえ)埼玉県三郷市生まれの地元とはほとんど縁のない方をあえて選びましたが、30歳の若い市長は今後夕張をどう舵取りしていくのでしょうか…。
 10年3月に策定された財政再生計画では17年間で322億円の赤字を返済していくことを柱としているものの、夕張市の人口は財政破綻が発覚した06年6月から2326人も減少して現在は10839人と依然として人口の流出も止まらず、市内の診療所も常勤医が1人で回している状態。
 30歳というのは、一議員レベルでも初当選すれば全国レベルで祝福報道される程のビッグニュースですが、こちらは財政運営に苦しむ過疎の町とはいえ自治体のトップに就任。30歳の若手市長の市制運営が非常に注目される所ではないかと思います。